さかなクンとサックスの関係|演奏活動と愛用楽器を詳しく紹介

さかなクンとサックスの関係を紹介する記事で、魚をイメージした帽子とサックスを配置し、「演奏活動と愛用楽器を詳しく紹介」と示したアイキャッチ画像 サックス
本記事はプロモーションを含みます。画像はイメージを含みます。

「さかなクンは本当にサックスを吹けるの?」「氷結のCMで吹いていた大きなサックスは何?」と気になった方も多いのではないでしょうか。

魚の専門家として知られるさかなクンですが、楽器との関わりはCM出演をきっかけに突然始まったものではありません。中学生の頃から吹奏楽に取り組み、トロンボーンやバスクラリネットを経験し、成人後はサックスを含むさまざまな管楽器を演奏しています。

特に広く知られるきっかけになったのが、2016年のキリン「氷結」のCMで東京スカパラダイスオーケストラと共演したときのバスサックスです。巨大な楽器を抱え、普段とは違う黒いスーツ姿で演奏する映像は強いインパクトがありました。

しかも、あの楽器は撮影用に用意されたものではなく、さかなクン本人が所有するC.G. Conn製のバスサックスです。

その後も東京スカパラダイスオーケストラとの関係は続き、ライブ、テレビ、正式な音源制作へ繰り返し参加しています。2024年の「スカパラ甲子園」では再びバスサックスを担当し、2026年にはソプラノサックスで新曲にも参加しました。

この記事では、さかなクンの学生時代から現在までの音楽歴、氷結CMで使ったサックス、本人所有の楽器、東京スカパラダイスオーケストラとの関係、バスサックス以外の演奏実績まで詳しく紹介します。

  • さかなクンが本当にサックスを演奏できるのか
  • 氷結CMで吹いていた楽器の種類
  • バスサックスとバリトンサックスの違い
  • CMの楽器が本人所有なのか
  • 中学・高校時代から続く管楽器の演奏歴
  • スカパラとのライブやレコーディング参加歴
  • 現在もサックスを演奏しているのか

先に結論を言うと、さかなクンはCMのためだけにサックスを練習した初心者ではありません。中学から続く長い管楽器経験があり、ライブやテレビだけでなく正式なレコーディングにも奏者として参加しています。

さかなクンは本当にサックスを吹ける?

はい。さかなクンは実際にサックスを演奏しています。

ただし、音楽歴を正確に見るには「学生時代からずっとサックスを演奏していた」と考えないことが大切です。

中学校ではトロンボーン、高校ではバスクラリネットを担当し、その後、サックスを含むさまざまな管楽器へ演奏の幅を広げてきました。

主な活動は魚類に関する研究・啓発、メディア出演、講演、執筆、イラストなどであり、「サックス専業のプロ奏者」という肩書きで活動している人物ではありません。

一方で、長年にわたる管楽器経験があり、プロミュージシャンとのライブや正式なレコーディングへゲスト奏者として参加しています。そのため「テレビ企画で楽器を持っただけのタレント」と捉えるのも実際とは異なります。

2016年の氷結CMがあまりに印象的だったため、そこで初めてサックスを始めたように見えることがありますが、実際にはCM出演よりはるか以前から管楽器を続けていました。

「さかなクンは本当にサックスを吹けるのか」という疑問への答えは、間違いなく「吹ける」です。さらに重要なのは、バスサックスだけでなくテナーサックスやソプラノサックスなど、複数種類のサックスで実演歴を確認できることです。

中学ではトロンボーンを3年間担当

さかなクンが吹奏楽を始めたのは中学1年生の頃です。

入部のきっかけとして有名なのが、「吹奏楽部」を魚の水槽に関係する部活だと思って見学したというエピソードです。

友人から吹奏楽部を見に行こうと誘われたものの、「吹奏」を「水槽」のように受け取ってしまい、水槽や魚がたくさんある部活だと思っていたそうです。

実際に部室へ行くと、そこにあったのは水槽ではなく大小さまざまな楽器でした。

そこで勘違いに気づいたものの、今度は楽器そのものに興味を引かれ、そのまま吹奏楽部へ入部します。

この話は後年になって作られたネット上の逸話ではなく、本人がインタビューや出演番組などで何度も語っているエピソードです。

最初に希望していたのはパーカッションでした。

ところが実技の際、緊張してバチを飛ばしてしまったという出来事があり、最終的に担当したのはトロンボーンでした。

中学校では3年間トロンボーンを演奏しています。

ここも、さかなクンの音楽歴を理解するうえで重要なポイントです。

現在は巨大なバスサックスを演奏する姿が有名ですが、最初に長く取り組んだ管楽器はサックスではありません。

また、本人の話では最初から上達が早かったわけでもありません。2年生では吹奏楽コンクールの出場メンバーに入れず、3年生になって出場できたと振り返っています。

初心者は周囲と比べて「自分だけ上達が遅いのでは」と感じやすいものですが、長く演奏を続けている人でも、学生時代から一直線に上達してきたとは限りません。

さかなクンの場合も、吹奏楽部で少しずつ経験を積みながら楽器との関係を深めていったことが分かります。

中学生の頃に購入したヤマハ製テナーバストロンボーンも、少なくとも2016年時点では思い出の楽器として所有していました。

現在のサックス演奏だけを見るより、こうした学生時代からの積み重ねを知ると、氷結CMで突然高度な大型管楽器を持ったわけではないことが理解しやすくなります。

高校ではバスクラリネットを担当

高校進学後も吹奏楽を続けますが、最初からすぐに吹奏楽部へ入ったわけではありません。

本人は当初、学校に吹奏楽部があることを知らず、登山部に入っていました。

その後、音楽に詳しい歴史の先生との会話から、学校に廃部寸前の吹奏楽部があることを知ります。

そこで吹奏楽部へ入り、高校では以前から憧れていたバスクラリネットを担当しました。

バスクラリネットは、一般的なクラリネットよりも低い音域を受け持つ大型の木管楽器です。

さかなクンは中学生の頃から低い音への強い憧れがあり、バスクラリネットを実際に演奏して低い音が出たとき、大きな感動があったと語っています。

この経験は、その後のバスサックスやコントラバスクラリネットなど、大型の低音管楽器への興味にもつながっています。

さかなクンの学生時代は、中学=トロンボーン、高校=バスクラリネットです。「中学生の頃からずっとサックスを担当していた」という説明は正確ではありません。

成人後にはBuffet Crampon(ビュッフェ・クランポン)製のバスクラリネットを購入したことも本人が明かしています。

高校時代に憧れて担当した楽器を、大人になってからも演奏し続けているわけです。

2020年には東京スカパラダイスオーケストラの企画「おうちでパラダイス」で「Paradise Has No Border」に参加していますが、このとき担当したのもサックスではなくバスクラリネットでした。

同じ楽曲でも、そのときの編成に合わせて別の低音管楽器を担当できるところからも、さかなクンの音楽歴が「バスサックスだけ」に限られていないことが分かります。

さかなクンが低音楽器を好む理由

さかなクンの楽器歴を見ると、ある共通点があります。

バスクラリネット、コントラバスクラリネット、バスサックスなど、かなり低い音を担当する大型楽器が多いことです。

これは偶然ではありません。

本人は昔から低い音そのものに強く惹かれてきたと語っています。

幼い頃に見ていた「まんが日本昔ばなし」などで、妖怪や動物が登場する場面に流れる渋い低音が印象に残っていたそうです。

中学校の吹奏楽部に入り、その音の一つがバスクラリネットによるものだと知ったことで、低音楽器への興味がさらに強くなりました。

また、自分自身の声が高いため、自分の声では出せないような低い音を楽器で表現できることにも魅力を感じると説明しています。

一般に吹奏楽では、高音のメロディーを担当する楽器が目立つ場面も多くあります。しかし、低音楽器は合奏全体の土台を作り、音楽の厚みや重心を支える重要な役割を担います。

低音がなくなると、曲全体が急に軽く感じられることもあります。

さかなクンは、こうした低音楽器の「主役になりにくい」「目立ちにくい」という立ち位置にも魅力を感じています。

2016年の氷結CMでアルトサックスではなく巨大なバスサックスを選んだことも、単に映像映えを狙っただけではなく、本人が以前から低音楽器を好んでいた背景を知ると理解しやすくなります。

また、さかなクンは楽器の音だけでなく、形や構造にも強い関心を持っています。

大きさも形も違うさまざまな管楽器を魚の世界になぞらえて楽しんだり、楽器が生き物のように見えると語ったりすることもあります。

バスクラリネットやバスサックスから伸びるエンドピンを、妖怪の「からかさ小僧」の足のようだと表現したこともあります。

演奏だけでなく、楽器の歴史、構造、外見まで含めて興味の対象になっている点が、さかなクンの管楽器との付き合い方の特徴です。

成人後は20本以上の管楽器を所有

2016年のインタビューでは、さかなクンが20本以上の管楽器を所有していると紹介されています。

確認されている代表的な楽器には、次のようなものがあります。

  • テナーバストロンボーン
  • バスクラリネット
  • コントラバスクラリネット
  • バスサックス
  • テナーサックス
  • アルトサックス
  • ソプラノサックス
  • ピッコロサックス

サックスだけを集めているわけではなく、金管・木管をまたいでさまざまな管楽器を所有していることが分かります。

特に低音楽器には希少なものも多く含まれます。

例えばコントラバスクラリネットでは、セルマー製の木製コントラバスクラリネットを所有していることが確認されています。

本人は2016年のインタビューで、約20年前に中古で購入したと説明しています。

当初提示されていた一式の価格が100万円だったという話もあり、一般的なクラリネットとは異なる希少な大型楽器であることがうかがえます。

さらに公式YouTubeでは、「世界でも数本しかないピッコロサックス」として希少な小型サックスを紹介しています。

バスサックスがサックス属の低音側に位置する大型楽器なのに対し、ピッコロサックスは非常に小型で高音域を担当します。

両極端ともいえる楽器に興味を持っていることからも、一種類のサックスだけが好きなのではなく、管楽器そのものへの関心が強いことが分かります。

「20本以上」という数字は2016年時点で紹介された情報です。その後も珍しい楽器を紹介していますが、2026年現在の正確な所有本数は公式情報で確認できません。現在の本数を推測して断定するのは避けるべきです。

また、所有しているすべてのサックスについて、メーカーや型番まで公開されているわけではありません。

確認できないモデル名やシリアル番号を、外見だけから推測して断定しないことも重要です。

氷結CMで吹いたのはバスサックス

さかなクンとサックスの関係を多くの人が知るきっかけになったのが、2016年2月のキリン「氷結」の広告「あたらしくいこう さかなクン篇」です。

東京スカパラダイスオーケストラと共演し、「Paradise Has No Border」を演奏しました。

普段は白衣姿とハコフグの帽子で知られるさかなクンですが、この映像では黒いスーツ姿で登場します。

帽子も黒い「クロハコフグ」仕様となり、「GYO」というキャラクターで演奏する演出でした。

普段との見た目のギャップに加え、手にしていた楽器も非常に巨大だったため、「あのサックスは何?」と注目を集めました。

そこで演奏していたのがバスサックスです。

アルトサックスでもテナーサックスでも、バリトンサックスでもありません。

バスサックスはサックス属の中でも非常に低い音域を担当する大型楽器で、一般的な吹奏楽やポップスではアルト、テナー、バリトンほど頻繁には見かけません。

映像を見て「本当に本人が吹いているの?」と疑問を持った人もいるでしょう。

しかし、さかなクン本人が実際に演奏しています。

しかも、このCMのためだけに初めて楽器を用意したわけではありません。

中学時代から管楽器を続け、成人後にも複数の大型低音楽器を演奏・所有していた背景があります。

CMは、すでに持っていた音楽経験が一般にも広く知られるきっかけになったと考えるほうが正確です。

CMのバスサックスは本人所有

氷結CMで使用されたバスサックスは、撮影用にレンタルされた楽器ではありません。

さかなクン本人の所有楽器です。

当初はアルトサックスを演奏する案があったとされています。

しかし東京スカパラダイスオーケストラには、GAMOさんがテナー/ソプラノサックス、谷中敦さんがバリトンサックスを担当しています。

そこで既存メンバーと役割が重ならない楽器を考えることになりました。

さかなクンは撮影現場へ、次の低音楽器を持参しています。

  • バスサックス
  • バスクラリネット
  • コントラバスクラリネット

その中から最終的にバスサックスを担当することになりました。

この経緯を知ると、CM制作のために巨大なサックスを急きょ用意したのではなく、本人がもともと低音管楽器を好きで複数所有していたことが演奏にもつながったと分かります。

「氷結のCMで使ったバスサックスは本人のもの?」という疑問への答えは「本人所有」です。

本人の説明では、このバスサックスの重量は約8kg。

一般的なアルトサックスなどと比べてもかなり大型です。

バスサックスには楽器を床側から支えるエンドピンがあり、通常のサックスとは違う姿勢や支え方が必要になります。

CM撮影は長時間に及び、本人は最初のうち首への負担を感じたとも振り返っています。

約8kgという数字だけを見るとピンと来ないかもしれませんが、演奏ではただ持ち上げればよいわけではありません。

息を入れながら指を動かし、周囲の奏者とテンポを合わせ、楽器の重量も支える必要があります。

巨大なバスサックスが視覚的に目立った一方で、実際には長い管楽器経験があったからこそ成立した演奏でもあります。

愛用バスサックスはC.G. Conn製

氷結CMで演奏した愛用バスサックスは、C.G. Conn(C.G.コーン)製です。

公開情報では、約100年前に作られた古いバスサックスと紹介されています。

現在では製造されていないヴィンテージ楽器です。

この楽器は2021年以降、神奈川県横浜市のセントラル楽器で、本人の厚意によって展示されたことがあります。

展示案内では、仕事で必要になる場合に別の楽器へ入れ替わることがあるとも案内されていました。

つまり、古い楽器だから展示専用になったのではなく、必要に応じて本人が演奏に使う楽器として扱われています。

氷結CMという大きな舞台でも、普段から所有しているこの楽器が使われました。

C.G. Conn製で約100年前のバスサックスというところまでは確認できますが、正確な型番・シリアル番号は公開情報から確実に特定できません。外見や製造年代だけを根拠にモデル番号を推測して断定しないよう注意が必要です。

ヴィンテージ管楽器は、同じメーカー・同じ年代でも保存状態、修理歴、パーツ交換などによって状態が大きく変わります。

そのため「さかなクンと同じC.G. Connだから同じ音になる」と単純に考えることはできません。

古いサックスの購入を検討する場合も、型番だけで判断せず、管体の状態、キーの動作、タンポ、修理歴などを専門家に確認することが重要です。

特にバスサックスのような希少楽器は、一般的なアルトサックスほど市場に多くありません。購入や修理については専門の楽器店へ相談するほうが安心です。

バリトンサックスとの違い

氷結CMの楽器を「バリトンサックス」と思っていた方も少なくないでしょう。

どちらも大型のサックスなので、サックスに詳しくなければ混同しやすい楽器です。

しかし、さかなクンが氷結CMで演奏したのはバスサックスです。

サックスは音域によって複数の種類に分かれます。

一般的によく知られているのは、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンです。

バスサックスは、バリトンサックスよりさらに低い音域を担当します。

種類 位置づけ・特徴 さかなクンの確認できる主な例
ソプラノサックス 高い音域を担当する細身のサックス 2026年「グッドラック!マイフレンド」
アルトサックス 吹奏楽でもよく使われる代表的なサックス 2017年のヤマハ関連イベントのプロフィールで時々演奏する楽器として紹介
テナーサックス アルトより低く、ジャズやポップスでも広く使用 2015年グループ魂ライブ
バリトンサックス 低音域を担当する大型サックス 主要な公式出演で本人が担当したと断定できる情報は今回確認できる範囲では限定的
バスサックス バリトンよりさらに低い大型サックス 2016年氷結CM、京都ライブ、2024年スカパラ甲子園など

「大きなサックス=バリトンサックス」と考えると間違いやすいところです。

特に2024年の「スカパラ甲子園」について、一部の個人レポートなどではバリトンサックスと書かれている例があります。

しかし、東京スカパラダイスオーケストラの公式作品情報では「Paradise Has No Border」のゲスト欄に「Bass sax:さかなクン」と明記されています。

そのため、この公演についてもバスサックスと判断するのが適切です。

見た目だけでは区別が難しい場合がありますが、公式クレジットが確認できるときは、それを優先すると誤解を避けられます。

スカパラとの共演はCMだけではない

さかなクンと東京スカパラダイスオーケストラの関係を「2016年のCMで一度だけ共演した」と思っている方もいるかもしれません。

実際には、CM後もライブ、テレビ、音源制作などで何度も共演しています。

さらに、さかなクンはCM出演よりずっと前から東京スカパラダイスオーケストラのファンでした。

高校生の頃、CD店で偶然流れていたスカパラの演奏を耳にし、裏打ちのリズムやメロディーに惹かれたと本人が語っています。

店員に何の音楽か尋ね、その場でCDを購入したことがきっかけでファンになりました。

つまり2016年の共演は、仕事で初めてスカパラを知ったのではなく、高校時代から好きだったバンドとの共演でもあったわけです。

その後の交流を見ると、一度の広告企画にとどまらず、約10年にわたる継続的な音楽関係になっています。

Paradise Has No Borderと音源参加

氷結CMで演奏された曲が、東京スカパラダイスオーケストラの「Paradise Has No Border」です。

作曲はNARGOさん。

CM映像だけで知られる曲ではなく、正式な作品としても発表されています。

2016年6月22日発売のシングル「道なき道、反骨の。」に「Paradise Has No Border」が収録されました。

DVD付きの形態には、キリン氷結版のミュージックビデオも収録されています。

さらに2017年3月8日発売のアルバム「Paradise Has NO BORDER」では、「Paradise Has No Border feat.さかなクン」としてさかなクン参加版が正式に収録されました。

2020年にはベストアルバム関連作品にも「Paradise Has No Border feat.さかなクン [2020 Remaster]」が収録されています。

こうした音源が正式作品として残っていることも、「CMの撮影時だけサックスを吹いた」という理解が正確ではない理由の一つです。

ライブだけでなく、レコーディングでも奏者として参加しています。

もちろん、これだけを根拠に「プロのサックス奏者と同等」「超一流の技巧」といった客観的な基準のない評価をする必要はありません。

一方、プロミュージシャンの正式な作品へ繰り返し参加し、長期間共演していることは事実として確認できます。

2018年のミュージックステーション関連情報では、東京スカパラダイスオーケストラ側から、リハーサルで合わせるたびにうまくなるという趣旨の評価も紹介されました。

学生時代から続く管楽器経験のうえに、その後のライブやレコーディング経験を積み重ねてきたと考えるのが自然です。

ライブやテレビでも共演を継続

氷結CMの公開からわずか約2か月後には、実際のライブでも共演しています。

2016年4月14日・15日にロームシアター京都で開催された東京スカパラダイスオーケストラの特別追加公演「乱れ咲き花ふぶき~春の京都~」へ、さかなクンがスペシャルゲストとして出演しました。

「Paradise Has No Border」にバスサックスで参加したほか、「ホールインワン」でも共演しています。

この京都公演は後に映像作品としても発売されました。

2018年4月には「およげ!たいやきくん~潜れ!さかなクン Ver.~」が配信され、さかなクンはクラリネットで参加しています。

サックスではありませんが、高校時代からクラリネット系の低音楽器を経験していることを考えると、音楽歴の広さがよく分かる参加例です。

2018年5月11日のテレビ朝日「ミュージックステーション」では、「東京スカパラダイスオーケストラ feat.さかなクン」として出演しました。

「Paradise Has No Border」と「およげ!たいやきくん」を披露しています。

同年9月17日の「MUSIC STATION ウルトラFES 2018」では、東京スカパラダイスオーケストラ、さかなクン、白石麻衣さんによるコラボステージも実現しました。

さらに12月21日の「MUSIC STATION SUPER LIVE 2018」にも、「東京スカパラダイスオーケストラ feat.さかなクン」として出演しています。

2020年のスカパラ公式企画「おうちでパラダイス」でも「Paradise Has No Border」に参加。

このときはバスサックスではなくバスクラリネットを担当しました。

同じ曲でも楽器を変えて参加している点は、さかなクンの音楽歴を理解するうえで興味深いところです。

そして2024年11月16日には、阪神甲子園球場で開催された東京スカパラダイスオーケストラの35周年ライブ「スカパラ甲子園」にゲスト出演しました。

「Paradise Has No Border」には多くのゲスト奏者が加わり、公式収録情報では、さかなクンについて「Bass sax:さかなクン」と記載されています

2016年の氷結CMから約8年後にも、同じ曲をバスサックスで演奏しているわけです。

これだけでも、「CMの一度きりの企画だった」という見方とは大きく異なることが分かります。

さらに2026年には新曲とフルオーケストラ公演でも再び共演しており、音楽的な交流は10年規模で続いています。

バスサックス以外の演奏実績

さかなクンというと巨大なバスサックスを思い浮かべる人が多いですが、演奏できるサックスはバスサックスだけではありません。

確認できる実演例だけでも、テナーサックスやソプラノサックスがあります。

2015年にはグループ魂の日比谷野外大音楽堂ライブへ出演し、テナーサックスを演奏しました。

これは氷結CMより前の出来事です。

そのため、2016年のCMで初めてサックスへ取り組んだという説明は、時系列から見ても当てはまりません。

アルトサックスについても、2017年のヤマハ関連イベントのプロフィールで、時々演奏する楽器として紹介されています。

さらに公式YouTubeでは希少なピッコロサックスを所有楽器として紹介し、実際に音色も披露しています。

サックス以外まで含めれば、中学のトロンボーン、高校から続くバスクラリネット、コントラバスクラリネットなどもあります。

つまり、音楽歴全体を見ると、「バスサックスだけを吹く人」ではなく、「低音楽器を中心に幅広い管楽器を演奏する人」と整理するほうが実態に近いでしょう。

特に低音管楽器への関心は一貫していますが、必ずしも低音だけに限定されているわけではありません。

そのことを象徴するのが、2026年のソプラノサックスでのレコーディング参加です。

2026年はソプラノサックスでも参加

2026年にも、さかなクンと東京スカパラダイスオーケストラの音楽的な関係は続いています。

2026年4月8日に配信された「グッドラック!マイフレンド feat.ムロツヨシ & さかなクン」では、さかなクンがソプラノサックスを担当しました

作詞は谷中敦さん、作曲はNARGOさん、編曲は東京スカパラダイスオーケストラ。

歌はムロツヨシさんと茂木欣一さんが担当し、さかなクンはソプラノサックスに加えて声でも参加しています。

この曲はNHK Eテレのテレビアニメ「ねずみくんのチョッキ」の主題歌です。

ここで演奏しているソプラノサックスは、2016年の氷結CMで使ったバスサックスとはかなり性格の異なる楽器です。

バスサックスが大型で低音域を担当するのに対し、ソプラノサックスは小型で高音域を担当します。

そのため、2026年の参加は「さかなクンは低音の巨大サックスしか演奏しない」というイメージとは異なる演奏例です。

さらに2026年5月12日には、東京国際フォーラム ホールAで開催された「東京スカパラダイスオーケストラ billboard classics Symphonic Tour 2026」の東京公演へゲスト出演しました。

東京スカパラダイスオーケストラと東京フィルハーモニー交響楽団によるフルオーケストラ公演で、さかなクンは中納良恵さんらとともにゲストとして参加しています。

確認できる参加曲には、「グッドラック!マイフレンド feat.さかなクン」「銀河と迷路 feat.さかなクン」「Paradise Has No Border feat.さかなクン」などがあります。

公演レポートでは「グッドラック!マイフレンド」でソプラノサックスを手に登場し、声とソプラノサックスで参加したことが確認されています。

一方、「Paradise Has No Border」など他の参加曲で具体的に何種類の楽器を使ったのかは、確認できる情報だけではすべて特定できません。

そのため、個別の使用楽器について確認できない部分まで推測する必要はありません。

2026年現在も、さかなクンのサックス演奏は続いています。2016年の氷結CMから約10年が経った後も、東京スカパラダイスオーケストラの新曲やコンサートへ奏者として参加していることが確認できます。

関連CD・映像・楽譜で演奏を楽しむ

さかなクンとサックスの関係を知ると、「説明だけでなく実際の演奏を見てみたい」「Paradise Has No Borderを音源で聴いてみたい」と思う方もいるでしょう。

氷結CMだけでなく、正式なCDやライブ映像として確認できる作品があります。

作品 内容
道なき道、反骨の。 2016年6月22日発売。「Paradise Has No Border」を収録。DVD付き形態ではキリン氷結版の映像を収録する形態あり
Paradise Has NO BORDER 2017年3月8日発売。「Paradise Has No Border feat.さかなクン」を収録
叶えた夢に火をつけて燃やす LIVE IN KYOTO 2016.4.14 & トーキョースカジャンボリー2016.8.6 2016年京都公演でさかなクンがゲスト出演したライブを確認できる映像作品
TOKYO SKA TREASURES ~ベスト・オブ・東京スカパラダイスオーケストラ~ 形態により「Paradise Has No Border feat.さかなクン [2020 Remaster]」を収録
35th Anniversary Live「スカパラ甲子園」 2024年11月16日の甲子園ライブを映像化。「Paradise Has No Border」でBass sax:さかなクンと公式収録情報に記載

2016年当時の姿を確認したいなら、「道なき道、反骨の。」のDVD付き形態や京都ライブの映像作品が候補になります。

CMだけではなく、ライブステージで実際に演奏している姿まで見たい場合には、京都公演の映像が分かりやすいでしょう。

一方、2016年から年月が経った後もバスサックスで共演していることを確認したい場合には、35th Anniversary Live「スカパラ甲子園」の映像作品があります。

2024年11月16日の甲子園ライブを収録した作品で、「Paradise Has No Border」の公式収録情報にも「Bass sax:さかなクン」と明記されています。

氷結CMだけを見て「CM用の一度きりの演奏だったのでは」と感じた人にとっては、その後も同じ楽曲をバスサックスで演奏していることを映像で確認しやすい作品です。

実際のライブ映像を見たい方は、収録内容や各通販サイトの取扱状況を確認してみてください。

音源として聴きたい場合には、「Paradise Has NO BORDER」に収録された「Paradise Has No Border feat.さかなクン」などがあります。

作品によってCD、DVD、Blu-rayなど形態が異なるため、探す際は収録内容を確認すると間違いを防げます。

また、「Paradise Has No Borderを自分でも演奏してみたい」という方には吹奏楽版の楽譜もあります。

この曲には複数の吹奏楽アレンジがあり、バスサックスパートを含む版や、バスサックスがない場合にバリトンサックスで代用できるとする版もあります。

難易度についても、Grade 3前後のものや、2025年発売のGrade 3.5版など複数の選択肢があります。

ただし、「Paradise Has No Border」という同じ曲名でも、出版社や編曲者によって内容は同一ではありません。

購入する場合は、次の点を確認しておくと安心です。

  • 編曲者
  • 出版社
  • 演奏グレード
  • 必要な楽器編成
  • バスサックスの独立パートがあるか
  • バリトンサックスなどで代用できるか

特に、さかなクンのバスサックス演奏を見て「同じパートを演奏したい」と考える場合、すべての吹奏楽版にバスサックスパートが用意されているわけではありません。

楽譜の販売ページに掲載されている編成表を確認してから選ぶのが確実です。

さかなクンの演奏を見てサックスを始めたくなったとしても、バスサックスは一般的な初心者向けサックスとは言いにくい楽器です。大型で高価なうえ流通量も少なく、保管や運搬にも負担があります。初めてサックスを選ぶ場合は、アルトサックスなど一般的な選択肢も含め、楽器店や指導者へ相談してください

さかなクン自身も、最初からバスサックスを演奏していたわけではありません。

中学でトロンボーン、高校でバスクラリネットを経験し、その後さまざまな管楽器へ演奏の幅を広げています。

そのため「さかなクンが吹いているから、初心者も最初からバスサックスを選ぶべき」と考える必要はありません。

さかなクンは、2016年のサックスCMで突然楽器を始めた人ではありません。

中学1年生で吹奏楽部へ入り、3年間トロンボーンを担当。高校では以前から憧れていたバスクラリネットを演奏し、成人後も多数の管楽器を所有・演奏してきました。

2016年のキリン「氷結」CMでは、本人所有のC.G. Conn製バスサックスを使って東京スカパラダイスオーケストラと「Paradise Has No Border」を演奏しました。

このCMをきっかけに「さかなクン=バスサックス」という印象が強まりましたが、その後もスカパラとの関係は続いています。

ライブ、テレビ、正式な音源へ繰り返し参加し、2024年の「スカパラ甲子園」でもバスサックスを担当しました。

さらに2026年には「グッドラック!マイフレンド feat.ムロツヨシ & さかなクン」でソプラノサックスを担当し、同年のフルオーケストラ公演にもゲスト出演しています。

バスサックスだけでなく、テナーサックス、ソプラノサックス、バスクラリネット、コントラバスクラリネットなど、さまざまな管楽器との関わりがあります。

巨大なバスサックスを演奏する姿だけを見ると「意外な特技」に見えるかもしれません。

しかし、その背景をたどると、中学生の頃から長く続いている管楽器への興味と演奏経験があります。

そこまで知ってから2016年の氷結CMやその後のライブ映像を見ると、単なる意外性を狙った演出とは違った見え方をしてくるでしょう。

さかなクンとサックスに関するよくある疑問

Q1. さかなクンは本当にサックスを吹いていますか?

A. はい。さかなクン本人が実際に演奏しています。2016年の氷結CMだけでなく、ライブ、テレビ、正式な音源にも奏者として参加しています。

Q2. 氷結のCMで吹いていたサックスは何ですか?

A. バスサックスです。一般的なアルトサックスやテナーサックスではなく、バリトンサックスよりさらに低い音域を担当する大型サックスです。

Q3. 氷結CMの楽器はバリトンサックスではないのですか?

A. いいえ。氷結CMで演奏したのはバスサックスです。バリトンサックスも大型ですが、バスサックスはさらに低い音域を担当します。

Q4. CMで使ったバスサックスは本人のものですか?

A. はい。本人所有のC.G. Conn製バスサックスです。約100年前の楽器と紹介されています。

Q5. C.G. Conn製バスサックスの型番は何ですか?

A. C.G. Conn製であることは確認できますが、公開情報から確実に断定できる型番やシリアル番号は確認できません。

Q6. 氷結CMで使ったバスサックスは何kgありますか?

A. 本人は約8kgと説明しています。大型の低音管楽器で、演奏時にはエンドピンを使って支える構造を持っています。

Q7. さかなクンは中学生の頃からサックスを吹いていたのですか?

A. 中学時代の担当はサックスではなくトロンボーンです。3年間トロンボーンを担当し、高校ではバスクラリネットを演奏しました。

Q8. さかなクンがサックスを始めたのは何歳ですか?

A. サックスを初めて演奏した正確な年齢や年月は、確認できる公式情報では明確ではありません。中学から管楽器を始め、成人後には複数種類のサックスを演奏しています。

Q9. スカパラとの共演は氷結CMだけですか?

A. いいえ。2016年以降、ライブ、テレビ、正式な音源などで継続的に共演しています。2024年の「スカパラ甲子園」や2026年の新曲・コンサートでも共演しています。

Q10. バスサックス以外のサックスも吹けますか?

A. はい。2015年にはテナーサックスを演奏した実績があり、2026年には「グッドラック!マイフレンド feat.ムロツヨシ & さかなクン」でソプラノサックスを担当しています。アルトサックスも演奏楽器として紹介されています。

Q11. さかなクンは現在もサックスを演奏していますか?

A. はい。2026年4月配信の「グッドラック!マイフレンド feat.ムロツヨシ & さかなクン」でソプラノサックスを担当し、同年5月のスカパラのフルオーケストラ東京公演にも出演しています。

Q12. さかなクンはプロのサックス奏者ですか?

A. 主な肩書きは魚類に関する研究・啓発活動やタレント活動などで、サックス専業のプロ奏者として活動しているわけではありません。一方、中学からの長い管楽器経験があり、プロミュージシャンとのライブや正式なレコーディングへ継続して奏者として参加しています。