「シンセサイザーが印象的な有名曲を聴いてみたい」「邦楽や洋楽には、どんなシンセサイザーの名曲があるんだろう?」そんなふうに思ったことはありませんか?
曲のイントロで流れるキラキラした電子音、体に響くような低音、幻想的に広がる音色。シンセサイザーは、さまざまな形で音楽の魅力を引き出してくれる楽器です。
1970年代の電子音楽から1980年代のシンセポップ、1990年代のダンスミュージック、そして最近のヒット曲まで、シンセサイザーが印象的な楽曲は数多くあります。
ただ、シンセサイザーの音といっても、すべてが同じではありません。メロディーを担当する音もあれば、低音でリズムを支える音、背景で広がる音もあります。
この記事では、シンセサイザーが印象的な邦楽・洋楽の有名曲を年代別に紹介しながら、それぞれの聴きどころをわかりやすく解説します。
さらに、初心者が演奏の参考にしやすい曲や、有名曲に近い音色を作るための基本も紹介します。音楽を聴くのが好きな方も、これからシンセサイザーを始めたい方も、気になる曲から楽しんでみてくださいね。
この記事でわかること
- シンセサイザーが印象的な邦楽・洋楽の有名曲
- 1970年代から最近までのシンセサウンドの違い
- リード・ベース・パッドなどの役割と聴き分け方
- 初心者が演奏や音作りの参考にできるポイント
- 電子音とシンセサイザーを混同しないための注意点
シンセサイザーが印象的な有名曲
シンセサイザーの有名曲を探しているなら、まずは電子音が楽曲の印象を大きく左右している作品から聴いてみるのがおすすめです。
1970年代の電子音楽、1980年代のシンセポップ、1990年代のハウスやテクノなど、さまざまなジャンルでシンセサイザーは重要な役割を担ってきました。
シンセサイザーと聞くと、宇宙を思わせる不思議な音や、機械的な電子音を想像するかもしれません。しかし、実際の使い方はもっと幅広いものです。
トランペットのように力強い音、ストリングスのように滑らかに伸びる音、ベースギターのように低音を支える音など、楽曲に合わせて異なる役割を担当できます。
ただし、シンセサイザーが使われている曲と主役の曲は別という点は押さえておきたいところです。
イントロから電子音のメロディーが響く曲では存在を意識しやすい一方、歌声やピアノが中心の曲でも、背景の和音や低音にシンセサイザーが使われる場合があります。
また、電子的に聞こえる音が必ずシンセサイザーで作られているとは限りません。ドラムマシン、サンプラー、電子ピアノ、加工された楽器音なども音楽制作では重要な役割を持っています。
まず聴きたい邦楽・洋楽の代表曲
最初に聴いておきたいのは、シンセサイザーならではの音色やフレーズがわかりやすい楽曲です。
| 区分 | アーティスト・曲名 | 発表年 | 主な聴きどころ |
|---|---|---|---|
| 邦楽 | YMO「RYDEEN」 | 1979年 | 電子音による明瞭なメロディー |
| 邦楽 | TM NETWORK「Get Wild」 | 1987年 | 反復する電子音と力強い低音 |
| 邦楽 | globe「DEPARTURES」 | 1996年 | 広がりのある鍵盤系サウンド |
| 邦楽 | Perfume「ポリリズム」 | 2007年 | 細かな電子音と複雑なリズム |
| 洋楽 | Donna Summer「I Feel Love」 | 1977年 | 規則的に動くシンセベース |
| 洋楽 | Eurythmics「Sweet Dreams (Are Made of This)」 | 1983年 | 印象的な反復フレーズ |
| 洋楽 | a-ha「Take On Me」 | 1985年 | 明るく速いイントロのシンセリード |
| 洋楽 | Faithless「Insomnia」 | 1995年 | 鋭いシンセフレーズ |
| 洋楽 | The Weeknd「Blinding Lights」 | 2019年 | 1980年代風のシンセメロディー |
どの曲から聴けばよいか迷うなら、まずはYMOの「RYDEEN」とa-haの「Take On Me」がわかりやすいと思います。どちらも冒頭から電子音のメロディーが印象的です。
一方、Donna Summerの「I Feel Love」は低音の反復に注目したい曲。globeの「DEPARTURES」は、歌声を包む背景の音を聴くと特徴がつかみやすくなります。
- メロディーを聴きたい:「RYDEEN」「Take On Me」
- 低音を聴きたい:「I Feel Love」「Get Wild」
- 幻想的な広がりを感じたい:「DEPARTURES」
- 反復する電子音を楽しみたい:「ポリリズム」「Insomnia」
- 最近のポップスと比較したい:「Blinding Lights」
最初は普通に一曲を楽しみ、二度目はイントロや低音など、特定の音だけを追いかけてみてください。注目する部分を変えるだけでも、新しい魅力に気づけるかもしれません。
1970年代のシンセサイザー名曲
1970年代は、シンセサイザーが実験的な電子音楽からポップスやディスコへと広がっていった時代です。
アナログシンセサイザーによる独特の音色や、規則的に繰り返されるフレーズが大きな特徴となっています。
音を作る回路を組み合わせるモジュラーシンセサイザーなどが使われ、メロディーだけでなく、効果音や持続音も表現の一部となりました。
電子音楽の先駆けとなった邦楽・洋楽
Kraftwerk「Autobahn」(1974年)
ドイツの電子音楽グループ、Kraftwerk(クラフトワーク)が1974年に発表した作品です。
タイトルの「Autobahn」はドイツ語で高速道路を意味し、車で走る情景を電子音で描いています。
シンセサイザーによる旋律だけでなく、持続音や電子的な効果音、反復するパターンが重要な役割を果たしています。
特に注目したいのは、音色の変化そのものが楽曲の展開を作っているところです。
長く伸びる音の明るさや重なり方が変化することで、空間が広がるような印象を感じられます。
長尺のアルバム版と短縮されたシングル版があるため、じっくり電子音楽を楽しみたい場合はアルバム版にも注目してみてください。
Donna Summer「I Feel Love」(1977年)
「I Feel Love」は、電子的なディスコサウンドを代表する楽曲です。
制作にはジョルジオ・モロダーとピート・ベロッテが関わり、Moogのモジュラーシンセサイザーが重要な役割を果たしました。
この曲の魅力は、規則的に繰り返されるシンセベースです。低音のフレーズが動き続け、その上に歌声や電子音が重なります。
機械的な正確さがありながら、体を動かしたくなるような躍動感も感じられます。
低音がどの音程を繰り返しているか、リズムの中でどう動くかを意識してみましょう。ベースが一定の流れを保つことで、歌声の自由な表情が際立ちます。
シンセサイザーは派手なメロディーだけでなく、曲を前へ進める低音にも使えることがわかる一曲です。
Kraftwerk「The Model」(1978年)
「The Model」は1978年のアルバム『The Man-Machine』に収録された楽曲です。ドイツ語タイトルは「Das Model」です。
「Autobahn」と比べるとポップソングとして親しみやすく、電子音のメロディーと歌がコンパクトにまとまっています。
繰り返される電子的な伴奏と、無機質な雰囲気が聴きどころです。
1982年には英国シングルチャートで1位を記録していますが、楽曲自体の発表は1978年です。年代別に聴き比べるときには区別しましょう。
YMO「RYDEEN」(1979年)
日本のシンセサイザー音楽を語るうえで外せないのが、YELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)の「RYDEEN」です。
1979年のアルバム『SOLID STATE SURVIVOR』に収録され、高橋幸宏が作曲しました。
冒頭から流れる明瞭な電子音のメロディーは、一度聴くと耳に残りやすいフレーズです。
シンセサイザーによるリード、低音、電子的な伴奏が組み合わされ、独特の推進力を生み出しています。
主旋律を聴いた後は、その下にある低音にも耳を向けてみましょう。高音のメロディーだけではなく、規則的な低音やリズムとの組み合わせが楽曲の勢いを作っています。
1980年代のテクノポップを代表する曲として取り上げられることもありますが、初出は1979年です。
YMO「TECHNOPOLIS」(1979年)
「RYDEEN」と同じアルバムに収録された「TECHNOPOLIS」も、YMOを代表する楽曲です。
こちらは都会的で未来的な雰囲気がより強く感じられます。
機械的なリズム、反復するシンセフレーズ、電子的に加工された声の演出が組み合わされ、独特の世界観を作っています。
「RYDEEN」と聴き比べると、メロディーを前面に出す音楽と、都市的な音響表現を楽しむ音楽の違いがわかります。
1970年代のシンセサウンドの特徴
アナログシンセサイザーの音色そのものが楽曲の個性を作る重要な要素でした。単音のメロディー、反復するベース、電子的な効果音などが積極的に取り入れられています。
ただし、すべての曲がシンセサイザーだけで制作されていたわけではありません。他の楽器や録音技術との組み合わせにも注目しましょう。
1980年代のシンセサイザー名曲
1980年代になると、シンセサイザーはポップミュージックの中心的な楽器として広く使われるようになります。
耳に残るシンセリード、厚みのあるコード、ドラムマシンと組み合わせた電子的なリズムなど、この時代ならではのサウンドが数多く生まれました。
アナログシンセサイザーに加えてデジタルシンセサイザーも登場し、音色の選択肢が豊かになったことも特徴です。
洋楽シンセポップの代表曲
The Human League「Don’t You Want Me」(1981年)
英国のシンセポップを代表する楽曲の一つです。
シンセサイザー中心の伴奏に、男女のボーカルの掛け合いが組み合わされています。
歌の背後で鳴る細かな電子音に注目してみてください。メロディー、コード、低音、装飾など複数の役割を担当していることがわかります。
電子音が歌の隙間を埋めるように使われている点も特徴です。ボーカルを楽しんだ後、伴奏だけを意識して聴くとアレンジを理解しやすくなるでしょう。
Eurythmics「Sweet Dreams (Are Made of This)」(1983年)
Eurythmics(ユーリズミックス)の代表曲で、冒頭から繰り返されるシンセフレーズが強い印象を残します。
アニー・レノックスの力強い歌声と、少し暗さを感じさせる電子サウンドの組み合わせが魅力です。
低音と反復フレーズが楽曲の土台を作り、その上に歌が重なっていきます。
音符の数を増やさなくても、短いフレーズを繰り返すことで曲の個性を作れることがわかります。
制作には複数の電子楽器が関わっているため、印象的な音色を一つの機種だけで作ったと決めつけないことも大切です。
New Order「Blue Monday」(1983年)
「Blue Monday」は、シンセサイザーとダンスミュージックの結びつきを感じられる名曲です。
機械的なドラムのリズムに電子ベースが重なり、少しずつ楽曲の全体像が形成されていきます。
同じパターンが繰り返されても、音の重なり方が変わることで曲が展開していくところが特徴です。
最初はドラム、次に低音、さらに上に重なる電子音という順番で聴くと、各パートの役割が見えてきます。
1980年代のシンセポップと、その後の電子ダンスミュージックをつなぐ作品としても楽しめます。
Van Halen「Jump」(1984年)
シンセサイザーは電子音楽だけの楽器ではありません。ロックバンドのVan Halenが発表した「Jump」は、そのわかりやすい例です。
冒頭で響く厚みのあるコードサウンドが印象的で、ギターではなくシンセサイザーがイントロを主導しています。
代表的な使用機材として知られるのがOberheim OB-Xaです。
金管楽器を思わせる力強いシンセブラスの響きは、単音のリードが中心となる曲とは違った魅力があります。
ここで注目したいのは、複数の鍵盤を同時に弾くことで生まれる厚みのある響きです。
イントロの音の立ち上がりにも耳を向けてみましょう。音がはっきり鳴り始めることで、コードの力強さが際立っています。
a-ha「Take On Me」(1985年)
シンセサイザーが印象的な洋楽の有名曲として、特に知名度が高いのがa-haの「Take On Me」です。
イントロの明るく速いシンセフレーズは、楽曲を象徴するメロディーになっています。
1984年に初期版が発表され、世界的に知られるようになったのは1985年の再録版です。
制作にはRoland JUNO-60やYamaha DX7などのシンセサイザーが関わっています。
JUNO-60とこの楽曲の関係については、ローランド公式の歴史紹介でも取り上げられています。
シンセリードが前面に出ていますが、低音や伴奏も曲を支えています。
まずイントロのメロディーを聴き、その後で背景の電子音に耳を向けると、音の重ね方がわかりやすくなりますよ。
Pet Shop Boys「West End Girls」(1985年)
「West End Girls」は、落ち着いた都会的な雰囲気が魅力のシンセポップです。
派手なメロディーを前面に出すというより、低音やコード伴奏によって楽曲全体の空気を作っています。
語るようなボーカルと、静かに重なっていく電子音が印象的です。
明るいシンセリードだけがシンセポップの魅力ではないことを感じられる作品です。
日本のテクノポップとヒット曲
1980年代の日本でも、シンセサイザーはポップスやロックに広く取り入れられていきました。
YMOのテクノポップに加え、TM NETWORKのように電子音と歌、ロック的な力強さを組み合わせたアーティストが登場します。
YMO「君に、胸キュン。」(1983年)
「君に、胸キュン。」は、YMOの電子音楽的な要素を親しみやすいポップソングに取り入れた楽曲です。
明るいメロディーと電子的な伴奏が自然に組み合わされ、歌ものとして楽しみやすい仕上がりになっています。
「RYDEEN」と比較すると、シンセサイザーが中心となるインストゥルメンタルと、歌を支える電子サウンドの違いがわかります。
TM NETWORK「Get Wild」(1987年)
1987年4月8日に発売された「Get Wild」は、TM NETWORKを代表するヒット曲です。
テレビアニメ『シティーハンター』のエンディングテーマとしても知られています。
この曲の魅力は、力強いシンセベースと反復する電子フレーズが生み出す疾走感です。
イントロから電子音が楽曲の印象を作り、歌が始まった後もシンセサイザーが伴奏を厚く支えています。
特に低音に注目すると、楽曲を前へ進める力がどこから生まれているかを感じやすくなります。
後年には「GET WILD ’89」などの別バージョンも登場しています。最初は1987年のオリジナル版から聴き、その後でアレンジの違いを比較すると面白いでしょう。
TM NETWORK「Self Control(方舟に曳かれて)」(1987年)
「Self Control」も、シンセサイザーとロック的なリズムが組み合わされた楽曲です。
電子音の反復フレーズや厚みのあるコードが、楽曲に力強さを与えています。
「Get Wild」と続けて聴き、低音や伴奏がどのように歌を支えているか比較してみてください。
渡辺美里「My Revolution」(1986年)
小室哲哉が作曲した「My Revolution」は、1980年代のJ-POPを代表するヒット曲の一つです。
こちらはシンセサイザーが主役というより、バンドサウンドと鍵盤系の音色が組み合わされたアレンジが特徴です。
コード伴奏や高音域の装飾に注目すると、電子音が歌を引き立てる役割を担っていることがわかります。
1980年代の音作りに注目
この時代にはアナログシンセサイザーに加え、Yamaha DX7などのデジタルシンセサイザーも広がりました。
DX7は1983年に登場したFM音源方式のデジタルシンセサイザーです。音源の仕組みや開発の歴史は、ヤマハ公式のシンセサイザー50周年解説で確認できます。
アナログとデジタルでは音を作る方法に違いがありますが、いずれも多彩な音色を生み出すために活用されています。
1990年代のシンセサイザー名曲
1990年代は、シンセサイザーの活躍する場所がさらに広がった時代です。
洋楽ではハウス、テクノ、トランスなどのダンスミュージックが発展し、日本では打ち込みを取り入れたJ-POPが親しまれました。
1980年代と比べると、反復するフレーズや低音、ダンスビートを重視した楽曲が目立ちます。
デジタル音源、サンプラー、MIDIシーケンサーなども活用され、音を繰り返したり重ねたりする制作方法が楽曲の印象を左右しました。
洋楽のハウス・テクノ・トランス
Faithless「Insomnia」(1995年)
1990年代の電子ダンスミュージックを代表する楽曲の一つです。
静かな導入から徐々に盛り上がり、印象的なシンセフレーズが登場する展開が魅力です。
盛り上がる場面で響く鋭い電子音は、楽曲全体に強い緊張感を与えています。
どのタイミングでフレーズが登場するかによって、聴き手の受ける印象が変わることにも注目してみてください。
特徴的な音色の使用機材については情報が分かれているため、特定の機種だけで制作されたと断定できません。
1995年の初出より後に発売された機材を原曲の使用機材とする情報にも注意が必要です。
Robert Miles「Children」(1995年)
「Children」は、幻想的な雰囲気が魅力のダンスミュージックです。
最も印象的なのは美しいピアノ系のメロディーですが、背景には電子的なビートや広がりのある音響が重ねられています。
メロディーを担当する音と、楽曲の空間を作る音の違いに注目すると楽しめます。
まずピアノ系の旋律を追い、次に背景の持続音やリズムを聴いてみてください。
ピアノ系の音色が中心となる曲なので、シンセリードが主役の作品と同一視しないことも大切です。
The Prodigy「Firestarter」(1996年)
「Firestarter」は、激しいビートと歪んだ電子サウンドが特徴の楽曲です。
ロックのような攻撃性と、ダンスミュージックの反復的なリズムが組み合わされています。
明るいメロディーや幻想的なパッドとは異なる、荒々しい電子音の表現を知る例になります。
ただし、サンプリングや加工された音も含まれるため、すべての印象的な音がシンセサイザーだけで作られたわけではありません。
Daft Punk「Around the World」(1997年)
Daft Punkの「Around the World」は、反復するベースラインと電子音の組み合わせが特徴です。
同じフレーズを繰り返しながら、音の重なり方や配置を変えることで楽曲を展開させています。
最初に低音を覚え、その上に加わる音を順番に追ってみてください。音が追加される瞬間だけでなく、あるパートが消える瞬間にも注目すると面白いでしょう。
シンセベースや反復フレーズに注目したい人に適した作品です。
Alice Deejay「Better Off Alone」(1998年)
1990年代末のダンスミュージックを代表する一曲です。
明るく印象的なシンセメロディーと、一定の電子ビートが組み合わされています。
高音域で繰り返されるシンセリフはわかりやすく、トランス系の音色を聴く入門曲としても親しみやすいでしょう。
なお、1998年の初出と1999年以降の国際的なヒットは区別しておくと正確です。
邦楽の小室サウンドとダンス曲
1990年代の日本では、小室哲哉が関わった数々のヒット曲に、シンセサイザーや打ち込みによるサウンドが取り入れられました。
電子的なビート、明るいリード音、厚みのあるコード伴奏が歌と組み合わされ、独特のダンス系J-POPが広がりました。
TRF「EZ DO DANCE」(1993年)
1990年代の日本のダンスミュージックを語るうえで代表的な楽曲です。
電子的なビートと明るいシンセサウンドが一体となり、ダンスミュージックの要素をポップスに取り入れています。
リズムを支える低音や、歌の背景で動く電子フレーズに注目してみましょう。
メロディーの魅力とダンスビートが自然に組み合わされていることが感じられます。
篠原涼子 with t.komuro「恋しさと せつなさと 心強さと」(1994年)
力強い歌声と電子的な伴奏が組み合わされたヒット曲です。
ロック的な要素も感じられますが、シンセサイザーや打ち込みによる厚みのあるサウンドが重要な役割を果たしています。
サビでは特に、歌を支えるコード伴奏や低音に耳を向けてみてください。
globe「Feel Like dance」(1995年)
1995年8月9日に発売されたglobeのデビュー曲です。
電子的なダンスビートを中心に、歌、ラップ、シンセサイザーが組み合わされています。
明るい電子音と力強いビートが特徴で、1990年代らしいダンス系J-POPの魅力を感じられます。
シンセベースやコード伴奏、装飾的な電子音を意識して聴くと、音の役割がわかりやすくなります。
globe「DEPARTURES」(1996年)
1996年1月1日に発売された「DEPARTURES」は、globeの代表的なヒット曲です。
美しいメロディーと電子的なリズムが組み合わされ、叙情的で広がりのあるサウンドが特徴です。
派手なシンセリードよりも、歌声を包み込むような鍵盤系の伴奏に注目したいところです。
低音や持続音が楽曲の雰囲気を支え、サビでは厚みのある響きが生まれます。
「Feel Like dance」と聴き比べると、同じglobeでも電子音の使い方によって曲の雰囲気が変わることがわかります。
電気グルーヴ「Shangri-La」(1997年)
電子的なダンスビートと親しみやすいメロディーを組み合わせた作品です。
反復する伴奏や低音、電子音の装飾が楽曲を支えています。
ただし、この曲はサンプリングも重要な構成要素です。電子的に聞こえるフレーズのすべてが、シンセサイザーで新しく演奏されたものとは限りません。
電子音とシンセサイザーは同じ意味ではありません
楽曲の電子的な音には、シンセサイザー以外にもサンプラー、ドラムマシン、電子ピアノ、加工された録音音源などが含まれることがあります。
完成音源の響きだけで使用機材を断定しないことが大切です。似た音でも、異なる楽器や制作方法で作られている場合があります。
2000年代以降の有名曲
2000年代以降も、シンセサイザーはポップミュージックの中で重要な役割を担っています。
ソフトウェア音源の普及や音楽制作技術の発展によって、多彩な電子音を組み合わせた楽曲が生まれるようになりました。
近年は1980年代のシンセポップを思わせる音色も使われています。
ただし、現代のポップスでは多くの音源や録音技術が組み合わされるため、完成音源から個別の使用機材を判断するのは簡単ではありません。
Perfumeから最近のヒット曲まで
Perfume「ポリリズム」(2007年)
Perfumeの「ポリリズム」は、2007年9月12日に発売されたエレクトロポップの代表曲です。
中田ヤスタカによる電子的なサウンドと、細かく刻まれるフレーズが特徴です。
異なるリズムの組み合わせによって独特の展開が生まれ、電子音とボーカルが複雑に重なっています。
最初は一定のリズムを追い、次に異なるタイミングで動くフレーズを聴いてみましょう。
加工されたボーカルの質感も特徴で、電子音と声が一体となって独特の世界観を生んでいます。
Perfume「チョコレイト・ディスコ」(2007年)
軽快な電子ビートと、繰り返されるフレーズが印象的な楽曲です。
シンプルで親しみやすいメロディーに、電子音による伴奏が重なります。
「ポリリズム」と比較すると、短いフレーズを繰り返すことで生まれる楽しさを別の形で感じられるでしょう。
きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」(2011年)
明るく個性的な電子音を楽しめる楽曲です。
短いフレーズやさまざまな音色を重ねることで、カラフルなサウンドが作られています。
高音域の電子音、低音、装飾的なフレーズを意識して聴くと、複数の音が曲の楽しさを生んでいることがわかります。
サカナクション「新宝島」(2015年)
バンドサウンドと電子的な鍵盤系の音色を組み合わせた作品です。
イントロの印象的なフレーズと、一定のリズムによって生まれる独特のグルーヴが特徴です。
イントロだけでなく、その後に入ってくる他の楽器との関係にも注目してみてください。
ただし、個々の音色を生成した機材については、確認できないものを特定のシンセサイザーと断定しないようにしましょう。
Perfume「FLASH」(2016年)
鋭い電子音と力強いビートが印象的な楽曲です。
静かな部分と強い音が響く部分の対比によって、緊張感のある展開が生まれています。
短く切れる電子音、低音、反復フレーズに注目すると、電子音がリズムと一体になっていることを感じられます。
The Weeknd「Blinding Lights」(2019年)
2019年に発表され、2020年に世界的なヒットとなった楽曲です。
1980年代のシンセポップを思わせる明るい電子音と、疾走感のあるビートが特徴です。
イントロから登場する力強いシンセリードは、曲の象徴的なフレーズとなっています。
「Take On Me」などと続けて聴くと、明瞭なシンセリードを前面に出すという共通点を感じられます。
ただし、発表は2019年です。厳密には2020年代に初登場した曲ではありません。
また、ライブで確認できるシンセサイザーが、そのままスタジオ原盤の全パートに使用されたとは限りません。
Dua Lipa「Levitating」(2020年)
ディスコの影響を感じさせるリズムと、軽快な電子音を組み合わせた楽曲です。
シンセサイザーによるコード伴奏や装飾的な音が、明るいダンスサウンドを支えています。
歌の背後にある電子音やベースラインとの組み合わせを聴くと楽しめます。
「I Feel Love」と比較すると、ディスコ的なリズムが異なる時代のポップスでどう表現されているかを考えるきっかけになります。
YOASOBI「夜に駆ける」(2019年)
2019年に公開され、2020年に大きな注目を集めた楽曲です。
ピアノ系のメロディーと電子的な伴奏が組み合わされた、現代的なポップサウンドが特徴です。
疾走感のある展開や、電子的な低音、リズムの重なりに注目してみてください。
ただし、ピアノ系の音色をすべてシンセサイザーと考えるのは正確ではありません。電子ピアノやサンプリング音源なども、電子的な鍵盤の音を作る方法として利用されています。
YOASOBI「アイドル」(2023年)
2023年に発表された「アイドル」は、多彩な電子音と複雑な楽曲展開が特徴です。
ポップス、ダンス、ラップなどの要素が組み合わされ、場面ごとに音色やリズムの印象が変わります。
低音や装飾的な電子音、展開を切り替える音響表現に注目すると、現代の音楽制作で電子音がどのように使われているかを感じられます。
音の種類が多くても、低音、リズム、メロディー、装飾というように役割を分けると整理しやすくなります。
各パートの使用音源がすべて公開されているわけではないため、電子音をすべてシンセサイザーによるものと断定することはできません。
最近の曲を聴くときのポイント
2020年代のポップスでは、ハードウェアのシンセサイザーだけでなく、コンピューター上のソフトウェア音源やサンプラーも活用されています。
近年の楽曲だからといって新しい音色ばかりが使われるわけではありません。1980年代風の電子音を取り入れた作品もあり、過去の音楽との聴き比べも楽しめます。
有名曲で聴き分けるシンセの役割
シンセサイザーの有名曲をさらに楽しむには、曲の中で電子音がどんな役割を担当しているかを意識することが大切です。
大きく分けると、メロディーを担当するリード、低音を支えるベース、背景で広がるパッド、反復するシーケンスなどがあります。
ここで大切なのは、楽器の種類と音楽的な役割を分けて考えることです。例えばシンセリードは特定の機種ではなく、メロディーや印象的なフレーズを担当する音を指します。
リード・ベース・パッドの違い
シンセリード|メロディーを担当する音
シンセリードは、楽曲の中で目立つメロディーや印象的なフレーズを担当する音です。
高音域で使われることも多く、曲のイントロや歌の合間で存在感を発揮します。
代表例はYMOの「RYDEEN」、a-haの「Take On Me」、The Weekndの「Blinding Lights」などです。
音の明るさだけでなく、音符の長さや立ち上がりにも注目してみましょう。短くはっきり鳴る音もあれば、滑らかにつながるリードもあります。
シンセベース|リズムを支える低音
シンセベースは、シンセサイザーによって作られる低音パートです。
ベースギターのように音程のある低音を担当しますが、電子音ならではの輪郭や反復感があります。
代表例はDonna Summerの「I Feel Love」、New Orderの「Blue Monday」、Daft Punkの「Around the World」などです。
聴くときは、ドラムのキックと低音を分けて意識してみてください。
キックが拍を強調するのに対して、シンセベースは音程の変化によって楽曲に動きを与えます。
シンセパッド|曲の雰囲気を作る持続音
シンセパッドは、長く伸びる音や和音によって曲に広がりを与える音色です。
メロディーとしては目立たなくても、楽曲全体の雰囲気を作る重要な役割を担います。
globeの「DEPARTURES」やRobert Milesの「Children」では、背景に広がる持続音に注目してみてください。
音がゆっくり立ち上がる場合もあれば、和音が変わりながら広がりを作る場合もあります。
ただし、持続音にはストリングス系の音源やサンプルなどが含まれることもあります。
シンセブラス|力強いコードを作る音
シンセブラスは、トランペットやトロンボーンなどの金管楽器を思わせる力強い音色です。
Van Halenの「Jump」は代表的な例です。
冒頭で演奏される厚みのあるコードは、単音で動くリードとは異なる迫力があります。
音が鳴り始める瞬間の強さと、和音を重ねたときの響きに注目すると特徴をつかみやすいでしょう。
| 音の種類 | 主な役割 | 代表曲 | 聴き分けるポイント |
|---|---|---|---|
| シンセリード | メロディー | 「RYDEEN」「Take On Me」 | 目立つ旋律 |
| シンセベース | 低音とリズム | 「I Feel Love」「Blue Monday」 | 音程を持って動く低音 |
| シンセパッド | 背景の和音 | 「DEPARTURES」「Children」 | 長く伸びる響き |
| シンセブラス | 力強いコード | 「Jump」 | 厚みのある和音 |
役割を整理すると、どの曲を聴けば知りたい音に出会えるのか判断しやすくなります。
シーケンスと音色変化の聴きどころ
シーケンス|規則的に繰り返されるフレーズ
シーケンスとは、一定の音符パターンを自動的、またはプログラムによって繰り返す手法です。
Donna Summerの「I Feel Love」やDaft Punkの「Around the World」などは、反復するフレーズの魅力を感じやすい楽曲です。
同じパターンが続いても、背景の音が増えたり減ったりすることで曲の印象は変化します。
ただし、繰り返し鳴る音が必ずシーケンサーで制作されているとは限りません。手演奏、録音したループ、MIDIの打ち込みなど、さまざまな制作方法があります。
フィルターによる音色の変化
シンセサイザーは、同じ音程でも明るい音や暗い音、柔らかい音や鋭い音など、さまざまな音色を作れます。
その音色変化に関わる仕組みの一つがフィルターです。
音に含まれる周波数成分を調整し、明るく鋭い電子音を柔らかくしたり、こもった音を徐々に明るくしたりできます。
ダンスミュージックでは、こうした音色の変化そのものが盛り上がりにつながることがあります。
エフェクトによる音の広がり
音色の印象には、シンセサイザー本体の設定だけでなくエフェクトも関係します。
コーラスは音に厚みや広がりを加え、ディレイは音を時間差で繰り返します。
リバーブは残響を作り、ディストーションは音に歪みを加える効果があります。
好きな曲を聴くときは、音程だけでなく、音がどのくらい伸びるか、どのような余韻があるかにも注目してみてください。
ただし、完成音源の広がりには録音やミキシングも関係します。聴こえる効果が必ずシンセサイザー本体だけで作られたとは限りません。
初心者向けの演奏と音作り
シンセサイザーの有名曲を聴いていると、自分でもあのフレーズを弾いてみたいと思うことがありますよね。
ただし、原曲通りに演奏することと、特徴的なフレーズだけを簡単に弾くことでは難しさが違います。
初心者の場合は、最初から完全再現を目指すのではなく、短いメロディーやコードから取り組むと楽しみやすいでしょう。
演奏の難易度は、どのパートを弾くか、テンポや編曲によっても変わります。
有名曲のフレーズと音色を再現するコツ
YMO「RYDEEN」|単音メロディーの練習
「RYDEEN」は、シンセサイザーの単音メロディーを練習する題材として考えられます。
冒頭の印象的なフレーズを短く区切り、ゆっくりしたテンポから弾いてみる方法がよいでしょう。
音色は最初から原曲と同じでなくても構いません。まずメロディーを弾けるようにして、その後で明るさや音の長さを調整すると取り組みやすくなります。
Van Halen「Jump」|コードとシンセブラスの練習
「Jump」は、シンセサイザーでコードを演奏する練習に向いています。
イントロの力強い和音が特徴なので、まずコードの押さえ方とリズムを意識するとよいでしょう。
音色はシンセブラス系を選び、はっきりした音の立ち上がりを意識すると曲の雰囲気に近づけやすくなります。
複数の音を同時に鳴らすため、指の配置にも注意が必要です。最初はゆっくり押さえ、音がそろって鳴ることを確認しましょう。
a-ha「Take On Me」|速いリードフレーズの練習
「Take On Me」のイントロは、シンセリードの代表的な練習題材です。
フレーズの動きが速いため、最初から原曲のテンポで弾こうとすると難しく感じるかもしれません。
短い部分に分け、指の動きを確認してから少しずつテンポを上げる方法が考えられます。
音の順番だけでなく、一音ずつの長さや区切りも意識してみてください。
TM NETWORK「Get Wild」|複数パートの理解
「Get Wild」は、反復する電子フレーズや低音、コード伴奏など、複数のパートが組み合わされた楽曲です。
まず目立つフレーズを取り出し、その後でベースやコードに注目すると構造を理解しやすくなります。
原曲では複数の音が重なっているため、鍵盤一台の演奏だけで完全なサウンドを再現できるとは限りません。
一度にすべてを弾こうとせず、演奏するパートを選ぶことが大切です。
音色を作る基本はオシレーター・フィルター・エンベロープ
有名曲のシンセサウンドに近づけたい場合、まず知っておきたいのが音作りの基本です。
| 機能 | 主な役割 | 調整するポイント |
|---|---|---|
| オシレーター | 音の元になる波形を作る | 鋸歯状波・矩形波など |
| フィルター | 音の明るさや響きを変える | カットオフ・レゾナンス |
| エンベロープ | 音の立ち上がりや消え方を調整する | Attack・Decay・Sustain・Release |
| LFO | 周期的な揺れや変化を作る | 音程・音量・フィルターへの変調 |
| エフェクト | 音の広がりや質感を変える | コーラス・ディレイ・リバーブなど |
明るく目立つリードを作りたいなら、鋸歯状波のように倍音を多く含む波形から試す方法があります。
柔らかなパッドを作りたい場合は、音の立ち上がりをゆっくりにしたり、余韻を長くしたりすると雰囲気が変わります。
オシレーター|音の元になる波形
オシレーターは、シンセサイザーの音の元になる波形を作る部分です。
鋸歯状波は倍音を多く含み、明るいリードやブラス系の音に利用できます。
矩形波は独特の中空感があり、電子的なリードやベースに使われることがあります。
三角波や正弦波は比較的柔らかい響きを持ち、低音やシンプルな電子音を作る際の出発点になります。
ただし、波形を選ぶだけで音色が完成するわけではありません。フィルターやエフェクトの設定によっても響きは変わります。
フィルター|音の明るさを調整する
フィルターは、音に含まれる周波数成分を調整する機能です。
代表的な設定にはカットオフとレゾナンスがあります。
カットオフを調整すると音の明るさやこもり具合が変化します。
レゾナンスは特定の周波数付近を強調し、音に独特の個性を加えられます。
明るいリード音や柔らかなベース音など、目的に合わせて調整するとよいでしょう。
エンベロープ|音の立ち上がりと余韻を作る
エンベロープは、音が鳴り始めてから消えるまでの変化を調整する仕組みです。
一般的にはAttack、Decay、Sustain、Releaseの四つの要素が使われます。
Attackは音が立ち上がる速さ、Decayは立ち上がった後の減衰、Sustainは持続レベル、Releaseは鍵盤を離した後の消え方に関係します。
はっきりしたリード音ならAttackを短めに、ゆっくり広がるパッドならAttackやReleaseを長めにする方法があります。
ただし、最適な設定は音源や目的によって変わります。
LFO|音に揺れや動きを加える
LFOは、音程や音量、フィルターなどを周期的に変化させる機能です。
音程を細かく揺らすビブラートや、音量を周期的に変えるトレモロなどに利用できます。
シンセサイザーの音が一定の周期で揺れているように感じられる場合は、こうした変調が関係していることがあります。
有名曲の音色を再現するときの注意点
基本的な機能を知ると、有名曲に近い雰囲気の音色を作るための手がかりになります。
ただし、原曲の音色は録音やミキシング、複数の音源の重ね合わせによって作られていることもあります。
同じ機材を使っても原曲と同じ音になるとは限らないという点は覚えておきたいところです。
音色を再現するときは、次の特徴を整理してみましょう。
- 明るい音か、柔らかい音か
- 単音のメロディーか、和音か
- 音がすぐに鳴るか、ゆっくり立ち上がるか
- 音が短く切れるか、長く伸びるか
- 残響や揺れがあるか
こうした特徴を一つずつ確認すると、音作りの方向性を考えやすくなります。
シンセサイザーの各機能については、ヤマハ公式のシンセサイザー入門案内も基礎知識を確認する参考になります。
最初は手持ちの鍵盤やソフトウェア音源で似た音色を探し、少しずつ調整していく方法でも十分に楽しめます。
初心者が取り組むときのポイント
- まずは好きな曲の短いフレーズを選ぶ
- 原曲より遅いテンポから練習する
- 演奏と音色作りを分けて考える
- 音の明るさ・長さ・余韻を意識する
- 完全再現より音の特徴をつかむことを大切にする
シンセサイザーの有名曲に関するよくある質問(FAQ)
Q1. シンセサイザーが特に目立つ有名曲は何ですか?
A. YMOの「RYDEEN」、a-haの「Take On Me」、Van Halenの「Jump」、Donna Summerの「I Feel Love」などが代表的です。
それぞれメロディー、コード、低音といった異なる役割でシンセサイザーが活躍しています。
「最も目立つ曲」は聴く人の好みによって変わるため、客観的な一位を決めることはできません。
Q2. 1990年代の邦楽・洋楽でおすすめのシンセサイザー曲は?
A. 邦楽ならTRFの「EZ DO DANCE」、globeの「Feel Like dance」「DEPARTURES」などがあります。
洋楽ではFaithlessの「Insomnia」、Daft Punkの「Around the World」、Alice Deejayの「Better Off Alone」などが代表例です。
1990年代はダンスビートと電子音の組み合わせが特徴なので、低音や反復フレーズに注目して聴いてみてください。
Q3. 最近の邦楽にもシンセサイザーは使われていますか?
A. はい。最近のポップスでもシンセサイザーや電子音源は幅広く使われています。
YOASOBIの「アイドル」などは、電子的なビートや多彩な音色を楽しめる例です。
ただし、楽曲で聞こえる電子音にはサンプラーやソフトウェア音源なども関わるため、すべてがシンセサイザーで作られているとは限りません。
Q4. 初心者でもシンセサイザーの有名曲を演奏できますか?
A. メロディーの一部分や簡略化したコードであれば、初心者でも取り組める曲があります。
例えばYMOの「RYDEEN」、Van Halenの「Jump」、TM NETWORKの「Get Wild」などは、特徴的なフレーズを取り出して練習する方法が考えられます。
原曲通りの演奏や音色の完全再現には、別の技術や練習が必要です。
Q5. シンセサイザーとキーボード、サンプラーはどう違うのですか?
A. キーボードは一般に鍵盤楽器を指す幅広い言葉です。
シンセサイザーは電子的に音を生成・加工する楽器で、鍵盤のないタイプもあります。一方、サンプラーは録音した音を再生・加工する機材です。
現在は複数の機能を備えた製品もあります。また、電子ピアノは主にピアノ演奏を目的とする鍵盤楽器です。
まとめ
シンセサイザーが印象的な有名曲は、1970年代の電子音楽から最近のポップスまで、幅広いジャンルに存在しています。
今回紹介した楽曲の中でも、特に注目したいポイントを振り返っておきましょう。
- 1970年代:Kraftwerk「Autobahn」、Donna Summer「I Feel Love」、YMO「RYDEEN」など、電子音の新しい表現が広がった時代
- 1980年代:a-ha「Take On Me」、Van Halen「Jump」、TM NETWORK「Get Wild」など、印象的なリードや厚いコードが活躍した時代
- 1990年代:Faithless「Insomnia」、Daft Punk「Around the World」、TRF「EZ DO DANCE」、globe「DEPARTURES」など、ダンスミュージックと電子音が広がった時代
- 2000年代以降:Perfume「ポリリズム」、The Weeknd「Blinding Lights」、YOASOBI「アイドル」など、電子音を多彩に組み合わせる楽曲が登場
- 聴き分けのポイント:リード、ベース、パッド、シーケンスなど、シンセサイザーが担当する役割を意識する
シンセサイザーというと、未来的な電子音を思い浮かべるかもしれません。
でも、その魅力はそれだけではありません。力強いメロディーにも、ダンスのリズムにも、歌を優しく包み込む背景の音にも使えるのが、シンセサイザーの面白いところです。
1970年代の電子音楽、1980年代のシンセポップ、1990年代のダンスミュージック、現代のエレクトロポップ。それぞれに異なる魅力があります。
まずは気になった曲を一つ選び、イントロや低音、背景で鳴っている音に耳を傾けてみてください。
これまで何気なく聴いていた有名曲も、音の役割を意識することで新しい魅力が見えてくると思います。
そして、好きなシンセフレーズが見つかったら、短い部分だけでも演奏や音作りに挑戦してみるのも楽しいですよ。
年齢や経験に関係なく、音楽の楽しみ方はいつからでも広げられます。あなたのお気に入りの一曲から、シンセサイザーの世界を楽しんでみてくださいね。

