二胡の有名な曲ランキング|定番の名曲と聴きどころを詳しく紹介

夕景の山水風景を背景に、右側に二胡を大きく配置し、「二胡の有名な曲ランキング」「定番の名曲と聴きどころを詳しく紹介」と表示したアイキャッチ画像。 二胡
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二胡の有名な曲といえば、どんな曲が思い浮かびますか?

二胡は、中国で発展した2本の弦を持つ擦弦楽器です。人の歌声を思わせる柔らかな音色が魅力ですが、悲しい曲だけでなく、馬が駆け抜けるような迫力ある曲や、日本人にもなじみ深い歌謡曲まで、幅広い音楽を楽しめます。

「二胡で一番有名な曲は?」「泣ける名曲を聴きたい」「かっこいい曲も知りたい」と調べ始めると、たくさんの曲名が出てきて迷ってしまいますよね。

しかも、中国の伝統的な作品と日本のポップスを二胡用に編曲した作品が、同じ「二胡の名曲」として紹介されることもあります。

そこでこの記事では、中国の代表的な二胡の名曲10曲を中心に、日本の有名曲、感動的な曲、技巧的でかっこいい曲まで整理して紹介します。

曲の背景や作曲者だけでなく、実際に演奏を聴くときのポイント、初心者が挑戦しやすい曲、CDや楽譜の選び方も解説します。

なお、二胡の名曲には世界共通の公式人気ランキングがあるわけではありません。この記事のランキングは、代表的なレパートリーや音楽史上の重要性、国内の名曲集への収録例などを参考にした紹介順です。

人気投票や再生回数による実測順位ではない点を踏まえながら、あなたの好みに合う名曲を探してみてください。

この記事でわかること

  • 二胡の有名な曲ランキングと定番10曲の特徴
  • 「二泉映月」「賽馬」など代表曲の背景と聴きどころ
  • 二胡で演奏される日本の歌謡曲や人気のポップス
  • 泣ける曲・かっこいい曲・癒やされる曲の違い
  • 初心者が挑戦しやすい曲と難易度の考え方
  • 有名奏者の録音やCD・楽譜で名曲を楽しむ方法
  1. 二胡の有名な曲ランキング・定番10選
    1. 二胡の代表曲ランキングと聴きどころ
      1. 第1位:二泉映月(にせんえいげつ)
      2. 第2位:賽馬(さいば)
      3. 第3位:空山鳥語(くうざんちょうご)
      4. 第4位:江河水(こうがすい)
      5. 第5位:良宵(りょうしょう)
      6. 第6位:光明行(こうめいこう)
      7. 第7位:聴松(ちょうしょう)
      8. 第8位:戦馬奔騰(せんばほんとう)
      9. 第9位:月夜(げつや)
      10. 第10位:病中吟(びょうちゅうぎん)
    2. 劉天華の十大名曲とランキングの違い
  2. 二胡で演奏される有名な日本の曲
    1. 歌謡曲・唱歌で親しまれる二胡の名曲
      1. 涙そうそう
      2. 川の流れのように
      3. 蘇州夜曲
      4. 島唄
      5. 荒城の月
      6. 赤とんぼ
    2. ポップス・映画音楽の二胡アレンジ
  3. 二胡で泣ける曲・感動する名曲
    1. 二泉映月・江河水などの叙情的な曲
      1. 二胡の演奏が感動的に聴こえる理由
  4. 二胡のかっこいい曲・迫力ある名曲
    1. 賽馬・戦馬奔騰など技巧的な曲
      1. かっこよさを生む二胡の演奏技術
      2. 日本の曲にもかっこいい二胡アレンジがある
  5. 二胡に合う曲の特徴と選び方
    1. 初心者が挑戦しやすい曲と難易度
      1. 初心者は知っている曲から始めるのもおすすめ
      2. 二胡に合う曲の共通点
      3. 二胡で演奏するときに工夫が必要な曲
  6. 二胡の名曲を楽しむ方法
    1. 有名奏者の演奏・CD・楽譜の選び方
      1. 有名な二胡奏者を知る
      2. 二胡の名曲が聴ける代表的なCD
      3. 演奏映像から二胡の奏法を楽しむ
      4. 初心者が楽譜を選ぶときのポイント
      5. 名曲を練習するときの基本的な流れ
  7. 二胡の有名な曲に関するよくある質問
    1. 二胡の有名な曲に関するよくある質問(FAQ)
  8. まとめ

二胡の有名な曲ランキング・定番10選

二胡の名曲を知りたいなら、まずは中国で生まれた代表的な作品から聴いてみるのがおすすめです。

深い悲しみを表現した「二泉映月」、躍動感あふれる「賽馬」、鳥のさえずりを描く「空山鳥語」など、それぞれに異なる魅力があります。

二胡のレパートリーには、穏やかな曲、力強い曲、自然の風景を描く曲、複雑な技巧を楽しむ曲などがそろっています。特に華彦鈞(阿炳)や劉天華といった音楽家の存在は欠かせません。

二胡の代表曲ランキングと聴きどころ

最初に、代表曲10曲の特徴を一覧で確認しておきましょう。

紹介順 曲名 作曲者・関連人物 主な魅力
1 二泉映月 華彦鈞(阿炳) 哀愁と深い感情表現
2 賽馬 黄海懐 疾走感と華やかな技巧
3 空山鳥語 劉天華 鳥の声を思わせる描写
4 江河水 東北地方の旋律を背景とする作品 悲しみと激しい感情
5 良宵 劉天華 穏やかで温かな旋律
6 光明行 劉天華 明るく力強いリズム
7 聴松 華彦鈞(阿炳) 重厚な響きと緊張感
8 戦馬奔騰 陳耀星 豪快な特殊奏法
9 月夜 劉天華 静かな夜を思わせる叙情性
10 病中吟 劉天華 内省的な旋律と感情の起伏

この順番は販売枚数や再生回数による人気順位ではありません。二胡の代表曲を幅広く知るための参考として見てください。

第1位:二泉映月(にせんえいげつ)

「二泉映月」は、二胡を代表する名曲の一つです。

中国の民間音楽家、華彦鈞(かげんきん)が残した作品として知られています。華彦鈞は「阿炳(アービン)」という名前でも有名です。

最大の魅力は、静かに語りかけるような旋律と、心の奥から感情があふれるような音の変化です。

最初は物悲しく感じられるかもしれませんが、聴き進めると、悲しみだけでは説明できない力強さも伝わってきます。

注目したいのは、音程を滑らかに変化させる滑音と、音を揺らすビブラートです。長く伸ばした音の途中で強弱が変化したり、次の音へ滑らかにつながったりすることで、音楽に自然な流れが生まれます。

曲の後半に向かって感情が高まる様子も聴きどころです。初心者向けの簡易編曲を練習することはできますが、原曲に近い表現を再現するには相応の技術が必要になります。

二胡がなぜ「歌うような楽器」と表現されるのかを知りたい方には、ぜひ聴いてほしい一曲です。

第2位:賽馬(さいば)

「賽馬」は、馬が勢いよく走る様子を描いた作品です。日本では「競馬」と表記されることもあります。

作曲者は黄海懐(こうかいかい)。速いテンポと軽快なリズムが特徴で、静かな二胡のイメージを大きく変えてくれる曲です。

弓を素早く動かす演奏や、馬のいななきを連想させる表現など、二胡ならではの技巧が登場します。馬が駆け抜ける情景を音楽で描いていることが、この作品の面白さです。

演奏者や編曲によって特殊奏法の使い方が異なるため、複数の演奏を聴き比べる楽しみもあります。

原曲に近い速度で演奏するには、速い弓使いだけでなく、左手の正確な運指や安定したリズム感も必要です。

短い時間で二胡の迫力を感じたい方や、かっこいい曲が好きな方に向いています。

第3位:空山鳥語(くうざんちょうご)

「空山鳥語」は、劉天華(りゅうてんか)が作曲した、自然の情景を描く二胡の名曲です。

静かな山の中で鳥がさえずる様子を思わせる旋律が特徴で、二胡の音色によって自然の風景を表現しています。

特に面白いのが、鳥の鳴き声を模したような装飾音です。二胡の柔軟な音程の変化を自然描写に生かしています。

静かな旋律のあとに細かい音の動きが現れる場面では、山の静けさと鳥の活動が対照的に感じられます。

演奏者の左手の動きに注目すると、細かな運指や音程の変化が曲の描写にどのように使われているのかがわかりやすくなります。

自然の情景を思い浮かべながら聴くと、二胡の表現力の広さを発見できるでしょう。

第4位:江河水(こうがすい)

「江河水」は、深い悲しみや嘆きを感じさせる叙情的な作品です。

中国東北地方の旋律を背景に持ち、黄海懐による二胡編曲として紹介されることがあります。伝承された旋律と二胡作品としての編曲を区別して理解するとよいでしょう。

低く沈むような旋律から、感情が激しく高まる部分への変化が印象的です。

「二泉映月」が内面的な悲しみを静かに伝える曲だとすれば、「江河水」は感情を強く訴えかけるような印象を持つ作品といえます。

音の揺れが大きくなったり、旋律が高い音域へ向かったりすると、音楽の緊張感も高まります。静かな部分の繊細さがあるからこそ、強い感情を表す部分が際立ちます。

二胡で泣ける曲を探している方にとって、有力な候補になるでしょう。

第5位:良宵(りょうしょう)

「良宵」は、劉天華が作曲した穏やかな二胡の名曲です。

1928年の旧暦大晦日に生まれた作品として知られ、当初は「除夜小唱」という題で呼ばれていました。

明るさと温かさを感じさせる旋律が特徴で、二胡の柔らかな響きをじっくり楽しめます。

音の始まりを柔らかくしたり、フレーズの終わりに余韻を残したりする表現によって、穏やかな雰囲気が生まれます。

比較的短い作品で、二胡の伝統曲に挑戦したい方の学習対象にもなります。ただし、音楽的に美しく仕上げるには音程や音色、運弓の技術が必要です。

落ち着いた二胡の音色を味わいたいときにぴったりです。

第6位:光明行(こうめいこう)

「光明行」は、1931年の劉天華の作品として知られています。

行進曲を思わせる明確なリズムと、前へ進んでいくような力強さが特徴です。

二胡というとゆったりした旋律を想像する方も多いかもしれません。しかし、この曲を聴けば、歯切れのよい演奏も二胡の大きな魅力だとわかります。

旋律の勢いに加えて、弓の切り返しや音の立ち上がりにも注目してみましょう。速い部分でもリズムが明確に聞こえる演奏は、音楽全体に安定感があります。

勇壮で明るい雰囲気の二胡曲を探している方に向いています。

第7位:聴松(ちょうしょう)

「聴松」は、華彦鈞(阿炳)を代表する二胡作品の一つです。

同じ阿炳の作品である「二泉映月」とは異なり、強い緊張感と勇壮な雰囲気が印象的です。

音の立ち上がりが鋭く、リズムにも力があります。静かな旋律の美しさを中心に楽しむ作品とは違い、強い音と緩急の対比が曲の魅力になっています。

二胡の低く重厚な響きや、力強い運弓を楽しみたい方に向いています。

第8位:戦馬奔騰(せんばほんとう)

「戦馬奔騰」は、陳耀星(ちんようせい)による技巧的な二胡作品です。

馬が勢いよく駆け抜けるような迫力と、華やかな特殊奏法が魅力です。

「賽馬」と同じく馬の動きを連想させる作品ですが、より激しく豪快な演奏表現を楽しめます。

速い弓使いや複雑な音の動きが続くため、原曲に近い演奏には高い技術が求められます。

聴くときは、右手の弓の動きによって生まれる音の変化と、左手の素早い動きに注目してみてください。

初心者がすぐに完成を目指す曲というより、二胡の高度な演奏技術を知るための鑑賞曲としても魅力的です。

第9位:月夜(げつや)

「月夜」は、劉天華による静かで叙情的な作品です。

夜の落ち着いた風景を思わせる旋律と、伸びやかな音の流れが特徴です。

派手な技巧を聴かせるというより、音をどのように保ち、どのようにつなげるかが大切な曲です。

ゆっくりした音楽だからこそ、音程の安定や弓の動きの滑らかさが重要になります。

演奏者によって音の余韻や間の取り方が変わるため、同じ曲でも異なる雰囲気を味わえます。

第10位:病中吟(びょうちゅうぎん)

「病中吟」は、劉天華の代表的な二胡作品の一つです。

内面的な苦悩や不安を思わせる旋律がありながら、その中に強い感情の動きも感じられます。

静かな部分と感情が高まる部分の対比が特徴で、二胡の繊細な音色表現を堪能できます。

曲名だけを見ると暗い音楽を想像するかもしれませんが、実際には旋律の起伏や表情の変化が豊かな作品です。

「二泉映月」や「江河水」と聴き比べると、それぞれの作品が持つ悲しみの表現の違いがわかりやすいでしょう。

迷ったら、まずはこの3曲

感動なら「二泉映月」、迫力なら「賽馬」、自然描写の面白さを楽しむなら「空山鳥語」がおすすめです。この3曲を聴くだけでも、二胡の音楽が持つ多彩な表情を感じられます。

劉天華の十大名曲とランキングの違い

二胡の名曲を調べると、「十大名曲」という言葉を見かけることがあります。

ここで知っておきたいのが、「劉天華十大名曲」は人気投票によるベスト10ではないということです。

劉天華は、近代二胡音楽の発展に重要な役割を果たした作曲家・演奏家です。その代表的な10作品が、劉天華十大名曲として知られています。

番号 曲名 主な特徴
1 病中吟 内面的な感情表現
2 月夜 静かな叙情性
3 空山鳥語 自然の情景描写
4 苦悶之謳 苦悩を思わせる旋律
5 悲歌 深い悲しみの表現
6 良宵 温かな雰囲気
7 閑居吟 落ち着いた曲想
8 光明行 力強いリズム
9 独弦操 独特な音楽表現
10 燭影揺紅 優雅な旋律

一般的な二胡の名曲ランキングでは、劉天華の作品に加えて、阿炳の「二泉映月」や黄海懐の「賽馬」なども紹介されます。

つまり、劉天華十大名曲は特定の作曲家の作品群を指し、二胡全体の人気ランキングとは意味が異なります。

また、CDのタイトルに「二胡名曲ベスト」や「十大名曲」と書かれていても、その選曲が必ず同じとは限りません。

「中国十大二胡名曲」という表現と「劉天華十大名曲」も同じ内容を示すとは限らないので注意してください。

二胡の歴史を深く知りたい方は、劉天華の作品をまとめて聴いてみるとよいでしょう。

二胡で演奏される有名な日本の曲

二胡で演奏されるのは、中国の伝統音楽だけではありません。

日本の歌謡曲、唱歌、ポップスなども二胡用に編曲され、実際にCDや映像作品として発売されています。

二胡は旋律を滑らかにつなげることができるため、歌うようなメロディーを持つ日本の曲とも相性がよい楽器です。

ただし、日本の曲を二胡で演奏した録音が存在することと、元の曲に二胡が使われていたことは別です。

歌謡曲・唱歌で親しまれる二胡の名曲

日本の歌謡曲や唱歌には、長く伸ばす音や、感情のこもった旋律を持つ作品がたくさんあります。

こうした音楽を二胡で演奏すると、原曲とはひと味違う雰囲気を味わえます。歌声がなくなったことで旋律そのものの美しさが際立つこともあります。

涙そうそう

「涙そうそう」は、森山良子が作詞し、BEGINが作曲した楽曲です。夏川りみの歌唱でも広く知られています。

姜建華(ジャン・ジェンホワ)による二胡演奏が、日本コロムビアの映像作品『二胡の世界 名曲の旅』に収録されています。

ゆったりとした旋律が特徴で、二胡の歌うような音色とよく合います。

一つひとつの音を急がず、長いフレーズとして聴くと美しさが伝わりやすくなります。音の終わり方や、次の音へ移るときの滑らかさにも注目してみてください。

川の流れのように

美空ひばりの代表曲として知られる「川の流れのように」は、秋元康が作詞し、見岳章が作曲した楽曲です。

ジャー・パンファンによる二胡演奏が、日本コロムビアの名曲集に収録されています。

ゆったりとしたメロディーが自然に流れていくため、二胡の長いフレーズが美しく響きます。

曲の流れに合わせた音の強弱も聴きどころです。歌詞を知っている方なら、旋律だけでも曲の世界観を感じやすいでしょう。

蘇州夜曲

「蘇州夜曲」は、西條八十が作詞し、服部良一が作曲した日本の楽曲です。

中国の蘇州を題材にした曲ですが、中国の古典的な二胡独奏曲ではありません。

土屋玲子や姜建華による二胡演奏が確認されています。

中国風の情緒を感じさせる旋律が二胡の音色と調和し、幻想的で懐かしい雰囲気を生み出します。

滑らかに流れる旋律や柔らかな音色を生かせる部分があり、穏やかな音楽をゆっくり楽しみたいときに向いています。

島唄

THE BOOMの「島唄」は、宮沢和史が作詞・作曲した楽曲です。

ジャー・パンファンによる二胡演奏が、日本コロムビアの名曲集に収録されています。

沖縄を連想させる旋律と、中国の擦弦楽器である二胡の響きが組み合わさり、独特の雰囲気を楽しめます。

伸びやかな旋律と力強さがあり、しっとりした曲が好きな方にも、情熱的な音楽が好きな方にも向いています。

原曲の歌い方と二胡の旋律表現を比べてみるのも面白いでしょう。

荒城の月

「荒城の月」は、土井晩翠が作詞し、瀧廉太郎が作曲した日本の唱歌です。

姜建華による二胡演奏が確認されています。

ゆっくりとした旋律に日本的な情緒があり、二胡の哀愁を感じさせる響きとよく合います。

長い音の響きと旋律のまとまりを意識して聴いてみてください。親しみやすいメロディーなので、初心者が簡易編曲で挑戦する曲の候補にもなります。

赤とんぼ

三木露風が作詞し、山田耕筰が作曲した「赤とんぼ」も、二胡で演奏される日本の名曲です。

姜建華による演奏が、日本コロムビアの『ザ・ベスト 二胡のしらべ』に収録されています。

旋律が覚えやすく、穏やかな音の流れが特徴です。二胡の柔らかな響きが、夕暮れの風景や懐かしい記憶を思わせます。

初心者が演奏する場合は、まず旋律を正しい音程でつなげることを目標にするとよいでしょう。

ポップス・映画音楽の二胡アレンジ

二胡は伝統的な曲だけでなく、現代のポップスやテレビ番組のテーマ曲などでも魅力を発揮します。

普段聴いている曲でも、二胡の音色に変わることで、新しい印象を受けることがあります。

曲名 原曲の作曲者 二胡での聴きどころ
ハナミズキ マシコタツロウ 柔らかな旋律と余韻
糸 中島みゆき 歌うような音のつながり
少年時代 井上陽水・平井夏美 郷愁を感じさせる音色
昴 谷村新司 壮大で伸びやかな旋律
シルクロード 喜多郎 幻想的で雄大な雰囲気
春よ、来い 松任谷由実 繊細な音の変化
花は咲く 菅野よう子 希望を感じさせる旋律
情熱大陸 葉加瀬太郎 疾走感と力強いリズム
千本桜 黒うさP 速い音の動きと華やかさ
Lemon 米津玄師 切なさを感じさせる音色

例えば「ハナミズキ」や「糸」は、KiRiKoによる二胡演奏が日本コロムビアの名曲集に収録されています。

「少年時代」は土屋玲子による二胡演奏が確認でき、懐かしい雰囲気の旋律が特徴です。「昴」は汪承躍による二胡演奏が収録されており、大きく広がるメロディーを楽しめます。

「シルクロード」は、喜多郎による音楽として知られ、姜建華による二胡・低音二胡の演奏も確認されています。

一方、「千本桜」や「Lemon」は、キングレコードの2024年版二胡コンピレーションに収録されています。

「千本桜」は速い音の動きが特徴で、「Lemon」は感情豊かな旋律を持っています。曲の性格によって、二胡の違った魅力を楽しめます。

このほか、「春よ、来い」「花は咲く」「情熱大陸」「宇宙戦艦ヤマト」などにも二胡演奏の収録例があります。

原曲での二胡使用と二胡アレンジは別です。

二胡によるカバーと原曲での使用は別という点には注意しましょう。ある曲の二胡演奏版が発売されていても、オリジナル音源に二胡が使われているとは限りません。「二胡を使った曲」を探す場合は、原曲の演奏者や使用楽器の情報を確認する必要があります。

二胡で泣ける曲・感動する名曲

二胡の音色には、聴く人の心に静かに響く魅力があります。

特に、ゆっくりした旋律や深い感情表現を持つ曲では、人が歌っているような自然な音の揺れが印象的です。

ただし、「泣ける」と感じるかどうかは人それぞれ。同じ曲でも、悲しみを感じる方もいれば、懐かしさや温かさを感じる方もいるでしょう。

二泉映月・江河水などの叙情的な曲

二胡の泣ける曲を探すなら、まず「二泉映月」と「江河水」を聴き比べてみてください。

この2曲は、どちらも感情表現が豊かですが、伝わってくる印象には違いがあります。

「二泉映月」は内面的な悲しみや葛藤をじっくり感じる曲です。静かな旋律から少しずつ感情が高まり、長いフレーズの中に深い表情が生まれます。

一方、「江河水」は、強い嘆きや切なさが前面に出る作品です。音の揺れや強弱が大きく、激しい感情が伝わってきます。

「病中吟」も、内面的な感情を描く曲としておすすめです。不安を感じさせる部分と力強さのある部分の対比が印象に残ります。

少し穏やかな曲を求めるなら、「月夜」もよいでしょう。激しい悲しみというより、静かな夜に落ち着いて聴きたくなる作品です。

日本の曲では、「涙そうそう」「糸」「花は咲く」「ハナミズキ」「荒城の月」などが候補になります。

「涙そうそう」は大切な人への思いを連想させる旋律、「糸」は人とのつながりをテーマにした楽曲として知られています。「花は咲く」は希望や祈りを感じさせる曲です。

これらは歌詞でも親しまれているため、歌声がなくても旋律から感情を受け取りやすいのが魅力です。

二胡の演奏が感動的に聴こえる理由

二胡には、音程を滑らかに変化させられるという特徴があります。

ピアノのように音が一つひとつ明確に区切られる楽器とは異なり、二胡は音と音の間を連続的につなぐ表現ができます。

この音の変化が、人の歌声や感情の動きに近い印象を生み出すのです。

二胡には2本の弦があり、弓毛はその間を通っています。一般的な調弦は内弦がD、外弦がAです。指板を持たず、左手の指で押さえる位置を変えることで音程が変化します。

ビブラートは、音程を細かく揺らして表情を付ける奏法です。滑音は、一つの音から別の音へ、音程を滑らかに移動させる奏法です。

どちらも二胡らしい感情表現に役立ちますが、曲や演奏者によって使い方は異なります。

長く伸ばす音の終わり方にも注目してみてください。余韻を残して消えていく音には、強く弾く音とは違う美しさがあります。

また、ピアノ伴奏、揚琴伴奏、民族管弦楽団による伴奏など、編成によって曲の印象も変わります。

お気に入りの曲を見つけたら、違う奏者の録音を聴き比べるのもおすすめですよ。

二胡のかっこいい曲・迫力ある名曲

二胡と聞くと、悲しげでゆったりした音楽を思い浮かべる方もいるかもしれません。

しかし、二胡にはスピード感のある曲や、演奏者の技術を存分に楽しめる作品もあります。

速い運弓や特殊奏法によって、2本の弦から多彩な音が生まれます。

賽馬・戦馬奔騰など技巧的な曲

二胡のかっこいい曲を代表するのが「賽馬」です。

馬が疾走する様子を描き、速い弓使いやリズミカルな旋律で聴く人を引き込みます。音が細かく連続する部分や、馬の動きを連想させる特殊な表現が魅力です。

さらに激しい演奏を楽しみたいなら「戦馬奔騰」も候補になります。

この曲では、力強い音色と華麗な特殊奏法が組み合わさり、ダイナミックな演奏を楽しめます。

「光明行」は、行進曲のような明るく力強い曲です。速さだけでなく、リズムの明確さや音の勢いに魅力があります。

「聴松」は、重厚な響きと緊張感を楽しめる作品です。鋭い音の立ち上がりが印象的で、静かな叙情曲とは違った二胡の魅力があります。

大きなスケールの音楽を聴きたい方には、劉文金による「長城随想」もおすすめです。二胡とオーケストラの掛け合いによって、独奏曲とは異なる壮大な音楽の世界が広がります。

同じく劉文金の「三門峡暢想曲」も、華やかな技巧を楽しめる作品として知られています。

かっこよさを生む二胡の演奏技術

二胡の技巧的な作品を聴くときは、次のような演奏技術に注目してみてください。

奏法 特徴
速弓 弓を素早く動かし、疾走感を生み出す
跳弓 弓を跳ねさせるように動かして軽快な音を出す
トレモロ 細かな弓の往復によって音を連続させる
装飾音 旋律に細かな音の動きを加える
特殊奏法 通常とは異なる音色や音響効果を生み出す

ただ速く弾けばかっこよく聴こえるわけではありません。

音の強弱やリズム、弓の切り返しがそろうことで、演奏に迫力が生まれます。

また、同じ曲でも使われる奏法は演奏者や編曲によって異なります。

演奏映像を見るときは、右手の弓の動きと左手の運指がどのように連動しているかを観察すると面白いですよ。

日本の曲にもかっこいい二胡アレンジがある

日本の楽曲なら「情熱大陸」や「千本桜」の二胡アレンジが候補になります。

「情熱大陸」は、葉加瀬太郎によるテレビ番組のテーマ曲です。情熱的な旋律とリズミカルな展開が二胡でも楽しめます。

「千本桜」は、黒うさPによる楽曲です。テンポの速い旋律を二胡で演奏することで、華やかな印象が生まれます。

どちらも二胡関連のコンピレーションに収録例があります。

また、「宇宙戦艦ヤマト」の二胡アレンジも、壮大で力強い音楽を楽しみたい方にとって候補になるでしょう。

伝統的な中国音楽だけではなく、現代的な曲から二胡に興味を持つのもよいですね。

二胡に合う曲の特徴と選び方

二胡に合う曲は、必ずしも中国の伝統音楽だけではありません。

日本の歌謡曲や唱歌、クラシック、映画音楽、現代ポップスなどにも、二胡で美しく演奏できる曲があります。

ただし、楽器の構造や音域の違いによって、原曲をそのまま演奏するのが難しい場合もあります。

「好きな曲だから二胡でも演奏したい」と思ったときには、メロディーの特徴だけでなく、運指やテンポなども確認することが大切です。

初心者が挑戦しやすい曲と難易度

二胡を始めたばかりの方が曲を選ぶときは、知名度だけでなく、演奏しやすさも大切です。

特に確認したいのが、音域、テンポ、運弓、ポジション移動の有無です。

二胡の曲には世界共通の統一された難易度表があるわけではなく、同じ曲でも編曲によって難しさが変わります。

そのため、次の分類は一般的な奏法と簡易編曲を想定した参考として考えてください。

難易度の目安 曲名 練習・演奏のポイント
初級候補 赤とんぼ ゆっくりした音程練習
初級候補 荒城の月 滑らかなフレーズ
初級候補 涙そうそう(簡易編曲) 長い旋律とリズム
初級~中級候補 良宵 音色と自然な運弓
中級候補 蘇州夜曲 繊細な旋律表現
中級候補 月夜 音の余韻と強弱
上級候補 二泉映月 高度な感情表現
上級候補 賽馬 速い運弓と技巧
上級候補 戦馬奔騰 特殊奏法と速度

初心者は知っている曲から始めるのもおすすめ

初心者には、「赤とんぼ」や「荒城の月」のように、旋律を覚えやすい曲が候補になります。

メロディーを知っていれば、音程が違うときにも気づきやすくなります。

「涙そうそう」や「川の流れのように」も、初心者用に音域や運指を調整した編曲なら練習対象になります。

ただし、ゆっくりした曲だから必ず簡単とは限りません。ゆったりした旋律では音程や音色の不安定さが目立ちやすく、きれいに演奏するためには丁寧な練習が必要です。

最初から難しいビブラートや滑音をすべて取り入れようとせず、まずは正しい音程と安定した弓使いを意識するとよいでしょう。

また、開放弦を使いやすい編曲や、ポジション移動が少ない楽譜を選ぶと、運指に集中しやすくなります。

憧れの曲が難しい場合も、簡易編曲で旋律を覚えたり、難しい部分を短いフレーズに分けたりする方法があります。

二胡に合う曲の共通点

二胡と相性がよい曲には、いくつかの特徴があります。

まず、メロディーがはっきりしていることです。二胡は通常、単音の旋律を中心に演奏するため、歌うようなメロディーを持つ曲に向いています。

次に、音を長く伸ばしたり、滑らかにつなげたりする部分があることです。

こうした曲では、二胡の柔らかな音色や、音程を連続的に変化させる表現を生かせます。

日本の歌謡曲やバラード、唱歌などは、こうした特徴を持つ曲が多いため、二胡の演奏でも親しまれています。

また、映画音楽やクラシック作品にも、旋律の美しさを生かせる曲があります。

例えば「パッヘルベルのカノン」など、西洋音楽を二胡で演奏した収録例もあります。ただし、原曲の音域や調性によっては二胡向けの編曲が必要です。

二胡で演奏するときに工夫が必要な曲

原曲が複雑な和音を中心に構成されている場合や、非常に広い音域を使う場合は、編曲が必要になることがあります。

例えば、ピアノで同時に複数の音を鳴らす曲を二胡で演奏する場合、主旋律を二胡が担当し、和音を伴奏楽器に任せる方法があります。

また、速い跳躍や複雑な転調が多い曲では、運指や使用するポジションを調整する必要があります。

リズムが複雑な曲や、打楽器的な音の効果が中心になっている曲も、二胡の特徴に合わせた工夫が必要です。

そのため、自分の技術と音域に合った編曲を選ぶことが大切になります。

曲名が同じでも、初心者向けの簡易編曲と演奏会向けの編曲では、運指や音域が大きく異なる場合があります。

二胡は通常、旋律を単音で演奏する楽器です。どんな曲でも原曲と同じ音域、和音、音響効果を再現できるわけではありません。演奏用の楽譜を選ぶ際は、二胡向けに編曲されているか確認しましょう。

二胡の名曲を楽しむ方法

気になる二胡の名曲を見つけたら、実際の演奏を聴いてみましょう。

同じ曲でも、演奏者によって音色、テンポ、ビブラート、フレーズの表現などが異なります。

さらに、CDやDVD、配信音源、楽譜などを活用すると、鑑賞だけでなく演奏への理解も深まります。

有名奏者の演奏・CD・楽譜の選び方

有名な二胡奏者を知る

まず知っておきたいのが、中国の民間音楽家である華彦鈞(阿炳)です。

「二泉映月」「聴松」「寒春風曲」などの作品と深い関わりがあり、二胡の歴史を語るうえで重要な人物です。

また、劉天華は近代二胡音楽の発展に大きな役割を果たし、数多くの独奏作品を残しました。

現代の録音作品を探すなら、次の奏者も知っておくとよいでしょう。

奏者 主な演奏・収録例
姜建華 二泉映月、空山鳥語、涙そうそう、蘇州夜曲
ジャー・パンファン 花、島唄、川の流れのように
朱昌耀 二泉映月、賽馬、江河水、良宵
馬暁暉 河南小曲、夜来香、スターダスト
土屋玲子 蘇州夜曲、少年時代、SWEET MEMORIES
KiRiKo ハナミズキ、糸

中国の伝統曲を中心に聴くのか、日本の歌謡曲やポップスを楽しむのかによって、選ぶ録音作品も変わります。

また、王国潼、陳軍、于紅梅、高韶青なども、二胡奏者を調べる際に知っておきたい名前です。

最初は好きな曲が収録されている作品を選び、そこから奏者ごとの演奏を聴き比べると、二胡の魅力を発見しやすくなるでしょう。

二胡の名曲が聴ける代表的なCD

二胡の音楽をまとめて聴きたい方には、レコード会社から発売されている名曲集も便利です。

例えば、日本コロムビアの『ザ・ベスト 二胡のしらべ ~蘇州夜曲・ハナミズキ~』には、中国の代表曲と日本の有名曲が収録されています。

2019年11月27日発売の作品で、規格品番はCOCN-60070です。

収録曲には「花」「島唄」「蘇州夜曲」「シルクロード」「二泉映月」「ハナミズキ」「糸」「川の流れのように」「空山鳥語」などがあります。

複数の二胡奏者による演奏を楽しめます。収録曲と演奏者は日本コロムビアの公式作品情報で確認できます。

中国の定番曲を中心に聴くなら、キングレコードの『二胡名曲 ベスト』も候補になります。

2021年のキング・ベスト・セレクト・ライブラリーに掲載された作品で、規格品番はKICW-6680です。

「二泉映月」「空山鳥語」「江河水」「賽馬」「病中吟」「聴松」「良宵」などが収録されています。キングレコードの公式シリーズ情報でも収録曲を確認できます。

穏やかな音楽が好きな方には、キングレコードの『眠りを誘う二胡 ベスト』という作品もあります。

2025年5月14日発売、規格品番KICW-7319の作品です。「春よ、来い」「花は咲く」「パッヘルベルのカノン」「川の流れのように」など、柔らかな旋律を中心とした選曲です。

現代のポップスを中心に聴きたい場合は、『アジアン二胡ヒーリング~美しきメロディー ベスト』の2024年版も参考になります。

2024年5月8日発売、規格品番KICW-7072~3のCD2枚組です。「情熱大陸」「千本桜」「Lemon」「ひまわりの約束」「宇宙戦艦ヤマト」などが収録されています。

名曲集を選ぶときは、収録曲のジャンルに注目すると、自分の好みに合う作品を探しやすくなります。

聴きたい音楽 候補となる作品
中国の伝統的な名曲 二胡名曲 ベスト
中国の曲と日本の有名曲 ザ・ベスト 二胡のしらべ ~蘇州夜曲・ハナミズキ~
穏やかで叙情的な曲 眠りを誘う二胡 ベスト
日本のポップスや現代的な曲 アジアン二胡ヒーリング~美しきメロディー ベスト

CDを選ぶ前の確認ポイント

同じシリーズ名でも、発売年度によって規格品番や収録内容が異なることがあります。欲しい曲が入っているか、発売元の公式作品情報で確認しましょう。掲載価格と現在の販売価格が異なる場合や、在庫状況が変化している場合もあります。

演奏映像から二胡の奏法を楽しむ

音だけでなく、演奏者の手の動きを見たい方には映像作品も向いています。

日本コロムビアから発売された姜建華のDVD『二胡の世界 名曲の旅』には、「シルクロード」「涙そうそう」「蘇州夜曲」「二泉映月」「競馬」「空山鳥語」「江河水」などが収録されています。

二胡は、右手で弓を動かし、左手で弦を押さえて音程を変える楽器です。

映像で見ると、音の変化と手の動きがどのように結び付いているのかがわかりやすくなります。

特に、速い曲での弓の切り返しや、ゆったりした曲での指の動きに注目してみてください。

音を強く出す部分と柔らかく出す部分で、右手の動きにどのような違いがあるかを観察するのもよいでしょう。

初心者が楽譜を選ぶときのポイント

二胡の名曲を自分でも演奏したいと思ったら、楽譜選びが大切です。

二胡では、数字で音を表す「数字譜(簡譜)」が広く使われています。

数字譜は、1から7の数字を中心に音階を表す記譜法です。中国の二胡教材や楽譜でよく使用されています。

数字だけを見れば簡単そうに感じるかもしれませんが、実際には音の長さや高さを示す記号、調の指定なども理解する必要があります。

一方、日本の教本や編曲譜では、一般的な五線譜が使われることもあります。

どちらを選ぶ場合も、普段使っている記譜法に合っているか確認しましょう。

さらに、楽譜を見る際には、音域、調、運指、ポジション移動、テンポ、特殊奏法の有無なども重要です。

初心者の場合は、模範演奏音源が付属している楽譜を選ぶと、旋律の流れやリズムを確認しやすくなります。

ただし、CDに収録されている曲でも、その録音と同じ編曲の二胡用楽譜が入手できるとは限りません。

特に、曲名だけでなく運指・音域・編曲を確認することが、無理のない曲選びにつながります。

名曲を練習するときの基本的な流れ

二胡の名曲を練習する際は、最初から完成形を目指すより、段階的に取り組むとよいでしょう。

  1. 目標にしたい曲の演奏を聴く
  2. 現在の技術に合った二胡用楽譜を選ぶ
  3. 音域や調、運指を確認する
  4. ゆっくりしたテンポで音程を練習する
  5. 弓の動きとリズムを安定させる
  6. 短いフレーズごとに練習する
  7. 慣れてからビブラートや滑音を取り入れる
  8. 模範演奏と聴き比べて仕上げる

二胡の演奏では、音程を安定させることが重要です。

二胡にはギターのようなフレットがなく、左手の指で押さえる位置によって音程が変化します。

慣れないうちは音程を正確に取るのが難しく感じるかもしれませんが、ゆっくり確認しながら練習すると、少しずつ感覚をつかみやすくなります。

曲を最初から最後まで通して弾く前に、難しい部分を短く区切って練習する方法もあります。

また、速い曲では、初めから原曲のテンポを目指すより、遅い速度で正確に弾くことを優先しましょう。

難しい技巧が必要な曲を目標にする場合も、最初は簡易編曲から始める方法があります。

自分に合った練習方法や難易度で迷う場合は、二胡のレッスンを受けられる音楽教室で指導者など専門家に相談して判断するとよいでしょう。

二胡の有名な曲に関するよくある質問

最後に、二胡の人気曲や名曲について、よくある疑問をまとめました。

二胡の有名な曲に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 二胡で一番有名な曲は何ですか?

A. 代表的な候補は「二泉映月」です。中国の民間音楽家である華彦鈞(阿炳)に関連する作品で、二胡の哀愁ある音色と深い感情表現を楽しめます。

ただし、全世界共通の公式人気ランキングが存在するわけではありません。「賽馬」「空山鳥語」「江河水」「良宵」なども代表的な名曲です。

Q2. 二胡で一番泣ける曲は何ですか?

A. 中国の二胡作品なら「二泉映月」や「江河水」が代表的な候補です。どちらも切ない旋律と豊かな感情表現が特徴です。

日本の曲では「涙そうそう」「糸」「花は咲く」「荒城の月」などの二胡演奏もおすすめです。感動するかどうかには個人差があり、客観的に一曲だけを選ぶことはできません。

Q3. 二胡のかっこいい曲にはどんなものがありますか?

A. スピード感のある曲なら「賽馬」、迫力ある特殊奏法を楽しみたいなら「戦馬奔騰」がおすすめです。

また、「光明行」「聴松」「三門峡暢想曲」なども力強い演奏が魅力です。日本の曲では「情熱大陸」や「千本桜」の二胡アレンジも候補になります。

Q4. 二胡の初心者でも有名な曲を演奏できますか?

A. はい。初心者向けに編曲された楽譜なら、「赤とんぼ」「荒城の月」「涙そうそう」などが練習候補になります。

ただし、同じ曲でも音域や運指、テンポによって難易度は変わります。現在の技術に合った楽譜から取り組むとよいでしょう。

Q5. 二胡では日本の曲やポップスも演奏できますか?

A. はい。二胡では中国の伝統曲だけでなく、日本の歌謡曲、唱歌、ポップスなども演奏されています。

「蘇州夜曲」「川の流れのように」「ハナミズキ」「糸」「春よ、来い」「Lemon」などには、二胡演奏の録音例があります。

ただし、二胡によるカバー演奏があることと、原曲に二胡が使用されていることは別なので、混同しないようにしましょう。

まとめ

二胡の有名な曲には、深い感情を表現する伝統的な名曲から、速い演奏が魅力の技巧的な作品、日本の親しみやすい歌謡曲まで、さまざまな音楽があります。

初めて二胡の音楽を聴く方は、次のポイントを参考に、お気に入りの曲を探してみてください。

  • 二胡を代表する名曲:二泉映月、賽馬、空山鳥語、江河水、良宵
  • 泣ける・感動する曲:二泉映月、江河水、涙そうそう、糸、花は咲く
  • かっこいい曲:賽馬、戦馬奔騰、光明行、聴松、情熱大陸の二胡アレンジ
  • 日本の有名曲:蘇州夜曲、川の流れのように、島唄、ハナミズキ、少年時代
  • 初心者の練習候補:赤とんぼ、荒城の月、涙そうそうなどの簡易編曲

二胡の魅力は、哀愁のある音色だけではありません。力強いリズム、華やかな技巧、優しいメロディーなど、曲によってまったく違う表情を見せてくれます。

また、二胡の名曲ランキングは公的な人気順位として確立されているものではなく、作品の歴史的な重要性や、演奏者・聴き手の好みによって選び方が変わります。

まずは「二泉映月」と「賽馬」を聴き比べてみてください。静かな感情表現と躍動的な演奏という、二胡の対照的な魅力が伝わってくるはずです。

その後は「空山鳥語」「良宵」などの中国の名曲や、日本の歌謡曲・ポップスの二胡アレンジにも耳を広げてみましょう。

演奏に挑戦したい方は、自分の技術に合った編曲を選び、無理のない曲から始めることが大切です。

お気に入りの一曲が見つかれば、二胡の音楽を聴く時間も、演奏を学ぶ時間も、もっと楽しくなるでしょう。

二胡
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この記事を書いた人 音高卒バンドマン
音高卒バンドマン

音楽高校を卒業後、ベーシストとしてバンド活動を経験♪

音楽を新しく始めたい方が気軽に楽しめるよう、楽器選びや音楽教室について分かりやすく発信しています。