「二胡を始めたばかりだけど、どんな曲なら弾けるんだろう?」「好きな曲に挑戦したいけれど、難しすぎて挫折しないかな?」そんなふうに迷っていませんか?
二胡は、2本の弦から豊かな旋律を生み出す中国の伝統楽器です。独特のやわらかな音色に魅力を感じ、大人になってから挑戦してみたいと思う人もいるでしょう。
ただし、二胡の曲は有名だから簡単、ゆっくりしているから初心者向け、というわけではありません。
同じ曲でも、音域や調性、ポジション移動の有無、編曲によって演奏の難しさは変わります。
結論から言うと、二胡初心者の最初の1曲には、D調の第1ポジションで弾ける「きらきら星」「ちょうちょう」がおすすめです。
これらは実際の二胡入門教材にも採用されており、基本的な指使いや運弓を確認しながら練習できます。
最初から難しい原曲を再現しようとするより、自分の技術に合った簡単な編曲を選ぶほうが、無理なく練習を進めやすくなります。
この記事では、二胡初心者におすすめの簡単な曲18選を紹介しながら、曲の難易度の見分け方、数字譜の基礎、楽譜の選び方、練習方法まで解説します。
童謡や唱歌だけでなく、中国曲、J-POP、映画音楽にも触れていますので、弾いてみたい1曲を探す参考にしてください。
この記事でわかること
- 二胡初心者におすすめの簡単な曲18選と難易度
- 最初の1曲に「きらきら星」「ちょうちょう」が向いている理由
- 音域・ポジション移動・調性による難易度の判断方法
- D調とG調、数字譜、第1ポジションの基本
- 初心者向け楽譜・曲集の選び方
- 簡単な曲をきれいに演奏する練習方法
二胡初心者におすすめの簡単な曲
二胡で最初に練習する曲を選ぶなら、短くて覚えやすい旋律から始めると取り組みやすいでしょう。
日本二胡学会の認定曲集「二胡を極めよう 第1集 入門」には、「きらきら星」「ちょうちょう」「春の小川」などが収録されています。
実際の入門カリキュラムでも、開放弦の練習、基本運指、換弦などを学んでから、これらの曲へ進む例があります。
初心者向けの曲は、単に音符の数が少なければよいわけではありません。知っている旋律であること、指を動かす範囲が広すぎないこと、拍を理解しやすいことなども大切です。
また、最初の曲が弾けるようになったら、好きなジャンルへ少しずつレパートリーを広げていく楽しみもあります。
最初の1曲は「きらきら星」「ちょうちょう」
二胡を始めたばかりの人に特におすすめしたいのが、「きらきら星」と「ちょうちょう」です。
どちらも親しみやすい旋律で、二胡の入門教材に取り入れられています。
きらきら星|基本運指と運弓を確認しやすい
「きらきら星」は、二胡で最初の1曲を探している人にとって有力な候補です。
同じ音や短い音型の繰り返しがあり、旋律を覚えている人も多いでしょう。
知っているメロディーであれば、音を出したときに正しい高さからずれていないか、耳で確認しやすくなります。
二胡にはギターのようなフレットがないため、左手の指を置く位置によって音程が変わります。音程の基礎を覚える段階では、一音ずつ確かめながら弾ける曲が適しています。
「きらきら星」では、入門教材で指定された運指や弓順を守りながら、左手と右手の動きを合わせる練習ができます。
最初はメロディーが途切れても構いません。指を正しい位置に置いてから弓を動かすなど、動作を落ち着いて確認することが重要です。
ただし、同じ「きらきら星」でも、装飾を加えた編曲や高い音域を使う編曲がある場合は、難易度が変わります。
最初は二胡の入門用として用意された楽譜を選びましょう。
ちょうちょう|拍と音の切り替えを練習しやすい
「ちょうちょう」も、入門曲として取り組みやすい旋律です。
短い音型の繰り返しがあり、リズムの流れを理解しやすい特徴があります。
二胡で曲を演奏するときは、左手で音を切り替えるだけでなく、右手の弓を動かすタイミングも合わせる必要があります。
音の切り替わりで弓の圧力が変わりすぎると、旋律が途切れたように聞こえることがあります。
「ちょうちょう」のような親しみやすい曲なら、一音ずつの長さや弓の切り返しを確認しながら練習できます。
最初は拍を数えながらゆっくり弾き、音の長さがそろってきたら、少しずつ自然な流れで演奏してみましょう。
なお、「きらきら星」と「ちょうちょう」のどちらが必ず簡単かについて、すべての編曲に共通する順位はありません。
迷った場合は、自分がよく知っていて、無理なく口ずさめる曲から始めるとよいでしょう。
最初の1曲を選ぶときのポイント
- メロディーを覚えている
- D調の第1ポジションを中心に演奏できる
- 基本的な運指と弓順が示されている
- 短いフレーズに分けて練習できる
- 模範演奏で音程を確認できる
まだ曲を弾く準備ができていない場合は、開放弦、基本運指、換弦などの練習から始めても問題ありません。
まずは一音を安定して出せるようになることも、曲を演奏するための大切な一歩です。
慣れてきたら弾きたい童謡・日本の唱歌
「きらきら星」「ちょうちょう」に慣れてきたら、日本の童謡や唱歌へ進んでみましょう。
親しみやすい曲が多く、メロディーの流れを理解しながら練習できます。
ただし、音を長く伸ばす曲やフレーズが長い曲では、弓の安定や音程の維持が必要になります。
春の小川|音を滑らかにつなぐ練習
「春の小川」は、二胡の入門曲集にも収録されています。
短い音の切り替えだけでなく、旋律を自然につなげる練習に向いています。
「きらきら星」や「ちょうちょう」で基本的な指使いを覚えた後、少し長いフレーズを意識する曲として取り組めるでしょう。
一音ずつ正しく弾くだけでなく、どこまでを一つの旋律としてつなげるかを考えて演奏すると、曲らしい流れを作る練習になります。
夕焼け小焼け|長い音と強弱の練習
「夕焼け小焼け」は、穏やかな旋律が特徴の童謡です。
長い音を安定させる練習や、強弱を意識する練習に利用できます。
二胡では、弓を一定の速さと適切な圧力で動かし続ける必要があります。
ゆっくりした旋律だからこそ、一音の途中で音量が急に変わったり、音がかすれたりしないかを確認してみましょう。
朧月夜・浜千鳥|歌うような旋律表現を楽しむ
「朧月夜」は、滑らかな音のつながりを練習したい人に向いています。
「浜千鳥」は、音程を安定させながら落ち着いた旋律を表現する練習に利用できます。
どちらも、二胡の持続音を生かしながら、音の始まりと終わりを丁寧に整えることが大切です。
まずは音程とリズムを正確に弾き、その後で曲全体の強弱やフレーズのまとまりを考えてみましょう。
ふるさと・紅葉・大きな古時計・エーデルワイス
「ふるさと」は、よく知られた旋律で、長いフレーズを意識する練習に向いています。
「紅葉」は、一定のテンポを保ちながら音程を整える練習に利用できます。
「大きな古時計」は、旋律のまとまりを考えて演奏したい人にとって候補になります。
「エーデルワイス」は、穏やかな曲想を生かし、音を滑らかにつなぐ練習ができます。
これらは日本二胡学会認定の入門曲集に収録されている楽曲です。
ただし、入門曲集の中でも演奏する段階には違いがあります。
最初の1曲が弾けたからといって、すぐにすべての曲を同じように演奏できるとは限りません。
教材の順番や運指の難しさを確認しながら、少しずつ曲を増やしていくとよいでしょう。
中国曲・J-POP・映画音楽のおすすめ
二胡を始めた理由が、「中国らしい音楽を弾いてみたい」「好きな映画のメロディーを演奏したい」という人もいるでしょう。
目標にしたい曲があることは、練習の楽しみにつながります。
ただし、中国曲やポピュラー音楽は、楽曲によって必要な技術が大きく異なります。
鳳陽花鼓・太湖船|中国音楽に親しみたい人へ
「鳳陽花鼓(フォンヤンホアグー)」と「太湖船(タイフーチュアン)」は、二胡の入門曲集に収録されている中国曲です。
「鳳陽花鼓」は、中国音楽らしいリズムを学ぶ曲として候補になります。
「太湖船」は、中国の民謡として知られる曲で、旋律の流れを意識した練習に利用できます。
ただし、曲集に収録されていることだけを理由に、すべての編曲が第1ポジションのみで演奏できると判断することはできません。
テンポを速くしたり、装飾的な表現を加えたりすると難易度が上がる場合があります。
中国曲に挑戦したい場合も、入門用として編曲された楽譜から選びましょう。
いつも何度でも|映画音楽を弾きたい人へ
映画『千と千尋の神隠し』で知られる「いつも何度でも」は、「二胡を極めよう 第1集 入門」に収録されています。
入門曲集にも採用されているため、初心者向けの編曲を探す際の候補になります。
ただし、入門曲集にあるからといって、二胡を始めた直後に簡単に弾けるという意味ではありません。
最初は基本的な童謡で音程や運弓に慣れ、その後で挑戦する方法があります。
見上げてごらん夜の星を・上を向いて歩こう・涙そうそう
「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」「涙そうそう」は、「二胡を極めよう 第2集 初級/1」に収録されています。
どれも親しみのあるメロディーですが、旋律を知っていることと、二胡で演奏しやすいことは別です。
「見上げてごらん夜の星を」は、歌うような旋律を意識した表現練習の候補になります。
「上を向いて歩こう」では、リズムや音の切り替えを正確に演奏することが重要です。
「涙そうそう」では、ゆったりした部分でも音程を安定させ、強弱を整える必要があります。
いずれも、基本的な運弓に慣れた後の目標曲として考えるとよいでしょう。
もののけ姫|持続音と豊かな表現に挑戦
映画『もののけ姫』の楽曲も、二胡の初級曲集に収録されています。
持続音や旋律表現を意識したい人にとって、練習目標になるでしょう。
ただし、原曲の音域やフレーズを忠実に再現する場合、難易度が高くなる可能性があります。
最初から原曲と同じ表現を目指すのではなく、現在の技術に合った楽譜で旋律を確実に演奏することを優先しましょう。
有名な中国曲には、初心者には難しい作品もあります。
「二泉映月」「賽馬」「梁祝」などは、本格的な演奏では高度な運弓、ポジション移動、装飾的な表現などが必要になる場合があります。
また、「蘇州夜曲」は初級段階の教材に収録されている例があり、最初の童謡とは学習段階が異なります。
有名曲を弾きたい場合は、原曲と初心者用の簡易編曲を区別して選ぶことが大切です。
二胡の簡単な曲18選を難易度で比較
ここでは、初心者が取り組みやすい曲から、基礎を身につけた後に挑戦したい曲まで18曲を比較します。
難易度は、入門教材への収録段階、必要となる基礎技術、一般的な旋律の特徴をもとに整理した相対的な目安です。
公式に統一された難易度等級ではなく、すべての編曲に共通するものでもありません。
実際の難しさは、楽譜の調性、運指、音域、テンポ、ポジション移動などによって変わります。
入門・初級別の難易度比較表
今回の難易度は次のように分類します。
- A:演奏を始めたばかりの入門者向き
- B:基本的な運指や運弓を覚えた入門者向き
- C:入門段階を終え、初級で挑戦したい曲
| 曲名 | 難易度目安 | 教材上の段階 | 主な練習ポイント |
|---|---|---|---|
| きらきら星 | A | 入門前半 | 基本運指・運弓 |
| ちょうちょう | A | 入門前半 | 音程・拍 |
| 春の小川 | A~B | 入門 | フレーズ・運弓 |
| 夕焼け小焼け | B | 入門 | 持続音・強弱 |
| 朧月夜 | B | 入門 | 滑らかな音のつながり |
| 浜千鳥 | B | 入門 | 音程・持続音 |
| エーデルワイス | B | 入門 | フレーズ表現 |
| ふるさと | B | 入門 | 長い旋律・強弱 |
| 紅葉 | B | 入門 | テンポ・音程 |
| 大きな古時計 | B | 入門 | 旋律・フレーズ |
| 鳳陽花鼓 | B~C | 入門 | 中国曲のリズム |
| 太湖船 | B~C | 入門 | 中国曲の旋律 |
| 童神 | B~C | 入門 | 持続音・歌うような表現 |
| 見上げてごらん夜の星を | C | 初級/1 | 旋律表現 |
| 上を向いて歩こう | C | 初級/1 | リズム・音の切り替え |
| 涙そうそう | C | 初級/1 | 音程・強弱 |
| もののけ姫 | C | 初級/1 | 持続音・表現 |
| いつも何度でも | B~C | 入門 | 旋律・表現 |
難易度Aの曲は、基本的な指使いや運弓を確認する段階に向いています。
難易度Bでは、音を滑らかにつなぐことや、長いフレーズを安定させることなどが練習課題になります。
難易度Cの曲は、入門段階の基礎を身につけた後、旋律表現やリズムなどに取り組みたい人の候補です。
ただし、同じ難易度Bでも、実際に必要となる技術は曲によって異なります。
例えば、長い音を保つことが得意でも、換弦が多い曲では弾きにくさを感じる場合があります。
反対に、速い音の切り替えが苦手でも、落ち着いた曲調であれば練習しやすいこともあるでしょう。
この表は難易度の絶対的な順位ではなく、今の自分がどの段階の曲を探すとよいかを判断するための資料として使ってください。
童謡・唱歌・中国曲・J-POPはどれが簡単?
ジャンルだけで判断するなら、最初は入門用に編曲された童謡が取り組みやすい候補です。
短い旋律や同じ音型の繰り返しがあり、曲の流れを覚えやすいためです。
日本の唱歌は、基本的な運指を覚えた後、長い音やフレーズの練習へ進みたい人に向いています。
中国曲は、二胡らしい旋律に親しめる一方、リズムや装飾表現などによって難易度が変わります。
J-POPや映画音楽は、好きな曲を練習目標にしやすい反面、原曲の音域やリズムが初心者には難しいこともあります。
したがって、ジャンルや曲名ではなく、実際の編曲と必要な演奏技術で判断することが重要です。
童謡でも難しい編曲はありますし、有名なポピュラー曲でも、入門用の編曲なら挑戦しやすくなる場合があります。
簡単な曲を何曲弾けば次へ進める?
何曲練習すれば上達するかについて、すべての初心者に共通する基準はありません。
大切なのは、曲数よりも、曲を通じて基本的な技術を身につけられたかどうかです。
一曲を仕上げる目安として、次の点を確認してみましょう。
- 止まらずに最後まで演奏できる
- 大きな音程のずれが少ない
- 一定の拍を保てる
- 弓の切り返しが安定している
- 目立つ雑音が少ない
- 曲のフレーズを理解して演奏できる
単に最後まで音を出すことと、音楽として自然に演奏できることは別の段階です。
簡単な曲を丁寧に仕上げる練習も、次の曲へ進むための大切な基礎になります。
初心者が弾きやすい曲の選び方
二胡で簡単な曲を探すときは、楽譜の中身を確認することが欠かせません。
特に重要なのは、音域、ポジション移動、テンポ、リズム、特殊奏法の有無です。
曲のタイトルや雰囲気だけではわからない難しさもあるため、楽譜を選ぶ際の判断基準を覚えておきましょう。
音域とポジション移動を確認する
音域が狭い曲は取り組みやすい
音域とは、曲の中で使う最も低い音と最も高い音の範囲です。
一般に音域が狭い曲は、左手の位置を大きく変えずに演奏できる可能性があります。
二胡の初心者にとって、左手の基本的な位置である第1ポジションを安定させることは重要です。
第1ポジションの範囲で演奏できる曲なら、指の位置や音程を確認することに集中しやすくなります。
ただし、音域が狭ければ必ず簡単というわけではありません。
半音の配置が複雑だったり、弦の切り替えが多かったりすれば、狭い音域でも難しくなることがあります。
ポジション移動が少ない曲を選ぶ
ポジション移動とは、左手を棹の上下方向へ動かし、異なる位置で音を出す技術です。二胡では「換把(かんば)」とも呼ばれます。
ポジション移動が必要な曲では、手を移動させた後に正しい音程を取らなければなりません。
二胡にはフレットがないため、左手の位置を正確に覚える練習が必要です。
最初の曲では、第1ポジションを中心に、左手の大きな移動が少ない楽譜を選ぶとよいでしょう。
基礎が身についてからポジション移動を取り入れるほうが、段階的に練習できます。
小指を使う曲は難しい?
小指を使うからといって、必ず中級以上の曲になるわけではありません。
二胡の入門教材にも小指の練習が含まれています。
小指を使うことと、ポジション移動が必要になることは別です。
曲の難易度を判断するときは、小指の使用だけでなく、手全体を移動させる必要があるか、半音の位置が複雑か、換弦が多いかなどを確認しましょう。
音域と運指のチェック項目
- 最低音と最高音はどこか
- 第1ポジションで演奏できるか
- 途中でポジション移動が必要か
- 移動が必要な場合、その回数は多いか
- 半音の配置が複雑ではないか
- 内弦と外弦を頻繁に切り替える必要があるか
楽譜を見ただけで判断できない場合は、模範演奏や運指の説明を確認する方法があります。
初心者向けの曲集であれば、基本的な技術から順番に取り組める構成になっているかも重要です。
テンポ・リズム・特殊奏法で判断する
テンポは速すぎない曲から
速い曲では、左手の指と右手の弓を素早く連動させる必要があります。
まだ音程や運弓が安定していない段階では、ゆっくりした速さで練習できる曲が取り組みやすいでしょう。
ただし、初心者向けのテンポについて、すべての二胡教材に共通するBPMの基準が確認できるわけではありません。
速さの数字だけで難易度を決めず、一音ずつ正しい音程を確認できるかを重視してください。
また、ゆっくりした曲にも難しさがあります。
一音を長く伸ばす場合、弓の速度や圧力が不安定だと音色が変わりやすくなります。
遅いテンポなら必ず簡単とは考えず、実際に必要な運弓も確認しましょう。
リズムは繰り返しが多いものを選ぶ
初心者には、規則的な拍で、同じリズム型が繰り返される曲が向いています。
短いリズムを覚えられれば、音程や指の動きにも注意を向けやすくなります。
一方、細かい音符が連続する曲、付点音符のリズムが複雑な曲、休符が不規則に入る曲などでは、拍を保つことが難しくなる場合があります。
まずは一定のテンポで弾ける曲を選び、慣れてきたらリズムに変化のある曲へ進むとよいでしょう。
特殊奏法が少ない曲を選ぶ
二胡には、旋律を豊かに表現するためのさまざまな奏法があります。
例えば、音程を滑らかに移動させる滑音、音を揺らすビブラート、細かく音を動かすトリルなどです。
これらは二胡の魅力につながる技術ですが、最初の1曲ですべて使う必要はありません。
初心者はまず、正しい音程と安定した音を出すことを優先しましょう。
特にビブラートができなくても、基本的な旋律演奏は可能です。
知っている曲でも編曲を確認する
メロディーを知っている曲なら、実際に出している音と記憶している音を比較しやすくなります。
そのため、親しみのある曲を選ぶことには利点があります。
ただし、旋律を覚えているからといって、運指や音域まで簡単になるわけではありません。
原曲に広い音域や複雑な装飾がある場合は、初心者向けに編曲された楽譜を探しましょう。
曲名だけでは演奏の難易度を判断できません。
同じ曲でも、調性、音域、運指、装飾音、テンポなどが異なれば、必要な技術も変わります。
入門用に編曲された楽譜なのか、原曲の演奏を前提とした楽譜なのかを確認してください。
二胡初心者はD調とG調のどちらが簡単?
二胡の入門教材では、D調から学び、その後にG調などへ進む構成が採用されています。
そのため、初めて二胡を練習する場合は、D調から始めると基礎を整理しやすいでしょう。
ただし、D調ならすべて簡単、G調ならすべて難しいという意味ではありません。
調性は曲の難しさを判断する要素の一つであり、実際には音域や運指、ポジション移動も重要です。
数字譜の読み方と第1ポジションの基本
数字譜とは?
二胡では、数字で音階を表す「数字譜」が広く使われています。
中国語では「簡譜(ジャンプー)」と呼ばれる記譜方法です。
数字譜では、1から7の数字を使って階名を表します。
| 数字 | 階名 |
|---|---|
| 1 | ド |
| 2 | レ |
| 3 | ミ |
| 4 | ファ |
| 5 | ソ |
| 6 | ラ |
| 7 | シ |
| 0 | 休符 |
数字の上に点が付くと基準より1オクターブ高い音、下に点が付くと1オクターブ低い音を表します。
また、数字の下にある横線は短い音価を示し、横線が増えると音の長さが短くなります。
数字の後ろに横線が続いている場合は、音を長く伸ばす表記として使われます。
数字だけでなく、音の長さ、休符、運指、弓順なども確認することが大切です。
「1=D」「1=G」の意味
数字譜で重要なのが、楽譜に書かれている「1=D」「1=G」などの表示です。
これは、数字の1がどの音に対応するかを表しています。
例えば「1=D」であれば、数字の1はDの音です。
「1=G」であれば、数字の1はGの音になります。
つまり、数字譜の1が必ずピアノのCになるわけではありません。
楽譜を読む際には、最初に調性を確認する習慣をつけましょう。
二胡の標準調弦とD調・G調
一般的な二胡は2本の弦を持ち、内弦をD4、外弦をA4に合わせて調弦します。
この2つの音は完全5度の関係です。
標準調弦を前提とした主な調性と開放弦の対応は、次のとおりです。
| 調性 | 数字譜 | 内弦 | 外弦 |
|---|---|---|---|
| D調 | 1=D | 1 | 5 |
| G調 | 1=G | 低音5 | 2 |
| F調 | 1=F | 低音6 | 3 |
| C調 | 1=C | 2 | 6 |
| B♭調 | 1=B♭ | 3 | 7 |
| A調 | 1=A | 4 | 高音1 |
二胡は、曲の調が変わるたびに弦を調弦し直すわけではありません。
通常は標準調弦のまま、各調に対応する運指を使って演奏します。
D調は、内弦の開放音が数字の1、外弦の開放音が5に対応します。
この関係を覚えながら第1ポジションの指使いを練習できるため、入門段階で採用されています。
G調では、内弦の開放音が低音5、外弦の開放音が2に対応します。
D調で基本的な音階や曲に慣れた後、G調へ進むことで、演奏できる曲の選択肢を広げられます。
第1ポジションと第2ポジションの違い
第1ポジションは、二胡の入門段階で最初に学ぶ基本的な左手の位置です。
一定の位置で人差し指、中指、薬指、小指などを使い、音程を作ります。
左手の位置を大きく変えずに練習できるため、指の間隔や音程を覚えるのに向いています。
第2ポジションは、それとは異なる棹上の位置を使う演奏方法です。
より高い音域などを演奏できますが、正確なポジション移動が必要になります。
日本二胡学会認定の「二胡を極めよう 第3集 初級/2」には、D調第2ポジションの音階練習が収録されています。
初心者は第1ポジションを安定させてから、必要に応じて次のポジションへ進むとよいでしょう。
簡単な曲をきれいに弾く練習方法
二胡は、簡単な旋律でも美しく演奏するには練習が必要です。
特に重要なのは、正しい音程、安定した運弓、左手と右手の動きを合わせることです。
最初から曲全体を何度も繰り返すより、練習を小さな段階に分けると、どこを改善すればよいか確認しやすくなります。
独学での練習手順とつまずき対策
1.演奏前に調弦する
練習を始める前に、二胡の音程を確認しましょう。
一般的な標準調弦は、内弦がD4、外弦がA4です。
チューナーを使って確認すると、基準となる音の高さを把握できます。
調弦がずれていると、指の位置が正しくても、実際に出る音の高さが合わなくなります。
また、糸巻きを大きく回すと弦の張力が急に変化するため、少しずつ調整しましょう。
2.開放弦で運弓を確認する
調弦ができたら、左手で弦を押さえずに音を出す開放弦練習を行います。
まずは弓の速度を一定に保ち、音の途中でかすれたり、音量が急に変わったりしないかを確認しましょう。
短い運弓と長い運弓を分けて練習する方法もあります。
弓を返す際に音が途切れやすい場合は、切り返しのタイミングをゆっくり確かめてください。
3.D調の音階を練習する
次に、D調の基本音階を使って指の位置を確認します。
二胡にはフレットがないため、指を置く位置が変われば音程も変化します。
一音ずつ正しい高さを確認しながら、左手の形が大きく崩れないように練習しましょう。
慣れてきたら、指を動かすタイミングと弓を動かすタイミングを合わせていきます。
4.模範演奏を聴いて楽譜を確認する
曲の練習に入る前に、模範演奏を聴いてメロディーの流れを覚えましょう。
音の高さだけでなく、リズムやフレーズのまとまりにも注意します。
その後、楽譜に書かれた調性、数字譜、運指、弓順を確認してください。
難しそうな場所があれば、あらかじめ印を付けておくと練習しやすくなります。
5.ゆっくり短く区切って練習する
初めから原曲と同じ速さで演奏する必要はありません。
音程と音の長さを確認できる速度まで落とし、正確に演奏することを優先しましょう。
うまく弾けない部分は、1~2小節程度に区切って練習します。
曲全体を何度も通すよりも、苦手な音の移動や弓の切り替えを集中的に練習したほうが、原因を確認しやすくなります。
短い部分が安定して弾けるようになったら、前後のフレーズをつないでいきましょう。
6.録音して音程とリズムを確認する
曲を最後まで弾けるようになったら、一度録音して聴いてみる方法があります。
演奏中には気づきにくい音程のずれ、拍の乱れ、弓を返す際の音の変化などを確認できます。
録音を聴くときは、一度にすべてを直そうとせず、音程やリズムなど一つの課題に絞るとよいでしょう。
その課題を意識して練習し、再び録音して比較することで、変化を確認できます。
7.音色や強弱を整える
最後まで演奏できるようになったら、次は音色や強弱を整えていきます。
フレーズの切れ目を意識し、旋律が自然につながるように演奏しましょう。
必要に応じて表現技法を段階的に取り入れる方法もありますが、最初から複雑な奏法を使う必要はありません。
音程と運弓を安定させてから表現を加えることが、初心者にとって大切な順番です。
おすすめの練習順序
- 調弦して基準音を確認する
- 開放弦で安定した音を出す
- D調の基本音階を弾く
- 模範演奏を聴き、楽譜を確認する
- 短いフレーズをゆっくり練習する
- 曲全体をつなぎ、録音して確認する
- 音程、音色、強弱を整える
音程が安定しないとき
音程が安定しない原因として、指の位置が一定でないことや、左手の形が崩れていることなどが考えられます。
まず調弦を確認し、その後でゆっくり指を置いて音程を確かめましょう。
メロディーを覚えている曲なら、聞き慣れた音との違いにも注意してください。
音がかすれるとき
音がかすれる場合は、弓の圧力や速度が適切でない可能性があります。
弓を動かす方向や松脂の状態などが関係することもあります。
原因を一つに決めつけず、開放弦で短い音と長い音を試しながら確認しましょう。
改善しない場合は、二胡の指導者に楽器の状態や運弓のフォームを確認してもらう方法もあります。
内弦と外弦の切り替えが難しいとき
二胡では弓毛が2本の弦の間に通っており、内弦と外弦で弓の力のかけ方が異なります。
換弦が多い曲では、この動作が初心者の負担になる場合があります。
まず左手を使わず、開放弦で内弦と外弦を交互に弾く練習を行いましょう。
右手の動きに慣れたら、左手の運指を組み合わせていきます。
独学でも曲を弾けるようになる?
独学でも、模範演奏を聴くこと、数字譜を読むこと、開放弦や音階を練習すること、簡単な旋律を弾くことなどに取り組めます。
一方、姿勢や運弓を客観的に確認しにくく、音程のずれや指の位置の癖に気づきにくい面もあります。
何度練習しても同じところでつまずく場合は、二胡の講師に動きを確認してもらうことも一つの方法です。
自分の練習環境に合わせ、無理のない方法で取り組みましょう。
初心者向けの二胡楽譜・曲集の選び方
二胡で簡単な曲を練習するには、自分の演奏レベルに合った楽譜を選ぶことが大切です。
同じ曲が収録されていても、入門教材と一般的な曲集では、必要な技術や説明の内容が異なる場合があります。
曲名だけでなく、運指、弓順、音階練習、模範演奏の有無などを確認しましょう。
入門用と一般曲集の違い・購入前の確認点
入門用教材と一般曲集は目的が異なる
入門用教材は、基本的な音階や指使い、運弓などを段階的に学ぶことを重視しています。
簡単な練習から始めて、少しずつ演奏できる曲を増やしたい人に向いています。
一方、一般的な曲集では、特定のジャンルや収録曲の豊富さを重視している場合があります。
好きな曲を探す楽しみはありますが、収録されているすべての曲が初心者向けとは限りません。
最初の1冊を選ぶ場合は、収録曲数より、基礎練習・運指・弓順のわかりやすさを重視するとよいでしょう。
二胡を極めよう 第1集 入門
日本二胡学会認定の「二胡を極めよう 第1集 入門」は、二胡初心者が検討できる入門曲集です。
賈鵬芳(ジャー・パンファン)氏が監修し、模範演奏CDが付属しています。
D調やG調の練習を含み、「きらきら星」「ちょうちょう」「春の小川」「夕焼け小焼け」「太湖船」などが収録されています。
基本的な運指や音階の練習から、童謡、唱歌、中国曲などへ進みたい人にとって候補になる教材です。
出版社の商品案内では全34曲と説明される一方、収載一覧には伴奏違いや練習項目を含む38項目が掲載されています。
そのため、38曲の独立した楽曲が収録されているとは限りません。収録内容の詳細は、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスの公式収載曲情報で確認できます。
また、調査時点では出版社の商品ページに品切れ表示が確認されています。
出版社が品切れであることと、市場全体で在庫がないことは同じではありません。
購入する場合は、現在の取り扱い状況や付属品を確認してください。
二胡を極めよう 第2集 初級/1
「二胡を極めよう 第2集 初級/1」は、入門段階を終えてレパートリーを広げたい人向けの教材です。
「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」「涙そうそう」「もののけ姫」などが収録されています。
G調の曲やF調の音階なども学ぶ構成で、入門曲をある程度弾けるようになった後の候補になります。
好きな日本の歌謡曲や映画音楽に挑戦したい場合でも、基本的な音程や運弓を身につけてから取り組むとよいでしょう。
二胡を極めよう 第3集 初級/2
「二胡を極めよう 第3集 初級/2」では、B♭調やC調、ポジション移動を含む課題などを学べます。
「蘇州夜曲」「旅愁」「ムーンリバー」などの楽曲が収録されています。
曲集名に初級とあっても、二胡を始めた直後の人にとっては難しい内容が含まれています。
まず第1ポジションの基本を身につけ、必要な技術が増えてきた段階で検討しましょう。
はじめての二胡入門
ドリーム・ミュージック・ファクトリーの「はじめての二胡入門」は、二胡入門を目的とした教則本です。
出版社の案内では、模範演奏CD付きの教材として紹介されています。
基本から学びたい人にとって候補になりますが、購入する場合は、取り扱われている版や付属音源の内容を確認してください。
二胡で奏でる/美しい日本の唱歌
「二胡で奏でる/美しい日本の唱歌」は、日本の唱歌や親しみのある名曲を探したい人向けの曲集です。
「春の小川」「朧月夜」「夕焼け小焼け」「浜千鳥」「故郷」「紅葉」などが収録されています。
日本の曲を中心にレパートリーを広げたい人にとって、曲探しの候補になるでしょう。
ただし、曲集全体が入門者向けの難易度に統一されているとは確認できません。
希望する曲の音域や運指、必要な技術を確認して選ぶことが大切です。
| 曲集・教材 | 主な特徴 | 向いている段階 |
|---|---|---|
| 二胡を極めよう 第1集 入門 | D調・G調の基礎、童謡、唱歌、中国曲 | 入門 |
| 二胡を極めよう 第2集 初級/1 | 日本の有名曲、G調・F調など | 初級 |
| 二胡を極めよう 第3集 初級/2 | さまざまな調性、ポジション移動 | 初級の次の段階 |
| はじめての二胡入門 | 基本から学ぶ教則本 | 入門 |
| 二胡で奏でる/美しい日本の唱歌 | 日本の唱歌を中心とした楽曲集 | 曲ごとの確認が必要 |
曲集を購入する前に確認したいこと
二胡用の楽譜や曲集を選ぶ際は、次の項目を確認しておきましょう。
- 二胡専用の楽譜になっているか
- 入門・初級など対象レベルが明記されているか
- D調や第1ポジションの曲が含まれているか
- 数字譜と五線譜のどちらが掲載されているか
- 運指や弓順の説明があるか
- 基本的な音階練習が含まれているか
- 模範演奏の音源が付属しているか
- 希望する楽曲が収録されているか
- 版、付属品、在庫などを確認できるか
模範演奏CDが付属している場合は、自宅に再生できる機器があるかも確認しましょう。
また、楽譜の価格や在庫、付属品などの条件は、時期や販売先によって変わる場合があります。
購入前には、出版社などの案内で現在の情報を確認してください。
無料の二胡楽譜は使える?
正規に公開されている楽譜であれば、無料の楽譜を練習に利用する方法もあります。
ただし、無料で閲覧できることと、自由に複製・配布できることは別です。
利用条件や著作権を確認し、適切な方法で使用しましょう。
また、無料の楽譜には運指や弓順の説明がない場合もあります。
初心者が独学で利用する際は、調性、音域、演奏に必要な技術を判断できるかも重要です。
二胡の簡単な曲に関するよくある質問
最後に、二胡初心者が曲を選ぶ際によく迷うポイントをまとめました。
Q1. 二胡を始めたばかりの人に一番簡単な曲は何ですか?
A. 「きらきら星」や「ちょうちょう」が有力な候補です。
二胡の入門教材や教室の初期課題曲として採用されています。ただし、最初は開放弦や基本運指、換弦などを練習してから取り組むとよいでしょう。
D調の第1ポジションを中心に演奏できる楽譜を選ぶことが重要です。
Q2. 二胡初心者でもジブリの曲を演奏できますか?
A. 初心者向けに編曲された楽譜であれば、挑戦できる曲があります。
「いつも何度でも」は二胡の入門曲集に、「もののけ姫」は初級曲集に収録されています。
原曲の音域や表現をそのまま再現しようとすると難しくなる場合があるため、自分の演奏レベルに合った編曲を選びましょう。
Q3. 二胡はD調以外の曲だと初心者には難しいですか?
A. D調以外の曲が必ず難しいわけではありません。
ただし、一般的な入門教材ではD調の基本運指を先に学び、その後G調などへ進む構成が採用されています。
調性だけでなく、音域やポジション移動の有無なども確認してください。
Q4. 二胡は独学でも簡単な曲を弾けるようになりますか?
A. 独学でも、入門教材や模範演奏を活用して簡単な曲の練習に取り組めます。
数字譜の読み方、開放弦、基本運弓、音階を順番に練習する方法があります。
ただし、姿勢や弓の動き、音程のずれに気づきにくい場合があります。改善しない問題が続くときは、講師に確認してもらう方法もあります。
Q5. 初心者が1曲弾けるようになるまで、どのくらいかかりますか?
A. 必要な練習期間には個人差があり、すべての初心者に共通する日数や週数は確認できません。
曲の難易度、編曲、練習頻度、音楽経験、指導環境などによって変わります。
期間だけでなく、止まらずに演奏できるか、音程やリズムが安定しているかなどを目安にしましょう。
Q6. ゆっくりした曲なら必ず簡単ですか?
A. 必ずしも簡単ではありません。
ゆっくりした曲では、長い音を安定させる技術や、音程を保ちながら滑らかに演奏する技術が求められます。
テンポだけでなく、音域、運指、換弦、必要な表現技法も確認しましょう。
Q7. ビブラートができなくても曲を弾けますか?
A. ビブラートができなくても、基本的な旋律演奏は可能です。
入門段階では、正しい音程、安定した運弓、基本的な指使いを優先しましょう。
ビブラートなどの表現技法は、基礎が身についてから段階的に練習する方法があります。
Q8. 数字譜と五線譜のどちらを選べばよいですか?
A. 二胡では数字譜が広く使用されています。
初心者は、学習する教材で使われている楽譜形式に合わせる方法があります。
数字譜では、1から7の数字と調性の表示を理解することが重要です。五線譜でも二胡は演奏できるため、数字譜だけに限定する必要はありません。
まとめ
二胡初心者が簡単な曲を選ぶなら、最初は「きらきら星」や「ちょうちょう」など、実際の入門教材に採用されている曲から始めると取り組みやすいでしょう。
基本的な運指や運弓に慣れてきたら、「春の小川」「夕焼け小焼け」「朧月夜」などの日本の唱歌へ進み、中国曲や映画音楽へとレパートリーを広げる方法があります。
曲を選ぶときに重要なポイントを整理すると、次のとおりです。
- 最初はD調の第1ポジションを中心とした曲を選ぶ
- 音域が広すぎず、ポジション移動が少ない楽譜を確認する
- テンポやリズムが複雑すぎない曲から始める
- 有名曲でも原曲と初心者用編曲を区別する
- 数字譜、運指、弓順、模範演奏が確認できる教材を選ぶ
- 最後まで弾くだけでなく、音程や音色を丁寧に整える
二胡を始めたばかりの段階では、難しい曲を急いで弾けるようになる必要はありません。
短い曲でも、正しい音程を取ることや弓を安定させることなど、基礎を身につけるための練習ができます。
大人になってから新しい楽器を始めるなら、自分のペースで好きな音楽に向き合う時間も大切にしたいものです。
難しい曲へ進むことだけを目標にせず、知っている旋律を少しずつ自分の音で奏でられる楽しみを味わってみてください。
まずは弾いてみたい簡単な1曲を選び、二胡の音色を楽しみながら練習を始めてみましょう。

