エレキベースとベースの違いを初心者向けに徹底整理|完全ガイド

ベースとエレキベースの違いを初心者向けに紹介するタ ベース
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エレキベースとベースは何が違うのか、さらにベースギターやエレキギターとはどう違うのか。楽器を始める前ほど、呼び方が多くて迷いますよね。

結論から言うと、バンドやポピュラー音楽の会話では、「ベース」と「エレキベース」はほぼ同じ楽器を指します。

ただし、言葉を厳密に分けると、ベースは低音や低音楽器まで含む広い言葉で、エレキベースはその中の一種類です。エレキギターとは見た目が似ていても、音域や弦、演奏上の役割が違います。

私は音楽高校で音楽理論や和声、聴音などを学び、その後はベーシストとしてバンド活動を続けてきました。この記事では、名前の整理だけで終わらせず、初心者がどの楽器を選び、何を揃えればよいのかまで分かりやすくまとめます。

  • エレキベースとベースの言葉の違い
  • ベースギターや他の低音楽器との関係
  • エレキベースとエレキギターの違い
  • 初心者の楽器選びと必要な機材

エレキベースとベースの違い

まずは、一番気になる呼び方の違いから整理しましょう。日常会話での意味と、楽器を分類するときの厳密な意味を分けて考えると、混乱しにくくなります。

普段はほぼ同じ意味で使う

バンドではベースとエレキベースを同じ意味を説明したスライドロック、ポップス、ファンクなどのバンドについて話すときは、ベースとエレキベースに実質的な違いはほとんどありません。

「ベースを始めたい」「バンドでベースを担当している」「初心者用のベースを買う」といった表現は、通常、エレキベースを指しています。

楽器店でも、売り場や商品分類に単に「ベース」と書かれていれば、多くの場合はエレキベースのことです。わざわざ毎回「エレキベース」と言わず、短く「ベース」と呼んでいるわけですね。

普段のバンドの会話では、「ベース=エレキベース」と考えて問題ありません。

たとえば、メンバー募集で「ギター、ベース、ドラムを募集」と書かれていた場合、ベースは一般的な横に構えるエレキベースを意味します。コントラバス奏者を募集しているとは、通常は考えません。

初心者の段階では、まずこの使われ方を覚えておけば十分です。言葉の違いを気にしすぎて、楽器選びが止まってしまう必要はありません。

厳密にはベースの方が広い

ベースという大きな分類の中にエレキベースが含まれる関係を図一方、楽器をきちんと分類する場合は、ベースの方が広い意味を持ちます。

エレキベースはベースの一種ですが、すべてのベースがエレキベースというわけではありません。

言葉 主な意味 具体例
ベース 低音、低音パート、低音楽器を含む広い言葉 エレキベース、コントラバス、シンセベースなど
エレキベース 弦の振動を電気信号に変えて増幅する低音楽器 一般的な4弦、5弦、6弦ベースなど
ベースギター ギター型のベースを表す名称 多くの場合はエレキベースと同じ意味

たとえるなら、「車」と「電気自動車」の関係に少し似ています。電気自動車は車ですが、すべての車が電気自動車ではありません。同じように、エレキベースはベースですが、ベースという言葉には別の低音楽器も含まれます。

ただし、一般の会話では分類上の正確さより、文脈で意味が決まります。バンドの話ならエレキベース、オーケストラの話ならコントラバスというように、周囲の話題から判断するのが自然です。

ベースは低音全般を指す

「ベース」という言葉は、特定の楽器名だけではありません。音楽では、大きく分けて三つの意味で使われます。

一つ目は、低い音や低音域そのものです。オーディオ機器で「ベースを上げる」と言う場合は、楽器の音量ではなく、低音域を強くするという意味です。

二つ目は、曲の低音パートです。低音パートをエレキベースが担当することもあれば、コントラバス、キーボード、シンセサイザー、チューバなどが担当することもあります。

三つ目は、低音楽器の総称または略称です。バンドではエレキベースの略として使われ、クラシックやジャズでは文脈によってコントラバスを指すことがあります。

「普通のベース」という表現は意外と曖昧です。ロックバンドなら4弦エレキベース、ジャズの現場ならコントラバスを想像する人もいます。誤解を避けたい場面では、楽器名を具体的に伝えると安心です。

このように、ベースという言葉は場面によって意味が変わります。とはいえ、これから一般的なバンド演奏を始めたいあなたなら、まずはエレキベースを基準に考えて大丈夫ですよ。

エレキベースの基本

呼び方の関係が分かったところで、エレキベースがどのような楽器なのかを見ていきましょう。構造と役割を知ると、ギターや他のベースとの違いがさらに分かりやすくなります。

音を出す仕組みと主な特徴

エレキベースは、弦を弾いた振動をピックアップで電気信号に変え、その信号をアンプやスピーカーで増幅して鳴らす楽器です。

本体だけを弾いても小さな生音は出ますが、ソリッドボディと呼ばれる中身の詰まった構造が一般的なので、合奏に必要な音量は得られません。練習でも、ベースアンプやヘッドホンアンプ、オーディオ機器などにつないで音を確認するのが基本です。

標準的なエレキベースは4弦で、低い方からE・A・D・Gに合わせます。日本語の音名なら、ミ・ラ・レ・ソです。5弦ベースはさらに低いB弦、6弦ベースは低いB弦と高いC弦を加える形が一般的です。

初心者が最初に選ぶなら、教材が多く、ネック幅も比較的扱いやすい4弦のフレット付きベースが分かりやすいでしょう。もちろん、弾きたい曲で5弦の低音が必要なら、最初から5弦を選ぶ考え方もあります。

フレット付きは、指板上の金属製フレットが音程の位置を決めるため、初心者でも狙った音を出しやすいタイプです。フレットレスベースはフレットがなく、指を置く位置によって音程が細かく変わります。滑らかな音の移動や独特の柔らかい音色が魅力ですが、正確な音程を取るには耳と左手の精度が必要です。

また、電気回路にはパッシブとアクティブがあります。パッシブは操作が比較的シンプルで、アクティブは本体に電池とプリアンプを内蔵し、低音・中音・高音を手元で調整できるモデルが一般的です。初心者だから必ずパッシブという決まりはありませんが、アクティブを選ぶ場合は電池切れにも注意しましょう。(出典:ヤマハ「エレキベースを始める前に知りたい5つの基本」

弾き方は、主に指弾き、ピック弾き、スラップの三つです。指弾きは人差し指と中指を交互に使う基本奏法、ピック弾きは輪郭のはっきりした音を出しやすい奏法、スラップは弦をたたいたり引っ張ったりして強いアクセントを作る奏法です。

さらに詳しい構造や各部の名称は、エレキベースとはどんな楽器かを解説した記事でまとめています。

本体から生音が聞こえるからといって、生音だけで練習を続けるのはおすすめしません。音の長さ、不要な弦の共振、弾く強さのばらつきが分かりにくく、変な癖に気づきにくいためです。

バンドで担う低音とリズム

ドラムとギターの間でベースがリズムと和音を支える役割を図で説明したスライドエレキベースの役割は、単に低い音を鳴らすことではありません。

曲の中では、コードの土台になる音を示しながら、ドラムと一緒にリズムの流れを作ります。ギターやキーボードが鳴らす和音と、ドラムが刻む拍をつなぐ存在と言うと、イメージしやすいかもしれません。

同じコード進行でも、ベースがどの音を選ぶかによって響きの印象が変わります。また、音を出すタイミングだけでなく、どこで音を止めるかによっても曲のノリが変わります。

初心者は「正しい音を押さえること」に意識が向きやすいのですが、ベースでは休符や音の長さも同じくらい大切です。音を伸ばすのか、短く切るのか。それだけで、重いロックにも、跳ねるファンクにも近づけます。

最初はコードの基準になる音を中心に弾くだけでも、十分にベースらしい演奏になります。慣れてきたら、次のコードへ向かう途中の音や、ドラムの細かな動きに合わせた音を加えていきます。音数を増やすことより、曲に必要な場所へ必要な音を置くことが大切です。

◆音高卒バンドマンのワンポイントアドバイス

バンドでベースを弾いていると、派手なフレーズよりも、ドラムと同じ場所で一音をしっかり鳴らしたときの方が、曲全体が急にまとまることがあります。ベースは目立たない楽器ではなく、目立ち方が少し違う楽器なんですよ。

一人で弾くと地味に感じるフレーズでも、バンドの中に入ると大きな意味を持ちます。低音が抜けた瞬間に曲が軽く感じられるのは、それだけベースが全体を支えているからです。

ベースギターとの違い

エレキベースとベースギターが同じ楽器を指す「エレキベース」と「ベースギター」は別物に見えますが、通常は同じ楽器を指します。ただし、言葉を広く使う場合だけ、少し注意が必要です。

基本的には同じ楽器

エレキベースとベースギターの違いは、一般的な使い方ではほぼありません。

英語では「electric bass」「electric bass guitar」「bass guitar」「bass」などの呼び方があり、日本語では「エレキベース」または単に「ベース」と呼ぶのが自然です。

「ベースギター」という名前は、ギターのように横に抱えて演奏する低音楽器であることを分かりやすく表しています。エレキギターに似たネック、指板、フレット、ペグ、ピックアップ、ブリッジを持ちますが、低音を出すために弦が太く、ネックや弦長も長く作られています。

ただし、エレキベースは「エレキギターから弦を2本外した楽器」ではありません。一般的な4弦ベースとギターの低い4本は音名こそ同じですが、ベースは1オクターブ低く、弦の太さや張り方、アンプで再生する帯域も異なります。6弦のベースも存在するため、弦数だけでギターとベースを区別することもできません。

ただし、ベースギターという言葉を広く使い、エレキベースとアコースティックベースギターの両方を含める場合があります。そのため、商品を探すときや人に伝えるときは「エレキベース」「アコースティックベース」と具体的に言った方が確実です。

検索や買い物では、ベースギターだけでなく「エレキベース」でも確認すると、必要な本体や用品を見つけやすくなります。

なお、「エレキ」とだけ言う場合、日本ではエレキギターを指すことが多いです。エレキベースを省略するときは「ベース」と呼ぶのが一般的ですね。

他のベースとの違い

エレキベース、アコースティックベース、コントラバスの特徴を比較したスライドベースには、エレキベース以外にも複数の種類があります。ここでは、初心者が特に混同しやすいアコースティックベースとコントラバスを比較します。

アコースティックベースを比較

アコースティックベースギターは、アコースティックギターのような中空ボディとサウンドホールを持つギター型のベースです。種類やサイズを選ぶ際の基本は、メーカー公式の初心者向けガイドでも確認できます。(出典:Fender「A Guide to Buying A Bass Guitar For Beginners」

ボディ内部の空気を共鳴させるため、エレキベースより生音が大きく、柔らかく自然な響きを得やすいのが特徴です。一方で、低音を十分な音量で鳴らすには大きな共鳴空間が必要なので、ドラムやギターとの合奏では音量が足りなくなることがあります。

比較項目 エレキベース アコースティックベース
主なボディ ソリッドボディ 中空ボディ
生音 小さい 比較的大きい
本体の厚み 薄め 厚く大きめ
主な音色 輪郭が明確で調整幅が広い 柔らかく自然な響き
合奏時の増幅 基本的に必要 必要になることが多い
向く場面 幅広いバンド演奏 弾き語りや小編成など

「アコースティックならアンプ不要」と思われがちですが、合奏ではピックアップや内蔵プリアンプを使い、ベースアンプやPAにつなぐことも珍しくありません。

また、中空ボディは大音量で鳴らすとハウリングが起こる可能性があります。ロックバンドで幅広く使いたい初心者なら、音量を管理しやすく、体に抱えやすいエレキベースの方が扱いやすいでしょう。

逆に、アコースティックな見た目や響きが好きで、少人数の編成を中心に楽しみたいなら、アコースティックベースを選ぶ意味はあります。どちらが上という話ではなく、演奏したい環境の違いです。

なお、ボディが大きいからといって、必ずエレキベースより合奏で大きく聞こえるとは限りません。低音は人の耳で捉えにくく、他の楽器に埋もれやすいためです。購入時は生音の印象だけでなく、ピックアップの有無やアンプへつないだ音も確認すると安心です。

コントラバスを比較

コントラバスは、楽器を縦に立てて演奏する大型の低音弦楽器です。日本では、特にジャズやポピュラー音楽の分野で「ウッドベース」と呼ばれることもあります。

一般的な4弦コントラバスの調弦は、エレキベースと同じく低い方からE・A・D・Gです。低音域や音楽上の役割には共通点がありますが、構え方や音を出す仕組み、演奏技術はかなり違います。

比較項目 エレキベース コントラバス
構え方 横に抱える 縦に立てる
ボディ ソリッドが中心 大型の中空ボディ
フレット 付いているモデルが主流 基本的に付いていない
主な奏法 指、ピック、スラップ 指弾き、弓弾き
音程の取り方 フレットが目安になる 指の位置と耳で調整する
持ち運び 比較的しやすい 大きく運搬に工夫が必要
主なジャンル ロック、ポップス、ファンクなど クラシック、ジャズ、吹奏楽など

コントラバスには通常フレットがないため、弦を押さえる位置が少しずれるだけで音程も変わります。エレキベースで身につけた音名やリズムの知識は生かせますが、そのまま同じ感覚で弾けるわけではありません。

クラシックで弓を使いたい、ジャズで生の低音を鳴らしたいという明確な目的があるなら、コントラバスが候補になります。ただし、置き場所や運搬、練習音量まで含めて考える必要があります。

コントラバスのように縦に構えながら、電気的に音を増幅する「エレクトリックアップライトベース」もあります。見た目は細身でも、演奏感は一般的な横持ちのエレキベースよりコントラバス寄りです。

エレキギターとの違い

エレキベースとエレキギターは見た目が似ていますが、単に弦の本数が違うだけではありません。音の高さ、楽器の大きさ、バンドでの役割、演奏の考え方に違いがあります。

弦数と音域と役割を比較

エレキベースとエレキギターの弦数や音域、役割などの違いを比較したスライド

比較項目 エレキベース エレキギター
一般的な弦数 4弦 6弦
標準調弦 E・A・D・G E・A・D・G・B・E
音域 低い 中低音から高音
太く長い 細く短い
ネック 長く幅も広め 比較的短く細め
主な役割 低音、リズム、和音の土台 コード、伴奏、リフ、メロディ、ソロ
主な弾き方 指、ピック、スラップ ピック、指、ストロークなど
一般的なアンプ ベースアンプ ギターアンプ

同じ音名でもベースは1オクターブ低い

一般的な4弦ベースのE・A・D・Gは、ギターの低い側の4本と同じ音名です。ただし、ベースはギターより1オクターブ低く調弦されています。(出典:Fender「Bass vs Guitar: Differences & Which Is Better For You?」

同じ「ミ」という名前でも、実際に鳴る高さが違うわけです。この低い音を安定して出すため、ベースは弦が太く、弦が振動する長さも長く作られています。

ベースは長く大きく感じやすい

一般的なエレキベースはギターよりネックが長く、フレットの間隔も広めです。左手を大きく開く場面があるため、初心者は最初に「思ったより大きい」と感じるかもしれません。

ただし、約30インチ前後のショートスケールベースもあります。手が小さい人、肩や腕への負担を抑えたい人、大きな楽器に不安がある人は、通常サイズだけでなくショートスケールも試すとよいでしょう。

楽器の重さや姿勢が気になる場合は、ギターやベースの肩への負担を減らす考え方も参考になります。

ギターは和音、ベースは単音が中心

エレキギターは複数の弦を同時に鳴らすコード、リフ、メロディ、ソロなどを幅広く担当します。エレキベースは、一音ずつつないでベースラインを作る演奏が中心です。

ただし、ベースでコードを弾けないわけではありません。二つの音を同時に鳴らす奏法や、高い位置でコードを鳴らす奏法、ハーモニクスを使った表現もあります。

低い音域で多くの音を同時に鳴らすと響きが濁りやすいため、バンドでは必要な音を絞って弾くことが多いのです。音数が少ないから簡単というより、少ない音を正しい位置と長さで鳴らす精度が求められると考えてください。

専用アンプを使い分ける

エレキベースとエレキギターは、基本的にそれぞれ専用のアンプを使います。

ベースアンプは低い周波数を安定して再生することを重視し、ギターアンプは中音域の個性や歪みを含めて、ギターらしい音を作る設計です。(出典:Fender「A Guitar Amp Buying Guide for Beginners」

小音量で音が出るか試す程度を除き、ベースをギターアンプで大きく鳴らすことは避けた方が安心です。低音によってスピーカーへ大きな負担がかかる可能性があります。接続する機材の対応楽器と使用条件は、必ず取扱説明書やメーカー公式情報で確認してください。

ヘッドホン練習用の機材でも、ベース対応とギター専用では音の作りが違います。購入時は、商品名だけでなく「ベース対応」と明記されているかを確認しましょう。

初心者の選び方と必要機材

呼び方の違いを理解した後に大切なのは、あなたがどこで、どんな曲を弾きたいかです。名前だけで選ぶのではなく、演奏環境と目的から逆算すると失敗しにくくなります。

自宅練習やバンドならエレキベースが基準

自宅でヘッドホン練習をしたい、ロックやポップスの曲を弾きたい、将来バンドに参加したいという場合は、まずエレキベースを基準に考えるのが現実的です。

音量を機材側で調整しやすく、録音や音源に合わせた練習にも対応できます。ケースに入れて持ち運べるため、教室やスタジオへ移動する場合にも扱いやすいでしょう。

反対に、クラシックや吹奏楽で弓を使いたいならコントラバス、アコースティックな小編成で生の響きを重視したいならアコースティックベースというように、目的が明確なら別の選択肢が合います。

迷ったときは、好きな曲の演奏動画を見て、低音を担当している人が何を使っているか確認してみてください。見た目が似ていても、横に抱えるエレキベースなのか、縦に構えるコントラバスなのかで、必要な練習環境は大きく変わります。憧れている音と同じ種類の楽器を選ぶことは、練習を続けるうえでも大きな力になります。

呼び方の違いで迷っても、選ぶ基準は演奏環境と弾きたい曲です。

自宅練習や一般的なバンド参加を考える初心者なら、まずはエレキベースを基準に、必要機材までまとめて揃えると始めやすいですよ。

最初の1本は弾きやすさを優先する

初心者が最初に選ぶエレキベースのポイントをまとめたスライド初心者向けとして分かりやすいのは、4弦、フレット付き、標準的な形のエレキベースです。ただし、すべての人に同じモデルが合うわけではありません。

弾きたい曲が一般的な4弦で演奏できるなら、まず4弦で基本を身につけると迷いが少なくなります。一方、好きなアーティストが5弦ベースを使い、低いB弦が曲の重要な部分を担っているなら、最初から5弦を選んでも構いません。弦が1本増える分、ネック幅とミュートの難しさも増えるため、試奏して負担を確認してください。

重量、ネックの太さ、弦高、座って構えたときの安定感、立って持ったときのバランスを確認してください。見た目が好きかどうかも大事です。手に取りたくなる楽器は、それだけ練習を続けるきっかけになります。

手が小さいからベースは無理、と決めつける必要はありません。ショートスケールや細めのネックを持つモデルもあります。大切なのは手の大きさだけでなく、無理のないフォームで弾けるかどうかです。

◆音高卒バンドマンのワンポイントアドバイス

最初の楽器では、細かな木材や電気回路の違いより、「重すぎない」「左手がつらくない」「好きな見た目」の三つを優先してよいと思います。理屈で選んだ一本より、つい触りたくなる一本の方が、結果的に上達しやすいことも多いです。

本体と一緒に揃えたい機材

エレキベース本体やアンプ、シールド、チューナーなど必要な機材を一覧で紹介したスライドエレキベースは本体だけ買っても、本来の音で練習しにくい楽器です。最低限、次の用品まで一緒に考えましょう。

アンプは、自宅で大きな音を出せないならヘッドホン端子付きが便利です。パソコンやスマートフォンの音源と一緒に練習したい場合は、外部入力や音楽再生への対応も確認してください。

本体とアンプをつなぐシールドケーブルも必要です。付属品に含まれる場合がありますが、セット内容は商品ごとに違います。購入前に確認しましょう。

初心者セットは必要品を一度に揃えやすい反面、アンプやチューナーの機能が自分の練習環境に合わない場合もあります。夜のヘッドホン練習が中心なのか、近いうちにスタジオへ持ち出すのかを考え、セット内容を一つずつ確認するのがおすすめです。

立って弾く予定がなくても、ストラップはフォームを安定させるのに役立ちます。座って弾くときも軽く肩に掛けておくと、楽器が滑りにくくなります。

低音の振動と練習環境に注意する

エレキベースはヘッドホンを使えば、アンプから出る音をかなり抑えられます。ただし、弦を弾く生音や、足元・椅子・床へ伝わる振動が完全になくなるわけではありません。

ヘッドホンを使った静かな練習環境については、音の出ない楽器で始める静かな音楽生活でも詳しく整理しています。

特に集合住宅では、低音は壁や床を通じて伝わりやすい傾向があります。アンプを床へ直接置かず、安定した台や防振材を使う、夜間はヘッドホン中心にするなど、生活環境に合わせた配慮が必要です。

自宅で音量を出しにくい場合は、自宅以外の楽器練習場所を確保する方法も選択肢になります。個人練習でスタジオのベースアンプを使うと、自宅では分かりにくい低音の広がりや弾く強さも確認できます。

楽器本体や機材の仕様、価格、付属品、対応する接続方法は製品ごとに異なります。記載した内容は一般的な目安として考え、正確な情報はメーカーや販売店の公式サイトをご確認ください。体格や身体の負担、演奏環境を含む最終的な判断は、楽器店スタッフや音楽講師などの専門家にご相談ください。

エレキベースの違いに関するよくある質問(FAQ)

Q1. エレキベースとベースは同じ楽器ですか?

A. 一般的なバンドの会話では、ほぼ同じ楽器を指します。厳密には、ベースは低音や低音楽器全般を含む広い言葉で、エレキベースはその中の一種類です。

Q2. エレキベースとベースギターの違いは何ですか?

A. 通常は同じ楽器です。日本では「エレキベース」や「ベース」という呼び方が一般的です。ただし、ベースギターという言葉を広く使い、アコースティックベースギターまで含める場合があります。

Q3. ベースとギターはどちらが初心者向きですか?

A. どちらかが一方的に簡単とは言えません。ベースは単音中心の簡単な曲なら参加しやすい一方、太い弦の操作、ミュート、正確なリズムと音の長さが必要です。ギターは一人でコード伴奏を楽しみやすい一方、複数の弦を同時に押さえる難しさがあります。好きな曲で選ぶのが一番続きやすいですよ。

Q4. アコースティックベースならアンプは不要ですか?

A. 一人で静かに練習するなら生音でも弾けますが、ギターやドラムとの合奏では音量が不足することがあります。ピックアップ付きのモデルをアンプやPAにつなぐ場面も多いため、演奏環境に合わせて判断してください。

Q5. エレキベースをギターアンプにつないでもよいですか?

A. 小音量で動作を確認する程度なら音は出ることがありますが、大きな音での使用はおすすめしません。ベースの低音がギターアンプのスピーカーへ負担をかける可能性があるため、基本的にはベース対応アンプを使い、正確な対応状況は機材の公式説明をご確認ください。

エレキベースとベースは、普段の会話ではほぼ同じ意味です。
エレキベースは名前よりもまず音を鳴らして楽しむことが大切というメッセージを伝える締めくくりのスライド

厳密には、ベースが低音や低音楽器全体を表し、エレキベースはその中の一種類です。ベースギターも通常はエレキベースと同じ楽器を指します。

エレキギターとは見た目が似ていますが、弦の太さと本数、音域、ネックの長さ、アンプ、バンドでの役割が異なります。

名称を完璧に覚えてから始める必要はありません。あなたが弾きたい曲と練習する場所を考え、自宅練習や一般的なバンド参加が目的なら、エレキベースと必要機材を一緒に揃えるところから始めてみてください。音楽を始める一歩は、楽器の名前を知ることより、実際に音を鳴らしてみることから動き出します。

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