KORGシンセサイザーおすすめ|定番モデルの特徴と選び方を比較

KORGシンセサイザーの定番モデルを並べ、特徴と選び方の比較を表現したアイキャッチ画像。 シンセサイザー
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KORG(コルグ)のシンセサイザーが気になっているけれど、「種類が多くて違いがわからない」「初心者にはどれがいい?」「バンドで使うなら61鍵が必要?」と迷っていませんか?

KORGには、音作りを楽しめるコンパクトなアナログ・シンセサイザーから、ピアノやオルガン、ストリングスなどの音色を演奏できる61鍵のワークステーションまで、さまざまなモデルがあります。

しかも、同じKORGのシンセサイザーでも、音源方式や鍵盤数、同時に鳴らせる音の数、音色の保存方法、ライブでの操作性などは大きく異なります。

例えば、電子的なベースやリードの音を自分で作りたい人と、バンドでピアノやストリングスを演奏したい人では、選ぶべきモデルが違うんですよ。

また、「37鍵では足りないのかな?」「61鍵ならどんな曲でも弾ける?」「アナログとデジタルはどちらがいい?」といった疑問も出てきますよね。

結論から言うと、KORGのシンセサイザー選びでは、最初にどんな音を作り、どんな演奏をしたいかを決めることが大切です。

音作りを中心に楽しむならminilogue xdなどのコンパクトモデル、バンドで多彩な楽器音を使うならKROSS 2やNAUTILUSなどの61鍵モデルが候補になります。

ただし、鍵盤数が多ければ必ず使いやすいわけでも、高機能なモデルが初心者にとって最適なわけでもありません。

あなたが使いたい機能と、実際の演奏環境が合っていることが重要です。

この記事では、KORGの代表的なシンセサイザーを比較しながら、音源方式の違い、37鍵と61鍵の選び方、初心者やバンド演奏に向くモデル、購入前の注意点まで詳しく解説します。

これから音楽を始める人にも、久しぶりに鍵盤演奏を再開したい人にも、モデル選びの参考になればうれしいです。実際に演奏や音作りを基礎から学びたい場合は、EYS音楽教室のレッスン内容や条件も選択肢を整理する材料になります。

この記事でわかること

  • KORGシンセサイザーの種類と音源方式の違い
  • minilogue xdなど代表的なモデルの特徴と向いている用途
  • KORGの61鍵シンセサイザーの比較ポイント
  • 37鍵と61鍵の演奏範囲や使い勝手の違い
  • 初心者・バンド・ライブ向けモデルの選び方
  • 音色保存、MIDI接続、DAWとの連携方法
  • 新品・中古品の購入前に確認したい注意点
  1. KORGシンセサイザーの選び方
    1. 音作り重視か鍵盤演奏重視かで選ぶ
      1. 電子音を自分で作りたい場合
      2. ピアノやストリングスなどを演奏したい場合
      3. 初心者だから小型モデルとは限らない
    2. アナログとデジタル音源の違い
      1. アナログ音源の仕組み
      2. アナログ・モデリングとは
      3. FM・ウェーブテーブル・ウェーブシーケンスの違い
    3. 鍵盤数・同時発音数・操作性を確認
      1. 鍵盤数が多くても同時発音数が多いとは限らない
      2. 鍵盤サイズと鍵盤タッチも重要
      3. ベロシティとアフタータッチの違い
      4. 操作方法と音色の呼び出しやすさ
  2. KORGの定番シンセサイザーを比較
    1. minilogue xd・monologue
      1. minilogue xdの特徴
      2. monologueの特徴
    2. microKORG2・KingKORG NEO
      1. microKORG2の特徴
      2. KingKORG NEOの特徴
    3. opsix・modwave・wavestate・multi/poly
      1. opsix mk II
      2. modwave mk II
      3. wavestate mk II
      4. multi/poly
  3. KORGの61鍵シンセサイザー比較
    1. KROSS 2・KROME EXの特徴
      1. KROSS 2-61
      2. KROME EX-61
    2. NAUTILUS・KRONOSの特徴
      1. NAUTILUS 61
      2. NAUTILUS AT 61
      3. KRONOS 61
    3. 37鍵と61鍵の違いと選び方
      1. 37鍵が向いている人
      2. 61鍵が向いている人
      3. ピアノ演奏を重視するなら88鍵も比較
  4. 用途別おすすめモデルと購入の注意点
    1. 初心者・バンド・ライブ向けの選択
      1. 音作りを学びたい初心者
      2. バンドで多彩な音色を使いたい人
      3. シンセリードや電子音を中心に演奏したい人
      4. 持ち運びを重視する人
      5. 購入前に確認したい価格と販売条件
    2. 音色保存・MIDI接続・周辺機器
      1. 音色保存とライブでの呼び出し
      2. MIDIとオーディオ接続の違い
      3. 外部MIDIキーボードとの組み合わせ
      4. 購入時に確認したい周辺機器
    3. KORGシンセサイザーに関するよくある質問(FAQ)
  5. まとめ

KORGシンセサイザーの選び方

KORGのシンセサイザーを選ぶときは、知名度や見た目だけで判断するのではなく、使う目的から考えることが重要です。

ひと口にシンセサイザーといっても、音を作ることが得意なモデルと、鍵盤でさまざまな楽器音を演奏することが得意なモデルがあります。

さらに、アナログやデジタルといった音源方式、鍵盤数、同時発音数、操作方法などにも違いがあります。

特に初めてシンセサイザーを選ぶ場合は、仕様表に書かれている数字や専門用語だけでは判断しにくいかもしれません。

そこで、最初に押さえておきたい3つのポイントから整理していきましょう。

音作り重視か鍵盤演奏重視かで選ぶ

KORGのシンセサイザー選びで最初に考えたいのは、自分で音を作ることを楽しみたいのか、それとも鍵盤演奏を中心に楽しみたいのかという点です。

この違いを意識するだけでも、候補となるモデルをかなり絞り込みやすくなります。

電子音を自分で作りたい場合

シンセサイザーらしい電子的なベースやリード、パッドなどを作りたいなら、minilogue xdやmonologueなどが候補になります。

これらは、音の元となる波形を選び、フィルターやエンベロープなどを調整しながら音色を作るモデルです。

例えば、フィルターのカットオフを調整すると、音に含まれる高い周波数成分が変化し、明るい音から柔らかい音へと変化させられます。

エンベロープを調整すれば、鍵盤を押した瞬間に鋭く鳴る音や、ゆっくり立ち上がる音を作ることもできます。

本体のノブを動かしながら音の変化を確認できるモデルは、シンセサイザーの仕組みを覚えるうえでも取り組みやすい構成です。

最初は専門用語が難しく感じるかもしれませんが、ひとつの操作で音がどう変わるかを確認するところから始めれば十分ですよ。

ピアノやストリングスなどを演奏したい場合

一方、バンドでキーボードを担当し、曲によってピアノ、オルガン、ストリングス、シンセリードなどを切り替えたいなら、ワークステーション型が便利です。

KROSS 2、KROME EX、NAUTILUS、KRONOSなどは、多彩な楽器音を搭載し、複数の音色を組み合わせた演奏にも対応しています。

例えば、バンドで次のような演奏を担当する場合です。

  • バラードではピアノの伴奏を演奏する
  • ロックではオルガンやシンセリードを使う
  • ポップスではストリングスやパッドで音を重ねる
  • 曲の途中でピアノからシンセ音色へ切り替える
  • 左手と右手で異なる楽器音を演奏する

こうした使い方には、多数のプリセット音色を搭載し、音色の保存や呼び出しができるモデルが向いています。

特に、左手でベース、右手でピアノといった演奏を行うなら、鍵盤の領域ごとに音色を分けられるスプリット機能が役立ちます。

初心者だから小型モデルとは限らない

ここで注意したいのは、初心者だから必ず小さなシンセサイザーを選ぶ必要はないということです。

最初から両手でコード伴奏やピアノのフレーズを演奏したいなら、61鍵モデルの方が目的に合う場合があります。

反対に、電子音を作ったり、短いシンセフレーズを演奏したりすることが目的なら、37鍵でも十分楽しめることがあります。

目的別の主な候補

  • アナログ音作りを学びたい:minilogue xd、minilogue、monologue
  • コンパクトなシンセやボコーダーを使いたい:microKORG2、KingKORG NEO
  • FM音源によるデジタル音色を作りたい:opsix mk II
  • 複雑に変化する電子音を作りたい:modwave mk II、wavestate mk II
  • 多層的なアナログ風サウンドを作りたい:multi/poly
  • バンドで多彩な楽器音を演奏したい:KROSS 2、KROME EX、NAUTILUS、KRONOS

モデルを選ぶ前に、「最初に演奏したい曲」「使ってみたい音色」「自宅だけで使うのか、持ち運ぶのか」を考えてみると判断しやすくなります。

最初からすべての機能を使いこなそうとする必要はありません。自分が楽しみたいことに必要な機能から覚えていけば大丈夫です。

アナログとデジタル音源の違い

シンセサイザーを比較していると、「アナログ」「デジタル」「アナログ・モデリング」「FM音源」といった言葉が出てきます。

難しく感じるかもしれませんが、基本的には音を生み出す仕組みや、音色を変化させる方法の違いだと考えるとわかりやすいですよ。

音源方式 主な特徴 代表的なKORGモデル
アナログ 電気回路で音を生成し、フィルターなどで加工する monologue、minilogue
アナログ+デジタル アナログ音源とデジタル音源を組み合わせる minilogue xd
アナログ・モデリング デジタル処理でアナログ回路の特徴を再現する microKORG2、KingKORG NEO、multi/poly
FM系 周波数変調などで複雑な倍音を作る opsix mk II
ウェーブテーブル 波形を変化させて多彩な音色を作る modwave mk II
ウェーブ・シーケンス 音素材や変化を時間軸に沿って組み合わせる wavestate mk II
ワークステーション 多彩な楽器音や音源技術を活用して演奏する KROSS 2、KROME EX、NAUTILUS、KRONOS

アナログ音源の仕組み

アナログ・シンセサイザーは、電気回路を使って音を生成する方式です。

基本的な音作りでは、オシレーターで音の元を作り、フィルターで音色を変化させ、エンベロープで音の時間的な変化を調整します。

例えば、ノコギリ波と矩形波では含まれる倍音の構成が異なるため、音の印象にも違いが生まれます。

そこからフィルターで高い周波数成分を減らせば、音を柔らかく変化させられます。

こうした仕組みをノブで操作しながら学べる点が、minilogueやmonologueなどの特徴です。

ただし、アナログ音源だから必ず音質が優れている、というわけではありません。

同じアナログ方式でも、回路構成やフィルター、同時発音数などによって音の特徴は変わります。

アナログ・モデリングとは

アナログ・モデリングは、デジタル処理によってアナログ回路の特性を再現する方式です。

microKORG2、KingKORG NEO、multi/polyなどが代表的です。

アナログ風の音色を中心に、多彩なフィルターやモジュレーションを組み合わせられるモデルがあります。

実際のアナログ回路をそのまま使って発音する方式ではないため、アナログ音源とは区別して考えましょう。

ただし、この違いだけで音の好みや使いやすさが決まるわけではありません。

FM・ウェーブテーブル・ウェーブシーケンスの違い

FM系のopsix mk IIは、オペレーターを組み合わせて複雑な倍音を作ることができます。

ベルのような音、金属的な音、エレクトリックピアノ系の音色などを作る際に特徴を発揮します。

modwave mk IIは、ウェーブテーブルを使って波形そのものを変化させる音作りに対応しています。

時間とともに変化するパッドや、動きのある電子音を作りたい場合に候補になります。

wavestate mk IIは、音素材や音色の変化を時間軸上で組み合わせる方式です。

複雑なリズムを伴う音色や、長く変化し続けるサウンドを作る用途に向いています。

アナログとデジタルに絶対的な優劣はありません。

音作りの仕組みをノブで学びたいのか、複雑なデジタル音色を設計したいのかによって、適したモデルは変わります。

方式の名前だけで判断せず、作りたい音と操作方法の両方を確認しましょう。

鍵盤数・同時発音数・操作性を確認

KORGのシンセサイザーは、25鍵、37鍵、61鍵、73鍵、88鍵など、モデルによって鍵盤数が異なります。

ここで注意したいのが、鍵盤数と最大同時発音数は別の仕様だということです。

鍵盤数は、本体に並んでいる物理的な鍵盤の数を指します。

一方、同時発音数は、音源が同時に発音できる音声の数です。

鍵盤数が多くても同時発音数が多いとは限らない

例えば、minilogue xdは37鍵ですが、最大同時発音数は4音です。

37個の鍵盤があるから37音を同時に鳴らせる、という意味ではありません。

monologueは25鍵のモノフォニック・シンセサイザーなので、基本的に同時に鳴らせるのは1音です。

ベースや単音リードを演奏するには適していますが、通常のピアノのような和音伴奏には向きません。

また、最大同時発音数が多いモデルでも、複数の音色を重ねると使用するボイス数が増える場合があります。

例えば、ピアノとストリングスをレイヤーで重ねた場合、1つの鍵盤操作で複数の音源が発音する構成になることがあります。

音数の多い演奏をしたい場合は、単純な最大値だけではなく、レイヤーや音源設定による条件も確認しましょう。

鍵盤サイズと鍵盤タッチも重要

もうひとつ確認したいのが、鍵盤のサイズとタッチです。

同じ37鍵でも、microKORG2のミニ鍵盤とminilogue xdのスリム鍵盤では仕様が異なります。

つまり、37鍵だから必ず同じ大きさの鍵盤を採用しているわけではありません。

また、61鍵モデルにもセミウェイテッド鍵盤などがあり、アコースティックピアノと同じ弾き心地とは限りません。

ピアノ経験がある人や、両手で細かなフレーズを演奏したい人は、鍵盤の幅や押したときの感覚も判断材料になります。

ベロシティとアフタータッチの違い

鍵盤の演奏機能として、ベロシティとアフタータッチも確認したいところです。

ベロシティは鍵盤を押す速さに関連する演奏情報で、設定に応じて音量や音色を変化させるために使われます。

アフタータッチは、鍵盤を押した後に加える圧力で音色などを変化させる機能です。

例えば、鍵盤を押したまま圧力を加え、ビブラートやフィルター変化をコントロールする使い方が考えられます。

ただし、すべてのシンセサイザーがアフタータッチに対応しているわけではありません。

KROSS 2-61とKROME EX-61は非対応で、NAUTILUS AT 61やKRONOS 61は対応しています。

操作方法と音色の呼び出しやすさ

音作りの操作性も重要です。

ノブが多いモデルは、フィルターなどのパラメーターを直接操作しやすい構成です。

一方、ワークステーションには、ディスプレイやメニューを使って多数の音色を編集・管理するモデルがあります。

自宅で時間をかけて音作りをするのか、ライブ中に素早く音色を切り替えたいのかによって、必要な操作性も変わります。

仕様表だけで判断しにくい場合は、実際の操作画面や公式マニュアルで、目的の操作がどのように行えるか確認するとよいでしょう。

KORGの定番シンセサイザーを比較

KORGには、音作りを中心に楽しめるさまざまなシンセサイザーがあります。

ここでは、代表的なコンパクトモデルを取り上げ、それぞれの特徴や向いている用途、購入前に知っておきたい注意点を比較します。

なお、同じシリーズ名でも世代によって仕様が異なります。

中古品や旧モデルを探す場合は、シリーズ名だけでなく正式な製品名まで確認してください。

minilogue xd・monologue

アナログ・シンセサイザーの基本を学びたい人にとって、minilogue xdとmonologueは比較しやすいモデルです。

どちらも音作りの操作を本体で行えますが、演奏できる音数や搭載機能には大きな違いがあります。

minilogue xdの特徴

minilogue xdは、37鍵スリム鍵盤を搭載したポリフォニック・シンセサイザーです。

アナログ音源とデジタルのマルチ・エンジンを組み合わせており、最大4音の同時発音に対応しています。

アナログ・オシレーターを使った基本的な音作りに加えて、デジタル音源を組み合わせた音色制作も可能です。

2VCO、フィルター、エンベロープ、LFOなどを備え、基本的な音作りの流れを学べる構成になっています。

また、ノイズ、VPM、ユーザー・オシレーターなどを利用できるデジタル・マルチ・エンジンも特徴です。

アナログの波形だけでは作りにくい音色にも取り組めます。

エフェクトにはディレイ、リバーブ、モジュレーション系があり、作った音色に空間的な広がりや変化を加えられます。

16ステップのポリフォニック・シーケンサーも搭載しています。

シーケンサーとは、音符や演奏情報などをあらかじめ記録して再生する機能です。

短いフレーズを繰り返したり、電子音楽のパターンを組み立てたりする際に活用できます。

さらに、最大500プログラムを保存できる仕様です。

工場出荷時は200のプリセットが用意され、300のユーザー・プログラム領域があります。

音色の保存と呼び出しに対応しているため、自宅で作った音をライブでも使いたい場合に役立ちます。

これらの鍵盤数、音源方式、保存プログラム数、接続端子については、KORG公式のminilogue xd仕様情報でも確認できます。

本体サイズは500×300×85mm、重量は約2.8kgです。

MIDI IN/OUT、USB、SYNC IN/OUT、CV INなどの接続端子も備えています。

ただし、最大同時発音数は4音です。

複雑な和音や両手を使ったピアノ演奏では、同時発音数と鍵盤数の両方が制限になる可能性があります。

また、リアルなピアノ音色を中心に演奏するワークステーションとは目的が異なります。

monologueの特徴

monologueは25鍵のモノフォニック・アナログ・シンセサイザーです。

基本的に単音演奏を想定したモデルで、シンセベースやリードの音作りに向いています。

フィルターやエンベロープ、モジュレーションなどを調整できるため、アナログ音作りの基本を覚えたい人にも候補になります。

また、ステップ・シーケンサーを搭載し、短いフレーズを組み立てる用途にも対応しています。

音色の保存が可能で、電池駆動にも対応しています。

例えば、低音のベースラインを作り、フィルターの動きによって音色を変化させるといった使い方が考えられます。

ただし、単体で一般的な和音を鳴らすことはできません。

ピアノ伴奏やコード演奏を目的としている場合は、別のモデルを検討した方がよいでしょう。

比較項目 minilogue xd monologue
鍵盤数 37鍵スリム 25鍵
音源方式 アナログ+デジタル アナログ
最大同時発音数 4音 1音
和音演奏 最大4音の範囲で可能 通常の和音発音は不可
音色保存 対応 対応
主な用途 音作り、コード、リード、パッド ベース、単音リード

minilogue xdとmonologueの選び分け

簡単な和音も演奏しながら音作りを学びたいなら、minilogue xdが候補です。

単音のベースやリードを中心に、アナログ音作りの基本を覚えたいならmonologueが候補になります。

なお、minilogueとminilogue xdも別モデルです。

minilogue xdにはデジタル・マルチ・エンジンがありますが、基本モデルのminilogueには搭載されていません。

また、minilogue xdには鍵盤のないmoduleタイプもあります。

すでにMIDIキーボードを持っている場合などは、鍵盤付きモデルとモジュール型の違いも確認するとよいでしょう。

microKORG2・KingKORG NEO

コンパクトなシンセサイザーで、アナログ風の音色やボコーダーを使いたい人には、microKORG2とKingKORG NEOが候補になります。

どちらもアナログ・モデリング音源を採用していますが、鍵盤の仕様や同時発音数、音色の編集機能などに違いがあります。

microKORG2の特徴

microKORG2は、37鍵ミニ鍵盤を搭載したシンセサイザーです。

アナログ・モデリング音源によって、シンセリード、ベース、パッドなどの音色を作れます。

最大同時発音数は、Single時が8音、Dual時が4音です。

Dualでは2つのティンバーを使用できる一方、同時発音数が変わるため、演奏内容に合わせた確認が必要です。

microKORG2の特徴として挙げられるのが、ボコーダーとボーカル・プロセッサーです。

ボコーダーは、声の特徴を利用して電子的な音色を作る仕組みです。

16チャンネル・ボコーダーを搭載し、マイクを利用した演奏に対応しています。

さらに、Hard TuneやHarmonizerといったボーカル処理機能も備えています。

声を使った電子的な演出や、ボーカルを取り入れた音楽制作に興味がある人には、検討する価値のある機能でしょう。

また、カラーIPSディスプレイを搭載し、音色の編集や設定を確認できる構成です。

256プログラムを扱えるため、複数の音色を保存して使い分けたい人にも適しています。

ただし、ミニ鍵盤なので、標準サイズの鍵盤とは指の感覚が異なります。

ピアノのような両手演奏を中心にしたい場合は、鍵盤数と鍵盤サイズの両方を確認したいところです。

また、初代microKORGとmicroKORG2は別モデルです。

初代microKORGは2002年に登場したモデルで、microKORG2とは音源設計、操作画面、プログラム構成、最大同時発音数などが異なります。

中古品を比較する際は、初代と第2世代を取り違えないよう注意しましょう。

KingKORG NEOの特徴

KingKORG NEOは37鍵のアナログ・モデリング・シンセサイザーです。

XMT音源を採用し、最大24音の同時発音に対応しています。

18種類のフィルター・タイプがあり、アナログ風の音色を幅広く作れることが特徴です。

フィルターは、音に含まれる周波数成分を調整する部分です。

同じ波形を使っていても、フィルターの種類や設定によって音色の印象は変わります。

KingKORG NEOは、そうした音色の違いを作り込むことに関心がある人にも候補になります。

また、最大2ティンバーによるレイヤーやスプリットに対応しています。

レイヤーは複数の音色を重ねて鳴らす機能、スプリットは鍵盤の領域ごとに異なる音色を割り当てる機能です。

KingKORG NEOは16バンド・ボコーダーも搭載しており、声を取り入れた演奏にも利用できます。

本体サイズは565×338×92mm、重量は約3.1kgです。

バンドでシンセリードを演奏したり、音色をリアルタイムに変化させたりしたい人にも候補になります。

ただし、61鍵モデルではありません。

広い音域を使った両手演奏を中心にする場合は、61鍵以上のモデルも比較しましょう。

microKORG2とKingKORG NEOの違い

microKORG2はミニ鍵盤のコンパクトなモデルで、ボーカル処理機能も備えています。

KingKORG NEOは、多彩なフィルターやレイヤー、スプリットを使った音作りが特徴です。

初代microKORGとmicroKORG2、初代KingKORGとKingKORG NEOは、それぞれ別モデルなので注意してください。

opsix・modwave・wavestate・multi/poly

KORGには、アナログ音源とは違う仕組みを活用し、複雑な電子音を作れるデジタル・シンセサイザーもあります。

代表的なのが、opsix mk II、modwave mk II、wavestate mk II、multi/polyです。

どれも37鍵のモデルですが、音源方式と得意な音作りは異なります。

モデル 音源方式 最大同時発音数 特徴
opsix mk II オルタードFM 64音 FM系の複雑な倍音や金属的な音色
modwave mk II ウェーブテーブル 60ステレオ・ボイス 動きのあるパッドや電子音
wavestate mk II Wave Sequencing 2.0 96ステレオ・ボイス 時間とともに変化する音色やリズム
multi/poly アナログ・モデリング 60音 複数レイヤーによる複雑なアナログ風サウンド

最大同時発音数は、音源設定や使用条件によって実際の発音状況が異なる場合があります。

opsix mk II

opsix mk IIは、6つのオペレーターを利用して音色を作るFM系シンセサイザーです。

FMとは周波数変調を利用する音作りの方式で、複雑な倍音を生み出せることが特徴です。

opsix mk IIでは、オペレーター・ミキサーを使って各オペレーターの働きを調整できます。

40種類のプリセット・アルゴリズムとユーザー設定に対応しており、オペレーター同士の関係を変えながら音色を作れます。

ベルのような音、金属的なリード、デジタルベース、エレクトリックピアノ系の音色を作りたい人に向いています。

最大64音の同時発音に対応し、ステップ・シーケンサーやアルペジエーターも搭載しています。

ただし、FM音源には独特の考え方があります。

アナログ音源のように波形を選んでフィルターで削る方法だけではなく、オペレーターの関係によって倍音を作る考え方を理解する必要があります。

そのため、初めて使う場合は、プリセット音色を選び、オペレーターの設定を少しずつ変えるところから始めると学びやすいでしょう。

modwave mk II

modwave mk IIは、ウェーブテーブル音源を搭載した37鍵シンセサイザーです。

複数の波形を利用し、その変化によって音色に動きを作れます。

Kaoss PhysicsやMotion Sequencing 2.0を搭載し、複雑な音色変化を作る用途に対応しています。

例えば、鍵盤を押した後に音色がゆっくり変化したり、複数のパラメーターが時間とともに動いたりするサウンドを作ることができます。

アンビエント音楽、映像作品向けの音作り、長く変化し続けるパッドなどに関心がある人に候補となるモデルです。

ユーザー・サンプルを活用する仕組みも備えています。

一方、操作できるパラメーターが多いため、音源の仕組みを理解しながら使う必要があります。

ピアノや一般的な楽器音の演奏を中心とする機種ではないことも、購入前に確認しておきたいポイントです。

wavestate mk II

wavestate mk IIは、Wave Sequencing 2.0を搭載したシンセサイザーです。

音素材とその変化を時間軸に沿って組み合わせ、複雑な音色やリズミカルなパターンを作れます。

4レイヤー構成に対応しており、複数の音色を重ねたサウンドも制作できます。

例えば、リズミカルな短い音を繰り返しながら、背景では長く伸びる音色を変化させるといった構成が考えられます。

通常の鍵盤演奏だけでは生み出しにくい複雑な音響表現を作ることが、この音源方式の特徴です。

アンビエントや映像音楽、電子音楽のサウンドデザインに関心がある人に向いています。

ただし、一般的なアナログ音作りとは操作の考え方が異なります。

初めての1台として選ぶ場合は、自分がその音源方式に興味を持てるか確認したいところです。

multi/poly

multi/polyは37鍵セミウェイテッド鍵盤を搭載したアナログ・モデリング・シンセサイザーです。

最大60音の同時発音に対応し、複数の音源レイヤーを組み合わせた音作りができます。

Kaoss Physicsや詳細なモジュレーション機能も搭載しています。

アナログ風のサウンドをベースに、複雑な動きや多層的な音色を作りたい人に向いています。

複数のレイヤーを重ねることで、単一の音源だけでは構成しにくいサウンドを作れることも特徴です。

また、音色の保存やステージでの呼び出しにも対応しています。

本体サイズは566×319×93mm、重量は約3.5kgです。

MIDI IN/OUT、USB、オーディオ出力、ヘッドホン端子なども備えています。

鍵盤のないmulti/poly moduleも存在するため、外部MIDIキーボードを利用する構成も選択肢になります。

ただし、アナログ・モデリング方式なので、実際のアナログ回路で音を生成する機種とは異なります。

音色の自由度が高い一方、設定項目も多いため、初心者には複雑に感じられる可能性があります。

4モデルの選び分け

  • FM音源の仕組みや金属的な音作り:opsix mk II
  • 波形の変化による複雑なサウンド:modwave mk II
  • 音素材を時間軸で変化させる音作り:wavestate mk II
  • 多層的なアナログ風サウンド:multi/poly

これらのモデルは、単純にどれが上位という関係ではありません。

作りたい音の種類が違うため、音源方式を基準に選ぶことが重要です。

特に初めてデジタル・シンセサイザーを使うなら、気に入ったプリセット音色を見つけ、それを少しずつ編集するところから始めるとよいでしょう。

KORGの61鍵シンセサイザー比較

「バンドでキーボードを担当したい」「ピアノとストリングスを使い分けたい」「両手で演奏したい」という人は、61鍵モデルを中心に考えると選びやすくなります。

61鍵は5オクターブの演奏範囲があり、37鍵モデルと比べて広い音域を使った演奏が可能です。

KORGの61鍵モデルには、持ち運びを重視したKROSS 2から、多彩な音源を搭載したNAUTILUSやKRONOSまであります。

ここでは、それぞれの特徴と用途の違いを比較します。

KROSS 2・KROME EXの特徴

KROSS 2とKROME EXは、ピアノやストリングスなどの楽器音を使った演奏に対応するワークステーション型シンセサイザーです。

どちらも61鍵モデルがあり、バンドで複数の音色を使い分けたい人に候補となります。

KROSS 2-61

KROSS 2-61は、61鍵を搭載したワークステーションです。

EDS-i音源を採用しており、ピアノ、エレクトリックピアノ、オルガン、ストリングス、シンセサイザーなどの音色を利用できます。

最大同時発音数は、シングル・モード時120音、ダブル・モード時60音です。

特徴として挙げられるのが、本体重量約3.8kgという仕様です。

サイズは935×269×88mmです。

61鍵ワークステーションで持ち運びを重視したい人には、注目したいポイントでしょう。

単3形電池6本による駆動にも対応しています。

また、複数の音色を重ねるレイヤーや、鍵盤の領域によって音色を分けるスプリットにも対応しています。

例えば、左手でベース、右手でピアノを演奏するといった構成も考えられます。

シーケンサーやサンプラー機能も備えているため、鍵盤演奏に加え、楽曲制作で活用したい人にも候補になります。

ただし、KROSS 2-61はアフタータッチに対応していません。

鍵盤を押した後の圧力によって音色を変化させたい人は、この点に注意が必要です。

また、鍵盤はピアノ用のハンマーアクションではありません。

ピアノ演奏を中心とする場合は、鍵盤タッチが自分の目的に合っているかも確認しましょう。

KROME EX-61

KROME EX-61は、61鍵セミウェイテッド鍵盤を搭載したワークステーションです。

EDS-X音源を採用し、ピアノやエレクトリックピアノをはじめとする多彩なPCM音色を利用できます。

PCM音源は、録音された音の素材を利用して楽器音などを再現する方式です。

KROME EXは、こうした音色を使った鍵盤演奏に対応しています。

また、タッチパネルによる操作、レイヤー、スプリット、シーケンサー機能などを搭載しています。

バンドでピアノやオルガン、ストリングスを弾き分けたい人や、音色を組み合わせた演奏をしたい人に候補となります。

最大同時発音数は、シングル・モード時120音、ダブル・モード時60音です。

ただし、KROME EX-61もアフタータッチには対応していません。

また、購入時は国内の新品流通状況や在庫を確認する必要があります。

KROSS 2とKROME EXの比較ポイント

KROSS 2-61は本体の軽さや電池駆動への対応が特徴です。

KROME EX-61はPCM音色を活用した演奏や、タッチパネルによる操作などが特徴です。

どちらもレイヤーやスプリットに対応しますが、音源構成や操作方法が異なるため、使用したい音色と持ち運びの条件から判断するとよいでしょう。

NAUTILUS・KRONOSの特徴

NAUTILUSとKRONOSは、複数の音源エンジンを搭載したワークステーション型シンセサイザーです。

ピアノやオルガンなどの演奏に加え、シンセサイザー音色の編集や楽曲制作にも幅広く対応しています。

特に、音色を細かく作り込みたい人や、ステージで複雑な演奏設定を利用したい人に候補となります。

NAUTILUS 61

NAUTILUSは9種類の音源エンジンを搭載したワークステーションです。

アコースティックピアノ、エレクトリックピアノ、オルガン、アナログ・モデリング、FM系など、幅広い音色に対応しています。

単に音色を選んで演奏するだけでなく、複数の音源を組み合わせたり、音色を細かく編集したりすることもできます。

また、セットリスト・モードを搭載しています。

ライブで使用する音色を曲順に整理しておけば、必要な音色を呼び出す操作を管理しやすくなります。

MIDIやオーディオの録音、サンプリング機能にも対応しているため、演奏と制作の両方を行いたい人にも候補です。

ただし、標準のNAUTILUS 61はアフタータッチ非搭載です。

鍵盤を押した後の圧力によって音色を変化させたい場合は、NAUTILUS ATとの違いを確認しましょう。

標準モデルの鍵盤仕様や音源、USB接続などの詳細は、KORG公式のNAUTILUS仕様情報で確認できます。

NAUTILUS AT 61

NAUTILUS AT 61は、NAUTILUSの音源構成を活用しながら、アフタータッチによる演奏表現に対応したモデルです。

アフタータッチとは、鍵盤を押した後に加える圧力を使って、音色などを変化させる機能です。

例えば、設定に応じてビブラートをかけたり、フィルターを変化させたりできます。

シンセリードやパッドの音色を演奏中に変化させたい人にとって、判断材料になる機能です。

NAUTILUS AT 61の本体重量は約13.0kgです。

サイズは1,062×386×116mmです。

KROSS 2-61とは重量が大きく異なるため、持ち運びの頻度も考えて選ぶ必要があります。

なお、NAUTILUS ATには61鍵と88鍵がありますが、73鍵のATモデルはありません。

標準のNAUTILUSには73鍵モデルも存在するため、鍵盤数とアフタータッチの両方を確認してください。

KRONOS 61

KRONOS 61は、9種類の音源エンジンを搭載したワークステーションです。

アコースティックピアノ用のSGX-2、エレクトリックピアノ用のEP-1、トーンホイール・オルガン用のCX-3、アナログ・モデリング用のAL-1など、多彩な音源を利用できます。

さらに、HD-1、STR-1、MOD-7、MS-20EX、PolysixEXなどの音源エンジンも備えています。

これらを活用して、ピアノ系の楽器音から複雑な電子音まで幅広く扱えます。

音色の組み合わせや編集に対応し、ステージ演奏から楽曲制作まで幅広い用途を想定した構成です。

61鍵モデルはナチュラル・タッチ・セミウェイテッド鍵盤を採用し、アフタータッチにも対応しています。

本体重量は約14.2kgです。

サイズは1,064×363×134mmです。

高機能な一方、設置スペースや持ち運びの負担についても考えておきたいモデルです。

また、KRONOSには過去世代のモデルもあるため、新世代モデルと混同しないよう注意しましょう。

比較項目 KROSS 2-61 KROME EX-61 NAUTILUS AT 61 KRONOS 61
鍵盤数 61鍵 61鍵 61鍵 61鍵
音源 EDS-i EDS-X 9種類の音源エンジン 9種類の音源エンジン
アフタータッチ 非対応 非対応 対応 対応
ピアノ音色 あり あり あり あり
レイヤー・スプリット 対応 対応 対応 対応
主な判断ポイント 携帯性 PCM音色と演奏機能 多彩な音源と表現力 高度な演奏・制作機能

表のように、同じ61鍵でも特徴が異なります。

上位モデルの方がすべての人に適しているわけではありません。

例えば、頻繁に楽器を持ち運ぶ人なら、重量は重要な判断材料です。

一方、複雑な音色を使い分けたり、アフタータッチを活用したりしたい人なら、対応機能の違いを重視する価値があります。

また、複数の音色を重ねる場合は、操作方法や保存方法も重要です。

購入前には、よく使う音色をどのように呼び出すのか、演奏中に切り替えやすいかも確認したいところです。

37鍵と61鍵の違いと選び方

KORGのシンセサイザーを選ぶ際、37鍵と61鍵のどちらにするかは大きなポイントです。

37鍵は一般的に約3オクターブ、61鍵は5オクターブの演奏範囲があります。

37鍵はコンパクトで、シンセリードやベースなどの短いフレーズを演奏しやすい構成です。

机の上など、限られたスペースに設置したい場合にも候補になります。

一方、61鍵は両手で広い音域を使った演奏がしやすくなります。

例えば、左手で低音を担当しながら、右手でコードやメロディーを演奏する場合です。

スプリット機能があるモデルなら、左手でベース、右手でピアノといった音色の使い分けもできます。

ただし、37鍵でもポリフォニック音源であれば和音演奏は可能です。

37鍵だからコードが弾けないというわけではありません。

演奏音域が足りない場合は、オクターブ切り替え機能で演奏する音の高さを変更できるモデルもあります。

ただし、オクターブ切り替えを利用しても、物理的な鍵盤数そのものが増えるわけではありません。

比較項目 37鍵 61鍵
演奏範囲 約3オクターブ 5オクターブ
得意な用途 シンセリード、ベース、音作り 両手演奏、伴奏、バンド演奏
設置スペース 比較的小さく収めやすい 幅のある設置場所が必要
音色の使い分け 機種の機能と鍵盤範囲による スプリットなどを活用しやすい
主な確認点 鍵盤サイズ、同時発音数 鍵盤タッチ、重量、演奏機能

37鍵が向いている人

37鍵が向いているのは、シンセリードやベースを中心に演奏したい人、音作りを楽しみたい人、設置スペースを抑えたい人などです。

短いフレーズを演奏したり、シーケンサーを利用したりする場合は、37鍵で足りることもあります。

ただし、鍵盤サイズはモデルによって異なります。

microKORG2はミニ鍵盤、minilogue xdはスリム鍵盤なので、演奏感にも違いがあります。

61鍵が向いている人

61鍵が向いているのは、両手で演奏したい人、バンドで複数の鍵盤パートを担当する人、ピアノやストリングスなどの音色を使いたい人などです。

5オクターブの演奏範囲があるため、37鍵よりも広い音域を同時に使えます。

特にスプリット機能を利用する場合は、鍵盤の左右にある程度の音域を確保できることが重要です。

ただし、同じ61鍵でも本体重量は大きく異なります。

軽量なモデルと大型ワークステーションでは、持ち運びの負担にも違いがあります。

ピアノ演奏を重視するなら88鍵も比較

ピアノ演奏を中心に考えているなら、88鍵モデルも比較対象になります。

88鍵はアコースティックピアノと同じ鍵盤数で、ハンマーアクション鍵盤を備えるモデルもあります。

ただし、一般に本体が大型になり、設置場所と重量の確認が必要です。

自宅でじっくりピアノ演奏を楽しむのか、バンドでさまざまな音色を使い分けるのかによっても、適した鍵盤数は変わります。

鍵盤数は演奏したい音域と使い方で選ぶことが大切です。

用途別おすすめモデルと購入の注意点

ここまで、KORGの主なシンセサイザーと61鍵モデルの違いを見てきました。

最後に、用途別の選び方を整理しながら、音色保存や外部接続、購入前の注意点を確認しましょう。

シンセサイザーは本体の性能だけでなく、実際の演奏環境に合っているかどうかも大切です。

初心者・バンド・ライブ向けの選択

初心者向けのシンセサイザーを考えるとき、単純に価格やサイズだけで判断しないことが大切です。

何を楽しみたいかによって、使いやすいモデルは変わります。

音作りを学びたい初心者

シンセサイザーの仕組みを学び、自分で音を作りたい人には、minilogue、minilogue xd、monologueなどが候補になります。

特に、オシレーターやフィルター、エンベロープといった基本機能を操作しながら覚えたい人に向いています。

最初は、プリセット音色を選び、フィルターだけを動かしてみるとよいでしょう。

次にエンベロープを調整し、音の立ち上がりや余韻がどう変わるか確認します。

こうしてひとつずつ操作を覚えると、音作りの基本を整理しやすくなります。独学だけでは鍵盤演奏や音作りの進め方がわかりにくい場合は、EYS音楽教室で学ぶ場合の特徴や条件も確認してみてください。

ただし、monologueは単音専用で、minilogueシリーズも最大4音という制限があります。

コード演奏をどの程度行いたいかも考えておきましょう。

バンドで多彩な音色を使いたい人

バンドでピアノ、オルガン、ストリングス、シンセサイザーなどを使い分けるなら、KROSS 2、KROME EX、NAUTILUS、KRONOSなどが候補になります。

音色をあらかじめ準備し、曲ごとに切り替えて演奏できることが重要です。

例えば、バンドのセットリストに合わせて音色を整理しておけば、演奏中の操作を減らすことにつながります。

曲によって必要な音色が異なる場合は、プリセットに目的の音が含まれているか確認しましょう。

必要に応じてレイヤーやスプリットを使うなら、その設定を保存できることも重要です。

ただし、音色を切り替えたときに前の音がどのように残るかは、機種や設定によって異なります。

ライブで使用する場合は、必要な音色を実際に切り替えながら動作を確認しましょう。

シンセリードや電子音を中心に演奏したい人

シンセリードを中心に演奏するなら、minilogue xd、KingKORG NEO、multi/polyなどが候補です。

フィルターやモジュレーションを使って、演奏中に音色を変化させることができます。

アフタータッチを活用したい場合は、NAUTILUS ATやKRONOSなども比較対象になります。

一方、FM系の音作りに興味があればopsix mk II、動きのあるデジタル音色に関心があればmodwave mk IIやwavestate mk IIが候補です。

持ち運びを重視する人

自宅だけでなくスタジオやライブ会場へ持ち運ぶ場合は、重量と本体サイズも重要です。

コンパクトモデルならmonologue、microKORG2、minilogue xdなどを検討できます。

61鍵が必要な場合は、約3.8kgのKROSS 2-61も候補になります。

一方、NAUTILUS AT 61は約13.0kg、KRONOS 61は約14.2kgです。

同じ61鍵でも重量差があるため、持ち運びの方法まで含めて考えたいところです。

車で運ぶのか、公共交通機関を利用するのかによっても、負担は変わります。

また、ケースを含めた重量や、搬入時に必要なスペースも確認しておきましょう。

購入前に確認したい価格と販売条件

KORGのシンセサイザーは、モデルによって価格帯が大きく異なります。

コンパクトな単音アナログ機と上位ワークステーションでは、搭載機能や本体構成が異なるためです。

また、限定カラーや販売時期、店舗の在庫状況によって販売条件が変わる場合もあります。

2026年10月10日時点で、対象となる全モデルの国内新品実売価格を同じ条件で確定できていないため、ここでは具体的な販売価格を一律に比較していません。

購入する際は、税込価格だけでなく、送料、保証、付属品、返品条件なども確認しましょう。

特に旧モデルや世代違いの製品では、国内流通状況や保証、修理対応の条件が異なる可能性があります。

中古品を購入する場合の確認項目

  • すべての鍵盤が正常に発音するか
  • ベロシティが正しく反応するか
  • ノブやスライダー、ボタンに不具合がないか
  • 音声出力にノイズや接触不良がないか
  • ディスプレイに表示不良がないか
  • USB端子とMIDI端子が正常に動作するか
  • 音色の保存と呼び出しが正常にできるか
  • 付属ACアダプターが適合しているか
  • 保証や返品条件、修理対応の可否

中古品では外装がきれいでも、すべての機能が正常に動作するとは限りません。

可能であれば購入前に動作を確認し、確認できない機能については販売条件を把握しておくと安心です。

また、初代microKORGとmicroKORG2、標準NAUTILUSとNAUTILUS ATなど、似た名称の別モデルを取り違えないようにしましょう。

音色保存・MIDI接続・周辺機器

シンセサイザーを快適に使うためには、音色の保存方法や外部機器との接続についても知っておきたいところです。

特にライブやパソコンを使った音楽制作では、こうした機能が使いやすさを左右します。

音色保存とライブでの呼び出し

シンセサイザーで作った音色を繰り返し使いたいなら、保存機能が重要です。

minilogue xdやmicroKORG2などのプログラマブル・シンセサイザーでは、作成した音色を保存できます。

また、ワークステーションでは、複数の音色を組み合わせた設定を保存できるモデルもあります。

ライブでは、音色を保存できることに加え、必要な音を素早く呼び出せるかどうかも確認したいところです。

NAUTILUSのセットリスト・モードのように、演奏順に音色を整理できる機能は、その一例です。

ライブで使う前には、音色ごとの音量差、エフェクト、ペダル操作、レイヤーやスプリットの設定を確認しましょう。

音色切り替え時に残響や持続音がどうなるかも、実際の演奏に影響する場合があります。

また、設定の上書きにも注意が必要です。

必要な音色が消えてしまわないように、バックアップ機能やエディターの対応を確認しておくとよいでしょう。

MIDIとオーディオ接続の違い

パソコンの音楽制作ソフト(DAW)とシンセサイザーを連携させたい場合は、MIDIとオーディオの違いを理解しておくと便利です。

MIDIは、押した鍵盤や音の強弱などの演奏情報をやり取りする仕組みです。

例えば、どの鍵盤を押したか、どの程度のベロシティで演奏したかといった情報を送受信できます。

一方、オーディオは、実際に聞こえる音声信号を扱います。

つまり、MIDI接続だけで本体の音声が録音できるとは限らないということです。

シンセサイザー本体の音をDAWへ録音する場合は、音声出力端子からオーディオインターフェースへ接続する方法があります。

ステレオで録音したい場合は、左右の音声出力を利用する構成も考えられます。

また、USB端子があっても、USB MIDIだけに対応する機種と、USBオーディオ機能を備える機種では使い方が異なります。

USBだけで音声をパソコンへ送れるかどうかは、モデルごとの仕様を確認してください。

外部MIDIキーボードとの組み合わせ

鍵盤のないシンセサイザー音源モジュールを、外部MIDIキーボードから演奏する構成も可能です。

例えば、61鍵MIDIキーボードと音源モジュールを組み合わせれば、広い鍵盤範囲で音源を演奏する構成が考えられます。

ただし、音源側と鍵盤側のMIDI端子や対応メッセージを確認する必要があります。

鍵盤のベロシティやアフタータッチなど、どこまでの演奏情報を送受信できるかは機器によって異なります。

また、USB端子同士を単純にケーブルで接続すれば必ず利用できるとは限りません。

接続方式と対応機器を確認してから組み合わせましょう。

購入時に確認したい周辺機器

シンセサイザー本体のほかに、用途に応じて必要になる周辺機器があります。

周辺機器 主な用途 確認したい点
ACアダプター 本体への電源供給 対応電圧、極性、電流容量
キーボードケース 持ち運びと保護 本体寸法、重量、保護構造
オーディオケーブル アンプや録音機器への接続 端子形状、接続方式
MIDIケーブル MIDI機器との接続 5ピンDINやUSBなどの端子
ダンパーペダル 音を伸ばす操作 対応端子、極性
エクスプレッションペダル 音量や音色の制御 機種ごとの対応状況
キーボードスタンド 本体の設置 耐荷重、幅、奥行き、安定性

特にACアダプターは、端子の形が合うだけでは使用できるとは限りません。

対応電圧、極性、必要な電流容量などが機種の仕様と合っている必要があります。

中古品で純正アダプターが付属していない場合は、メーカーが指定する仕様を確認してください。

ケースやスタンドについても、本体の寸法と重量に合っているか確認することが重要です。

大型の61鍵モデルでは、本体だけでなくケースを含めた重量も考慮しましょう。

KORGシンセサイザーに関するよくある質問(FAQ)

Q1. KORGのシンセサイザーで初心者におすすめなのはどれですか?

A. 音作りの基本を学びたいなら、minilogueやminilogue xd、monologueなどが候補になります。

オシレーターやフィルターを操作しながら、音が変化する仕組みを覚えやすいモデルです。

一方、バンドでピアノやストリングスを演奏したいなら、KROSS 2-61などのワークステーション型が候補になります。

初心者向けかどうかは、シンセサイザーで何をしたいかによって変わります。

最初に演奏したい曲や作りたい音を考えてから選ぶとよいでしょう。

Q2. KORGの37鍵シンセサイザーでもコード演奏はできますか?

A. ポリフォニック対応の機種であれば、37鍵でも和音を演奏できます。

例えば、minilogue xdは最大4音の同時発音に対応しています。

ただし、37鍵は61鍵より演奏できる物理的な音域が狭いため、両手で広い音域を使う演奏には制限があります。

また、monologueのようなモノフォニック機は基本的に単音発音なので、鍵盤数だけでなく同時発音数も確認しましょう。

Q3. KORGの61鍵シンセサイザーはピアノ演奏にも使えますか?

A. KROSS 2、KROME EX、NAUTILUS、KRONOSなどの61鍵モデルはピアノ音色を搭載しており、ピアノ演奏にも利用できます。

ただし、61鍵は88鍵より音域が狭いため、演奏する曲によってはオクターブ移動などの工夫が必要です。

また、鍵盤のタッチはアコースティックピアノと同じとは限りません。

ピアノらしい鍵盤の重さを重視する場合は、88鍵ハンマーアクションモデルも比較するとよいでしょう。

Q4. KORGのシンセサイザーはパソコンなしでも使えますか?

A. 鍵盤と音源を内蔵したハードウェア・シンセサイザーは、基本的にパソコンなしでも演奏できます。

ただし、音を聞くためにはヘッドホンやスピーカー、アンプなどが必要になる場合があります。

また、鍵盤のない音源モジュールでは、外部MIDIキーボードなどを組み合わせて演奏する構成もあります。

購入前には、音声出力端子や必要な周辺機器を確認してください。

Q5. KORGのシンセサイザーを中古で購入しても大丈夫ですか?

A. 中古品も選択肢になりますが、製品の状態と付属品を確認することが重要です。

すべての鍵盤が正常に反応するか、ノブやボタンに不具合がないか、音声出力やMIDI・USB端子が正常に動作するかなどを確認しましょう。

また、音色の保存機能、ディスプレイ、ACアダプターの適合性などもチェックしたいポイントです。

旧モデルでは修理対応や保証条件が異なる可能性があるため、販売条件とメーカーの対応状況も確認してください。

まとめ

KORGのシンセサイザーは、コンパクトなアナログ・シンセサイザーから、多彩な音源を搭載した61鍵ワークステーションまで幅広い選択肢があります。

そのため、最初に自分の用途を明確にすることが、モデル選びで最も大切なポイントです。

KORGシンセサイザー選びのポイント

  • 音作りを学びたいならminilogueシリーズやmonologueを検討する
  • ボコーダーやコンパクトさを重視するならmicroKORG2やKingKORG NEOが候補
  • FM音源や複雑なデジタル音色を作りたいならopsix mk II、modwave mk II、wavestate mk IIなどを比較する
  • バンドで多彩な楽器音を使うならKROSS 2、KROME EX、NAUTILUS、KRONOSなどの61鍵モデルが候補
  • 37鍵と61鍵は演奏音域が異なるため、弾きたい曲や演奏スタイルに合わせて選ぶ
  • 鍵盤数だけでなく、同時発音数、音色保存、操作性、MIDI・オーディオ接続も確認する
  • 購入前には本体重量、必要な周辺機器、保証、付属品、新品・中古品の状態を確認する

多機能なモデルが必ずしもあなたにとって最適な1台とは限りません。

例えば、アナログ音作りをじっくり楽しみたい人には、37鍵のコンパクトモデルが合うこともあります。

一方、バンドでピアノやストリングスを弾き分けたいなら、61鍵ワークステーションの方が演奏しやすい場合があります。

また、同じ61鍵でも重量や鍵盤タッチ、アフタータッチ対応、音色の呼び出し方法には違いがあります。

購入前には、自分が使いたい機能を整理し、正確な仕様や付属品についてKORG公式情報をご確認ください。

特に電源や接続機器の適合性に不安がある場合は、メーカー窓口などに確認することをおすすめします。

音楽は、これから始める人にも、久しぶりに再開する人にも、新しい楽しみを見つけるきっかけになります。

最初から難しい音作りを覚える必要はありません。好きな音を選んで鍵盤を押してみることからでも、十分に楽しめますよ。

あなたが作りたい音や演奏したい音楽を思い浮かべながら、自分に合ったKORGのシンセサイザーを選んでみてください。