ウクレレで弾くハワイアン定番曲|初心者向け選曲と楽譜解説

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ウクレレでハワイアンを弾いてみたいと思っても、「どの曲なら初心者でも止まらずに弾けるの?」「ハワイアンらしいストロークを最初から覚えた方がいい?」「楽譜によってコードが違うのはなぜ?」と迷いますよね。

私も新しい曲に取り組むときは、曲名の知名度だけで選ぶと、思った以上にコードチェンジが忙しかったり、楽譜がソロ用だったりして戸惑うことがあります。有名な曲だから簡単とは限らないんです。

同じ「アロハ・オエ」でも、初心者向けに3コードへ整理した弾き語り譜、原曲に近いコードを使う伴奏譜、メロディーと伴奏を同時に弾くソロ譜では、必要な技術がまったく違います。曲の難易度は曲名だけでは決まらず、キー、コード数、テンポ、編曲、演奏形式によって変わります。

初心者が最初に優先したいのは、難しい奏法を詰め込むことではありません。少ないコードで、一定のテンポを保ちながら1曲を最後まで弾くことです。右手がシンプルでも、伴奏が止まらなければ音楽としてきちんと成立しますよ。

この記事では、ウクレレ初心者が弾きやすいハワイアン定番曲をコード別に整理し、練習する順番、弾き語りとソロの違い、High-GとLow-Gの選び方、初心者向け楽譜を見分けるポイントまで詳しく解説します。

  • 初心者が最初に選びやすいハワイアン定番曲
  • C・F・G7など少ないコードで弾ける曲
  • 3コードでも難易度が変わる理由
  • ハワイアンらしいストロークを加える順番
  • 弾き語りとソロウクレレの違い
  • High-G・Low-Gと初心者向け楽譜の選び方

先に結論をまとめると、最初はC・F・G7の3コードに編曲された曲が取り組みやすいです。次にG・C・D7、さらにF・B♭またはGm7・C7を使う曲へ進むと、左手の負担を少しずつ増やせます。

初心者向けハワイアン曲の選び方

初心者向けの曲を選ぶときは、「有名だから」「好きだから」だけでなく、実際に使うコードと楽譜の形式を確認します。もちろん好きな曲を選ぶことは大切ですが、最初から原曲に近い難しい編曲を選ぶと、1曲を通す前に疲れてしまうかもしれません。

反対に、簡単な編曲を選べば、同じ定番曲でも初心者向けにできます。最初はコード伴奏で曲の流れをつかみ、慣れてからストロークや装飾を加えていく方法がおすすめです。

3コードとテンポで選ぶ

ウクレレ初心者がハワイアンを始めるなら、まずはC・F・G7の3コードで編曲された曲を探してみましょう。

Cは薬指1本、Fは人差し指と中指、G7は3本の指を使う形が一般的です。G7では指の配置が少し増えますが、3種類だけに集中できるため、左手だけでなく右手のストロークや歌にも意識を向けやすくなります。

ただし、コード数が少ないことと、簡単に弾けることは完全には同じではありません。3コードでもB♭が含まれていれば、複数の弦をまとめて押さえる動作が必要になることがあります。反対に4コードでも、すでに覚えた押さえやすいコードだけなら、思ったほど難しくない場合もあります。

最初の目標は、すべての音を完璧に鳴らすことより、曲の途中で止まらず一定の拍を刻むことです。

テンポも重要です。原曲や模範演奏が速くても、同じ速さで練習する必要はありません。コードチェンジが間に合うところまで速度を落とし、4拍子なら「1、2、3、4」と数えながら弾きます。

コードを変える直前に左手を大きく離してしまうと、無音の時間が長くなります。最初は4拍目を少し短くして、次のコードへ指を移す時間にしても構いません。たとえばCを4拍弾く場面なら、1拍目から3拍目まではしっかり鳴らし、4拍目で次のFへ動き始める方法です。

確認項目 初心者向けの目安 注意点
コード数 最初は3コード程度 B♭など押さえにくいコードがないか確認する
コードの種類 C・F・G7など開放弦を使いやすい形 同じ3コードでもセーハを含むと負担が増える
テンポ ゆっくり練習できる曲 原曲が速くても練習時は速度を落としてよい
コードの変化 1小節に1回程度から始める 1拍ごとに変わる編曲は後回しにする
曲の長さ 同じ進行を繰り返す曲 転調や長い間奏がある編曲は難しくなりやすい
楽譜 コード図と右手の記号付き 曲名が同じでも出版社によって難易度が異なる
演奏形式 最初はコード弾き語り ソロ譜はメロディーと伴奏を同時に扱う
メロディー 自分がよく知っている曲 知らない曲は模範演奏で先に旋律を覚える

コードの押さえやすさだけで曲を決める必要はありません。あなたが昔から知っている曲や、自然に口ずさめる曲なら、コードを変える場所を耳で予想できます。そのため、少し難しいコードが含まれていても練習を続けやすいことがあります。

曲を知らない場合は、楽譜を見ながらいきなり弾き始めず、最初に模範演奏を数回聴いてください。メロディーの区切り、コードが変わりそうな場所、曲の終わり方を先に知っておくと、譜面を追う負担が減ります。

「最も簡単な曲」より、「あなたが最後まで弾きたくなる曲」を選ぶことも大切です。難しすぎない編曲であることを確認したうえで、好きな曲を優先して大丈夫ですよ。

3コードで弾ける定番曲

初心者向けのハワイアン楽譜には、原曲の雰囲気を残しながら、3コードで伴奏できるように整理された曲があります。

ここで紹介するコードは、特定の初心者向け楽譜で採用されている編曲例です。原曲の正式なキーや、すべての楽譜で共通するコードを示すものではありません。

同じ曲をインターネットや別の曲集で探すと、使用コードが増えていたり、別のキーになっていたりします。初心者は、曲名だけでなく、楽譜に記載されたコード一覧まで確認しましょう。

C・F・G7で始める3曲

最初の候補は、C・F・G7で弾ける「ナニ・カウアイ」「タフワフワイ」「プア・カーネーション」です。

この3曲は、C・F・G7という同じコードセットを使いながら、それぞれ異なるメロディーとコードチェンジを練習できます。1曲目を完成させた後は、押さえ方を覚え直す必要がないため、2曲目以降へ進みやすいのが利点です。

曲名 楽譜上のコード 初心者向けの理由 練習時の注意
ナニ・カウアイ C・F・G7 基本的なコードチェンジを反復できる Nani Kauaʻiなど表記が異なる場合がある
タフワフワイ C・F・G7 明るく覚えやすく、コード伴奏から始めやすい 速い模範演奏を最初からまねしない
プア・カーネーション C・F・G7 同じ3コードで1曲を通す練習ができる 曲を知らない場合は先に旋律を聴く

初回の練習では、1拍に1回ずつ下向きに弾くダウンストロークだけで構いません。右手を複雑にすると、左手のコードチェンジが間に合わなくなりやすいからです。

まずCだけを4回、Fだけを4回、G7だけを4回鳴らします。この段階では曲に合わせず、すべての弦が極端に詰まっていないかを確認します。

次に、次の組み合わせを繰り返してください。

  • Cを4拍、Fを4拍
  • Fを4拍、G7を4拍
  • G7を4拍、Cを4拍
  • C、F、G7、Cを各4拍

コードチェンジの練習では、指を1本ずつゆっくり置くより、コードの形を空中で作り、複数の指をなるべく同時に置く意識を持ちます。最初から完全に同時でなくても大丈夫です。指の移動距離を小さくするだけでも、切り替えは少しずつ速くなります。

音が濁ったときは、すぐに演奏を止めて直す方法と、曲を止めずに次へ進む方法を分けて練習しましょう。

コードの音を確認する時間では止まって修正します。一方、曲を通す時間では、少し音が濁っても拍を止めません。この2種類の練習を分けると、「正確さ」と「止まらない演奏」の両方を育てられます。

タフワフワイのような明るい曲は速く弾きたくなりますが、練習では原曲より遅いテンポで問題ありません。コードを止めずに弾ける速度が、今のあなたに合ったテンポです。

リットーミュージックの初心者向け教則本では、全25曲のうち9曲が3コードで弾ける曲として整理されています。C・F・G7、G・C・D7、F・B♭またはGm7・C7という順番で学べるため、コードの難易度を段階的に上げたい人には分かりやすい構成です。

公式ページでは、コード・ダイアグラム、右手の動きを示す矢印、歌入り模範演奏CDが付属すると案内されています。収録曲と学習順も確認できます。(出典:リットーミュージック「ウクレレで『ハワイアンの弾き語り』ができるようになる本」公式情報

G・C・D7で広げる3曲

C・F・G7の切り替えに慣れたら、G・C・D7を使う編曲へ進みます。候補は「アロハ・オエ」「カ・ウルヴェヒ・オ・ケ・カイ」「ヒロ・オネ」です。

曲名 楽譜上のコード 初心者向けの理由 注意点
アロハ・オエ G・C・D7 旋律を知っている人が多く、ゆっくり練習しやすい GとD7の押さえ替えに時間がかかる場合がある
カ・ウルヴェヒ・オ・ケ・カイ G・C・D7 3コードのままハワイ語の定番曲へ挑戦できる 発音とコードを同時に覚えようとしない
ヒロ・オネ G・C・D7 同じコードセットを繰り返し練習できる 楽譜によってキーと表記が異なる

Gは3本の指が近い位置に集まり、慣れるまでは指同士がぶつかりやすいコードです。指先を指板へ垂直に近い角度で置き、隣の弦へ触れないようにします。

D7にも複数の押さえ方があります。楽譜にコードダイアグラムが掲載されている場合は、その形を優先してください。別のサイトで見つけたD7の形と違っていても、どちらかが必ず間違いというわけではありません。演奏しやすさや前後のコードとのつながりによって、押さえ方を選ぶことがあります。

「アロハ・オエ」は初心者向けの定番としてよく挙げられます。穏やかな旋律なので、テンポを落としても曲の雰囲気を保ちやすい一方、GやD7の指使いを難しく感じる人もいます。

その場合は、GからD7へいきなり切り替えるのではなく、左手だけで20回ほど往復します。右手で弾かず、指の動きだけを確認する練習です。目で指を追い続けるより、指の形を覚えたら少しずつ視線を楽譜へ戻してみましょう。

ハワイ語の歌詞も一緒に練習するときは、発音、歌、コード、ストロークを最初から全部合わせないことが大切です。

  1. 模範演奏を聴いてメロディーを覚える
  2. 歌詞をリズムに合わせて読む
  3. コード伴奏だけを弾く
  4. メロディーを「ラララ」などで口ずさむ
  5. 歌詞と伴奏を合わせる

このように作業を分けると、「左手が止まる」「歌詞を追えない」「右手のリズムが崩れる」という問題を一度に抱えずに済みます。

B♭入りは初級後半向け

「ハワイ・アロハ」「ポリアフ」「パイナップル・プリンセス」には、初心者向け楽譜でもF・B♭・C7を使う編曲があります。

B♭は、人差し指で複数の弦を押さえる形になることが多く、C・F・G7より難しく感じやすいコードです。コード数が3つでも、左手の負担は大きくなります。

曲名 主なコード例 難易度の目安 確認したい点
ハワイ・アロハ F・B♭またはGm7・C7 初級後半 B♭をGm7へ置き換えた編曲もある
ポリアフ F・B♭またはGm7・C7 初級後半 コードだけでなく歌のリズムも確認する
パイナップル・プリンセス F・B♭またはGm7・C7 初級後半 英語詞のハパ・ハオレ曲である

B♭がうまく鳴らないときは、すべての弦を力任せに握らないようにします。親指をネックの後ろへ置き、人差し指との間で軽く挟む感覚を作ってください。

人差し指の柔らかい中央部分ではなく、少し側面を使うと弦を押さえやすくなる場合があります。また、フレットから離れた位置を押さえるより、金属のフレットに近い位置を押さえた方が少ない力で音を出しやすくなります。

それでも難しい場合は、楽譜にGm7を使う代替編曲がないか確認しましょう。ただし、B♭とGm7は常に自由に交換できるわけではありません。出版社や編曲者が初心者向けに置き換えた譜面を使う方が安心です。

ここで紹介しているコードは、初心者向け楽譜における編曲例です。原曲の正式なキーを示すものではありません。同じ曲でも、歌いやすい高さへの移調やコードの簡略化によって、使用コードと難易度が変わります。

3コード曲を選んだのに難しく感じたときは、自分の才能や手の大きさだけを原因にしないでください。B♭の有無、コードが変わる頻度、テンポ、歌詞のリズムなど、難しくなる要素が複数重なっている可能性があります。

次に挑戦したい定番曲

3コードの伴奏を止まらずに弾けるようになったら、ハワイアンらしいリズムやエンディング、少し多めのコードを使う曲へ進みましょう。

次の段階では、コード数だけでなく「右手へ新しい要素を一つ加える」という考え方が大切です。コードもストロークも歌も同時に難しくすると、どこで崩れているのか分からなくなります。

奏法を加えやすい曲

基本ストロークの次に選びやすいのは、「ポー・ライライ」「カイマナ・ヒラ」「エ・フリ・マコウ」「パパリナ・ラヒラヒ」「レイ・ナニ」「ウルパラクア」などです。

初心者向け教則本では、これらの曲がハワイアン・バンプやハワイアン・エンディングを学ぶ段階に置かれることがあります。つまり、最初の3コード曲で基本的なコードチェンジを身につけた後に、ハワイアンらしい区切り方や終わり方を覚える流れです。

ハワイアン・バンプは、歌の区切り、イントロ、間奏などに使われる短い定型的な進行です。曲全体のコード伴奏が安定してから加えると、演奏の流れにハワイアンらしい表情が出てきます。

ただし、バンプを入れる場所やコードは、曲と編曲によって異なります。「ハワイアンなら必ず同じ形を入れる」と覚えず、使っている楽譜や模範演奏に従ってください。

右手の練習順序は、次のように少しずつ要素を増やすと分かりやすいです。

  1. 1拍に1回のダウンストロークで曲を通す
  2. 8分音符のダウン・アップを加える
  3. 空振りを入れて右手を一定に動かす
  4. 特定の拍へアクセントを加える
  5. スウィング感やシンコペーションを試す
  6. バンプやエンディングを加える
  7. 必要に応じてロール、トリプル、トレモロ、カッティングを使う

4拍のダウンストロークで曲を通し、次にダウンとアップを交互に加えます。その後でアクセント、空振り、スウィング、バンプ、エンディングを一つずつ加えていきましょう。

8分音符のストロークでは、「ダウン、アップ、ダウン、アップ」と右手を往復させます。弦を鳴らさない拍でも右手の方向を変えず、空振りとして動きを続けるのがポイントです。

たとえば、途中のアップを鳴らさないリズムでも、右手そのものは上へ動かします。鳴らさないからといって腕を止めると、次のダウンが遅れやすくなるためです。

アクセントは、すべての音を強くするのではなく、特定の拍だけ少し目立たせる方法です。最初は音量差を大きくしすぎず、拍の流れが崩れない範囲で試してください。

ロールストローク、トリプルストローク、トレモロストローク、カッティングなどもハワイアンで使われますが、すべての曲に同じ奏法を入れるわけではありません。ゆったりした曲と明るいフラ曲では、合うリズムや音の密度が異なります。

ハワイアンに共通する唯一のストロークがあるわけではありません。楽譜のリズム記号や模範演奏を確認し、曲調に合う奏法を選んでください。

「ハワイアンらしく弾かなければ」と考えすぎると、右手の装飾に意識が集中してコードが止まってしまいます。シンプルでも音楽が途切れない演奏の方が、聴く側には自然に届きますよ。

3コードの次にレパートリーを増やすなら、「真珠貝の歌」「ハナレイ・ムーン」「カ・ノホナ・ピリ・カイ」「ブルー・ハワイ」「月の夜は」「ワイキキの浜辺で」「ノホ・パイパイ」「ワイキキ」なども候補になります。

これらは定番として知られていますが、初心者用曲集でも3コード曲より後の段階に配置されることがあります。知名度だけで「最も簡単」と判断せず、実際の楽譜でコード数とテンポを確認してください。

定番曲の背景と分類

ハワイアン曲集に収録されている曲は、すべてが古くから伝わるハワイ語の伝統曲というわけではありません。

ハワイ王国時代に作られた曲、ハワイ語で歌われる後世のハワイアンソング、英語詞でハワイを題材にした曲、映画やアメリカのポピュラー音楽を通して広まった曲、日本で定番として親しまれてきた曲などが一緒に掲載されています。

分類の例 曲の例 特徴
ハワイ王国時代に関係する曲 アロハ・オエ、ハワイ・ポノイ 王族や当時の文化と関わりがある
ハワイ語の定番曲 カイマナ・ヒラ、プアマナ、ヒイラヴェ 歌詞の発音や意味も味わえる
ハパ・ハオレ曲 ブルー・ハワイ、パイナップル・プリンセス ハワイと欧米の音楽文化が混ざっている
映画やポピュラー音楽を通じて広まった曲 ハワイアン・ウェディング・ソングなど 英語題や別題で掲載されることがある
日本でも親しまれる定番 小さな竹の橋で、真珠貝の歌 日本語題で知られている場合がある

ハパ・ハオレは、ハワイと外国の要素が混ざった文化を表す言葉です。「ブルー・ハワイ」「小さな竹の橋で」「パイナップル・プリンセス」などを、すべて古来のハワイ伝統曲として説明するのは正確ではありません。

ただし、伝統曲ではないから価値が低いという意味ではありません。ハワイアン音楽がさまざまな文化や時代と関わりながら広がってきたことを知る手がかりになります。

国内の複数のウクレレ曲集に繰り返し掲載されている曲は、日本でハワイアンの定番として受け止められている可能性が高いです。

主な候補には、次のような曲があります。

  • アロハ・オエ
  • ハワイ・アロハ
  • タフワフワイ
  • カイマナ・ヒラ
  • アカカの滝
  • ワイキキの浜辺で
  • ハワイアン・ウェディング・ソング
  • 小さな竹の橋で
  • ブルー・ハワイ
  • ハナレイ・ムーン
  • タイニー・バブルス
  • ビヨンド・ザ・リーフ
  • 真珠貝の歌
  • ラブリー・フラ・ハンズ
  • プアマナ
  • サノエ
  • ヒイラヴェ
  • ハワイ・ポノイ
  • アイル・リメンバー・ユー
  • フキラウ・ソング

また、同じ曲でも複数の題名が使われます。「真珠貝の歌」「パーリー・シェル」「Pearly Shells」は同じ曲を指す表記として使われます。「可愛いフラの手」と「ラブリー・フラ・ハンズ」も同様です。

「ハワイの結婚の歌」と「ハワイアン・ウェディング・ソング」のように、日本語題が複数ある曲もあります。曲集を探すときは、日本語題だけで見つからなければ英語題や原語題でも検索すると見つけやすくなります。

代表曲の「Aloha ʻOe」は、リリウオカラニによって作られた別れの歌として知られています。ハワイ州立公文書館の資料では、1878年にマウナウィリで作曲された記録が紹介されています。(出典:Hawaiʻi State Archives「Music from Queen Liliʻuokalani Manuscript Collections」

一方、「Hawaiʻi Aloha」はハワイへの愛を歌う曲で、集まりの締めくくりなどでも歌われます。初心者向け楽譜ではF、B♭、C7を中心にした編曲もあります。

「Hawaiʻi Aloha」と、ハワイ州歌として知られる「Hawaiʻi Ponoʻī」は別の曲です。日本語表記だけで探すと混同しやすいため、楽譜を選ぶときは原語題も確認すると安心です。

曲の背景を知ると、単にコードを並べるだけではなく、歌詞の内容や曲の空気感を意識して演奏できます。ただし、初心者の段階で歴史や発音をすべて覚える必要はありません。まずは曲を楽しみ、興味が湧いたところから少しずつ調べていけば十分です。

弾き方とチューニングの基礎

ハワイアンの楽譜には、コード弾き語り用、メロディー弾き用、ソロウクレレ用があります。さらにHigh-GとLow-Gの指定もあるため、購入前に目的とチューニングを確認しましょう。

表紙に「初心者向け」と書かれていても、コード伴奏の初心者向けなのか、ソロウクレレ経験者が弾きやすいアレンジなのかで内容は変わります。

弾き語りとソロの違い

ウクレレ初心者が1曲を完成させやすいのは、一般的にはコード弾き語りです。歌がメロディーを担当し、ウクレレはコードとリズムで支えます。

演奏方法 ウクレレの役割 必要な譜面 難易度の目安
コード弾き語り コードで歌を伴奏する コード図、歌詞、ストローク記号 初心者向け
メロディー弾き 単音で主旋律を弾く TAB譜または五線譜 初級から
ソロウクレレ 旋律と伴奏を同時に弾く TAB譜、運指、リズム表記 弾き語りより難しい傾向

コード弾き語りでは、左手でコードを押さえ、右手でリズムを刻みます。歌詞の上へコード名が書かれた譜面と、コードダイアグラムがあれば始められます。

歌うことが苦手でも、コード弾き語り用の楽譜を使えます。最初は歌わず伴奏だけを弾き、模範演奏に合わせる方法でも構いません。メロディーを小さく口ずさむだけでも、曲のどこを弾いているのか分かりやすくなります。

メロディー弾きは、1音ずつ主旋律を弾く方法です。歌わなくても曲として聞こえますが、通常はコード伴奏が同時に鳴るわけではありません。

TAB譜には、どの弦の何フレットを押さえるかが数字で示されています。五線譜が読めなくても音の位置は追えますが、数字を追うだけではリズムが分からないことがあります。音符や模範演奏と合わせて確認してください。

ソロウクレレでは、1本のウクレレでメロディーと伴奏を同時に表現します。旋律の音を目立たせながら、コードの音や低音も補うため、左手の運指が複雑になりやすいです。

さらに、前に鳴らした音を残したまま次の音へ移る場面もあります。すべての指をすぐ離すと、音が短く切れ、曲が途切れて聞こえるためです。

楽譜に「初心者向けソロ」と書かれていても、コードを鳴らすだけの弾き語りより練習量が多くなる場合があります。

最初の1冊を選ぶときは、次のように目的を分けると迷いにくいです。

  • 歌いながら楽しみたい人は、コードダイアグラム付きの弾き語り本
  • 歌わず旋律だけを弾きたい人は、大きなTAB譜付きのメロディー譜
  • 1本で伴奏まで表現したい人は、模範演奏付きのソロ曲集

「いつかソロを弾きたいから、最初からソロ譜を買わなければ」と考える必要はありません。コード伴奏でリズム感と左手の基本を身につけてからソロへ進むと、楽譜の理解が早くなることがあります。

独学でコードチェンジやリズムが止まってしまう場合は、ウクレレを習える音楽教室やオンラインレッスンも選択肢です。

High-GとLow-Gの選び方

一般的なソプラノ、コンサート、テナーウクレレでは、4弦からG・C・E・Aに合わせるGCEAチューニングが使われます。

High-Gは4弦のGが高い音になっている、ウクレレらしい明るい響きのチューニングです。4弦から1弦へ単純に低い音から高い音へ並んでいないため、リエントラント・チューニングと呼ばれます。

初心者向けのコード弾き語りやハワイアン教則本では、High-Gを前提とするものが多く見られます。楽譜に指定がなく、一般的なソプラノやコンサートウクレレを購入したまま使っているなら、まずHigh-Gで始めるケースが多いでしょう。

Low-Gは4弦を1オクターブ低いGにして、音域を広げる方法です。低音から高音へ自然につながるため、ソロウクレレの編曲で使われることがあります。

項目 High-G Low-G
4弦の音域 高いG 低いG
音の並び 4弦だけ高いリエントラント型 4弦から1弦へ低音から高音へ並ぶ
響き 明るくウクレレらしい 低音域が広く厚みが出る
向いている演奏 コード伴奏、一般的な入門曲 音域を広く使うソロアレンジ
初心者の選び方 指定がなければ始めやすい 楽譜に指定がある場合に使用する

High-G用の4弦を単純に緩めても、適切なLow-Gにはなりません。Low-Gへ変更する場合は、ウクレレのサイズや仕様に合うLow-G用弦を使用します。

弦を交換するときは、ナットの溝へ無理なく収まる太さかも確認してください。太い巻き弦へ変更すると、楽器によっては溝へ合わない場合があります。不安なら楽器店や修理担当者へ相談しましょう。

ソプラノとコンサートは、どちらもGCEAなら基本的に同じコード譜を使えます。テナーもGCEAであれば同様です。楽器の大きさが変わっても、同じコード名なら基本の押さえ方は共通です。

ただし、ネックの長さやフレット間隔が変わるため、手の感覚は少し異なります。ソプラノで指が窮屈に感じる人は、コンサートの方が押さえやすいこともあります。

バリトンウクレレは一般的にDGBEで調弦するため、GCEA用のコード図をそのまま使うと、記載されたコード名とは異なる響きになります。楽器名がウクレレでも、チューニングの違いには注意してください。

迷ったときは、まずHigh-Gでコード弾き語りを始め、演奏したいソロ曲集にLow-Gの指定が出てきた段階で変更を検討するのが分かりやすいです。

練習と楽譜選びの悩み解決

ハワイアンの練習では、毎回チューニングし、使用コードを個別に鳴らしてから曲へ進みます。楽譜は収録曲数の多さだけでなく、コード図、右手の記号、TAB譜、模範演奏、チューニング指定の有無で選びましょう。

初心者向けの基本的な練習順序は次のとおりです。

  1. 毎回チューナーでGCEAに合わせる
  2. その曲で使用するコードを個別に鳴らす
  3. 4拍ずつコードを切り替える
  4. 1拍に1回のダウンストロークで曲を通す
  5. 止まらず弾けるテンポまで速度を落とす
  6. メロディーを口ずさみながら伴奏する
  7. 歌詞を加える
  8. ダウンとアップを交互に加える
  9. アクセント、空振り、スウィングなどを加える
  10. 最後にハワイアン・バンプやエンディングを加える

毎回チューナーでGCEAに合わせ、止まらず弾ける速度までテンポを落としてください。速さよりも、一定の拍を保つことが優先です。

チューニングがずれたまま練習すると、正しいコードを押さえているのに不快な響きになります。すると、指の位置が悪いのか、楽器の調整が悪いのか、チューニングが原因なのか判断しにくくなります。

チューナーは、音名が合った瞬間だけを見るのではなく、弦を鳴らして数秒間安定するか確認します。弦を強く弾くと一時的に音程が高く表示されることがあるため、普段の演奏に近い力で鳴らしてください。

練習時間を長く取れない日でも、チューニングとコードチェンジだけなら数分でできます。週末にまとめて長時間弾くより、短時間でも頻繁に楽器へ触れる方が、指の形を覚えやすいことがあります。

初心者向け楽譜では、次のような情報がそろっていると練習しやすくなります。

確認する内容 選びやすい条件 不足している場合の困りごと
難易度 「入門」「初級」「やさしいアレンジ」と明記 原曲に近い複雑な編曲を選ぶ可能性がある
使用コード 曲ごとのコード数が分かる 購入後に難しいコードが多いと気づく
コード図 コードダイアグラムを掲載 別ページや別資料を何度も確認する必要がある
右手 矢印やリズム譜で弾く方向が分かる コード名だけでは曲らしいリズムが分からない
ソロ譜 TAB譜と音符が大きく運指を追いやすい 数字が小さいと演奏中に読みづらい
音源 模範演奏CDまたは動画を利用できる テンポやリズムを自己判断しなければならない
チューニング High-G、Low-Gの指定が明記されている 楽譜どおりの音域にならない場合がある
歌詞 カタカナ読みや発音補助がある ハワイ語の読み方で止まりやすい
用途 弾き語り用かソロ用か分かる 目的と異なる楽譜を選ぶ可能性がある
ページ構成 演奏中の譜めくりが少ない 曲の途中で手を止める必要がある

反対に、収録曲数だけが多く教則部分がほとんどない本は、完全初心者には使いにくい場合があります。曲集としては魅力的でも、コードの押さえ方、ストローク、譜面の読み方を別の資料で学ばなければならないからです。

ギター用のコード譜をそのままウクレレで使うことも、理論上は可能な場面があります。同じコード名をウクレレの形へ置き換えれば伴奏できるためです。

ただし、ギター向けのキーが自分の歌声に合わなかったり、ウクレレでは押さえにくいコードが続いたりします。初心者は、最初からウクレレ用に編曲された楽譜の方が迷いにくいでしょう。

初心者向けの市販本としては、弾き語りを段階的に学べる本、大きな文字と楽譜を採用した入門書、伴奏とソロの両方を扱う本、曲数を重視したソングブック、ソロウクレレ専用曲集などがあります。

楽譜・教則本 主な特徴 向いている人 注意点
ウクレレで「ハワイアンの弾き語り」ができるようになる本 25曲収録、3コード曲9曲、コード図と右手の矢印、歌入り模範演奏CD付き 初めてハワイアンの弾き語りに取り組む人 後半にはセーハや中級奏法を使う曲もある
文字と楽譜が大きい ウクレレ入門[ハワイアン編] 大きな文字、基礎知識、伴奏、メロディー、独奏まで掲載 見やすさを重視する初心者やシニア 収録曲のすべてがハワイアンではない
ビギナーズ・ガイド はじめよう!ウクレレ・ハワイアン入門 オールカラーでHigh-G、Low-G、ストローク、伴奏、ソロを解説 基礎から幅広く学びたい人 一度にすべて覚えず目的を絞って使う
弾いて歌おう ウクレレ・ハワイアン/ソング・ブック 大きなカナ文字、全曲メロディーTAB譜、コード表付きのHigh-G用伴奏曲集 基本コードを覚えてレパートリーを増やしたい人 入門教則より曲集としての性格が強い
ウクレレ/ハワイアン・リラクゼーション High-G用ソロ、模範演奏CD、大きなTAB譜、コードダイアグラム付き 歌わずにメロディーと伴奏を弾きたい人 コード伴奏だけの場合より練習量が必要

完全初心者で歌いたい人には、3コード曲から段階的に進める弾き語り教則本が合いやすいです。曲を弾く前にコードや右手の基本を確認できるため、独学でも練習順を作りやすいでしょう。

ハワイアンの弾き語りを基礎から始めたい方は、現在の価格と取扱状況を各通販サイトで比較してみてください。

文字の見やすさを重視する人は、譜面の大きさ、コード図の位置、ページを開いたまま保持しやすいかを確認してください。店頭で中身を見られるなら、椅子へ座った状態を想定して、譜面台から読める大きさかを見ると実用的です。

カラー解説で基礎から伴奏、ソロまで広く知りたい人には、総合的な入門書が向いています。ただし、情報量が多い本は最初から順番にすべて覚えようとすると負担になります。

「今週はチューニングとC・F・G7」「次はダウン・アップ」「その後に1曲」と、必要な章だけを使うと進めやすいですよ。

すでに基本コードを押さえられ、曲数を増やしたい人には、ハワイアン・ソング・ブックのような曲集が合います。教則部分よりも収録曲を重視し、知っている曲やフラで使いたい曲が何曲含まれているかを確認しましょう。

歌わずに1本で曲を成立させたい人には、ソロ曲集が向いています。大きなTAB譜、模範演奏、運指やコードダイアグラムがある本を選ぶと、音の高さだけでなく演奏の流れを確認できます。

CD付き書籍は模範演奏を確認できる利点がありますが、現在使っているパソコンや音響機器にCD再生機能がない場合もあります。購入前に再生環境を確認し、必要なら電子版や動画対応の有無も調べましょう。

楽譜や教則本の価格、在庫、付属CD、電子版、動画対応の状況は変わることがあります。正確な仕様や販売状況は、購入時に出版社や販売元の情報を確認してください。

口コミも参考になりますが、公開されているレビュー数が少ない商品では、一部の感想だけで全体の評価を断定できません。

「基礎解説が詳しくて助かった」という人がいる一方で、「すぐ曲を弾きたいので説明が長く感じた」という人もいます。良い本か悪い本かではなく、自分が基礎から学びたいのか、すでにコードを弾けて曲を増やしたいのかで評価が変わります。

市販楽譜の画像や歌詞、編曲譜をブログやSNSへ掲載する場合は、発行元や権利者の許諾が必要になることがあります。

購入した楽譜を本人が家庭内で練習するために複製する場合と、教室、サークル、バンドメンバーへ配布する場合では扱いが異なります。複数人で使うなら、人数分の購入や許諾が必要になる可能性を考えてください。

また、古い曲でも、後世の編曲、訳詞、出版譜、録音音源には別の権利が残っている場合があります。「曲が古いから、今販売されている楽譜や音源も自由に使える」とは限りません。

無料コードサイトを利用する場合も、楽譜の正確性、キー、チューニング、利用条件を確認してください。既存曲の歌詞や市販楽譜をブログやSNSへそのまま転載するのは避けましょう。

ハワイアン曲のよくある質問

Q1. ウクレレ初心者の最初の1曲は何がよいですか?

A. C・F・G7だけで弾ける編曲の「タフワフワイ」「ナニ・カウアイ」「プア・カーネーション」が候補です。ただし、自分が旋律をよく知っているなら、G・C・D7版の「アロハ・オエ」から始めても構いません。知っている曲の方が、コードを変える位置を耳で判断しやすいですよ。

Q2. アロハ・オエは初心者でも簡単に弾けますか?

A. G・C・D7の3コードに簡略化された楽譜なら、初心者向けにできます。ただし、GやD7の押さえ替えを難しく感じる人もいます。最初は1小節に1回だけコードを変え、ゆっくりしたダウンストロークで練習してください。

Q3. ハワイアンには特別なコードが必要ですか?

A. 最初はC、F、G7など一般的なウクレレコードで演奏できます。ハワイアンらしさはコードの種類だけでなく、アクセント、スウィング、バンプ、エンディング、歌い回しからも生まれます。まずコードを止めずに弾けるようにしてから、右手の表現を加えましょう。

Q4. High-GとLow-Gのどちらで始めればよいですか?

A. 初心者がコード弾き語りを始めるなら、楽譜に指定がない限りHigh-Gで問題ありません。Low-Gは音域を広く使うソロアレンジで指定されることがあります。演奏したい楽譜に「Low-G」と書かれている場合は、対応する弦を用意してください。

Q5. ソプラノとコンサートで楽譜は変わりますか?

A. どちらも標準的なGCEAチューニングなら、基本的に同じコード譜を使えます。テナーもGCEAなら同様です。ただし、バリトンウクレレは一般的にDGBEで調弦するため、同じコード図をそのまま使うと記載どおりのコードにならない場合があります。

Q6. 楽譜によってコードが違うのはなぜですか?

A. 歌いやすい高さへの移調、初心者向けの簡略化、演奏者や出版社による編曲の違いがあるためです。同じ曲名でも、使用コード、イントロ、間奏、エンディングが異なることがあります。購入前にキー、使用コード、High-G・Low-Gの指定を確認してください。

Q7. すぐにハワイアンストロークを練習すべきですか?

A. 先に一定の拍でコードを切り替えられるようにしましょう。右手の装飾を増やしてコードが止まるより、単純なダウンストロークを維持する方が曲として成立しやすいです。コード伴奏が安定した後に、アクセント、空振り、バンプなどを一つずつ加えてください。

Q8. 無料のコード譜だけでも練習できますか?

A. コードの押さえ方や曲のリズムを理解している人なら練習できる場合があります。ただし、初心者はコードダイアグラム、ストローク記号、模範演奏、チューニング指定がそろった正規の教則本の方が迷いにくいです。無料譜を使う場合も、キーや編曲内容、利用条件を確認してください。

Q9. 3コードなのに難しく感じるのはなぜですか?

A. B♭などセーハを含むコードがある、コードチェンジの回数が多い、テンポが速い、歌詞のリズムが複雑といった理由が考えられます。コード数だけでなく、コードの種類と変わる頻度も確認してください。

Q10. 弾き語りとソロのどちらから始めるべきですか?

A. 歌えるなら、コード伴奏が中心の弾き語りの方が1曲を完成させやすいです。歌わずに曲を成立させたい場合は、メロディー弾きやソロを選びます。ソロではメロディーと伴奏を同時に扱うため、初心者向けアレンジでも弾き語りより練習量が増えることがあります。

まとめ|知っている曲から始める

ウクレレ初心者がハワイアンを始めるときは、曲の有名さだけでなく、コード数、押さえやすさ、テンポ、編曲、楽譜の種類を確認することが大切です。

  • 最初はC・F・G7の3コード曲から始める
  • 次にG・C・D7の曲へ進む
  • B♭を含む3コード曲は初級後半に回す
  • コード数だけでなく、コードの種類と変わる頻度を見る
  • 最初はダウンストロークだけで曲を止めずに弾く
  • コード伴奏が安定してからハワイアン奏法を加える
  • 弾き語り用、メロディー用、ソロ用の楽譜を区別する
  • High-GとLow-Gは楽譜の指定を確認する
  • 楽譜はコード図、右手の記号、模範演奏の有無で選ぶ

最初の1曲としては、「タフワフワイ」「ナニ・カウアイ」「プア・カーネーション」などのC・F・G7編曲が取り組みやすいです。

旋律をよく知っているなら、「アロハ・オエ」をゆっくり練習する方法もあります。GやD7が難しいときは、右手を止めて左手の切り替えだけを反復しましょう。

B♭を含む「ハワイ・アロハ」などは、コード数が3つでも左手の負担が大きくなります。C・F・G7やG・C・D7でコードチェンジに慣れてから進むと、挫折しにくいかなと思います。

ハワイアンらしい演奏に必要なのは、派手なストロークだけではありません。一定のテンポ、歌の流れ、コードが変わるタイミング、音を丁寧に終えることも大切です。

最初からロールやトレモロを完成させようとせず、まず1拍に1回のダウンストロークで最後まで通してください。次にダウン・アップ、空振り、アクセント、バンプという順番で加えれば、どこでつまずいたのかも分かりやすくなります。

あなたが自然に口ずさめる曲はどれでしょうか。難易度表だけにこだわらず、好きな旋律を選ぶことも、練習を続ける大きな力になります。

単純なストロークでも、一定のテンポで最後まで弾ければ、十分に音楽として成立します。まずは1曲を止まらずに弾き切る喜びを味わい、その後で少しずつハワイアンらしいリズムや響きを加えていきましょう。