定年を迎えて、何か新しい趣味でも始めようかな、と考えたとき、テレビから流れるウクレレの優しい音色に「あれ、いいな」と思ったことはありませんか? ハワイアン音楽や旅番組なんかで耳にすると、心が和みますよね。
でも、いざ「シニアがウクレレ入門」なんて考えると、「楽器なんて学生の時以来、触ったこともないし…」「指が痛いんじゃないかな?」「今からウクレレ教室に通うのも、なんだか気後れするなぁ…」なんて、不安も次々に出てきますよね。特に昔、ギターで挫折した経験があると、なおさら尻込みしちゃうかもしれません。
それに、ウクレレの選び方と言っても、お店にはいろんな種類が並んでいますし、もし独学でやるならどう練習すればいいのか、そもそも楽譜が簡単なのかも気になるところです。本当に続くのかどうかも、心配ですよね。
実は、ウクレレはシニア世代に嬉しい効果も期待できる、とっても魅力的な楽器なんですよ。この記事では、そんなウクレレ入門に関するシニアの皆さんの不安や疑問を、一つひとつ丁寧に解きほぐしていけたらなと思います。「これなら私にもできそう」「なんだか楽しそう」と感じてもらえると嬉しいですね。
- シニアにウクレレがおすすめな理由(健康面や生活面でのメリット)
- 楽器未経験でも安心なウクレレの選び方(サイズや価格、重要なポイント)
- 独学と教室、自分に合う練習方法のメリット・デメリット
- 楽譜や指の痛みなど、よくある不安の具体的な解消法
シニアのウクレレ入門、不安解消ガイド
「本当に私にもできるんだろうか…」「始めても、どうせ三日坊主なんじゃないか…」 新しいことを始める前は、誰でも不安がつきものですよね。かくいう私も、最初はそうでした。
ここでは、シニア世代の方がウクレレ入門でつまずきがちな「よくある不安」について、一つひとつ一緒に見ていきましょう。先に不安を解消しておけば、きっと安心して一歩を踏み出せると思いますよ。
シニアに嬉しいウクレレの効果とは?
ウクレレって、ただ音を鳴らして楽しいだけじゃないみたいなんです。よく「指先を使うと脳にいい」って言いますけど、ウクレレもまさにそれかなと思います。セカンドライフの健康維持にも、一役買ってくれるかもしれません。
脳の活性化(脳トレ)に
楽器の演奏って、実はすごく頭を使っているんですよね。「デュアルタスク(二重課題)」なんて難しい言葉もありますが、要は「同時に色々なことをする」ということです。
- 左手で弦を押さえる(指先の細かな動き)
- 右手で弦を弾く(リズムを取る)
- 楽譜(コード譜)を目で追う
- 音を耳で聴く
- (慣れてきたら)歌う
これらを同時に行うわけですから、脳の様々な部分が活発に働くそうですね。指先を複雑に動かすことは、脳の運動野という部分を刺激すると聞きます。こういう知的活動が、認知機能の維持にも良い影響を与えてくれるかも、なんて期待しちゃいますよね。
指先のリハビリや運動機能の維持に
日常生活で、指先を一本一本意識して動かすことって、意外と少ないかもしれません。ウクレレは、普段使わない指の筋肉を動かす、とても良い運動になります。指先の細かな動きを続けることは、日常生活で衰えがちな運動機能の維持・向上にも役立つかなと思います。
心の癒し(ストレス解消)に
なんといっても、ウクレレの「ポロン」という音色。あのナイロン弦が奏でる温かく優しい音は、聴いている人だけでなく、弾いている本人を一番癒してくれる気がします。科学的には、心地よい音楽はセロトニンの分泌を促して、心をリラックスさせる効果が期待できる、なんて話も聞きますね。
新しい「生きがい」と「仲間」

毎日練習する目標ができると、生活にハリが出ますよね。そして、昨日まで弾けなかったコードが押さえられた時、1曲通して弾けるようになった時の達成感は、本当に格別です。それが「生きがい」や「自己肯定感」に繋がっていきます。
また、教室やサークルに参加すれば、共通の趣味を持つ同世代の仲間ができます。社会的な孤立を防ぎ、交流の輪が広がるのも、大きな魅力だと思いますよ。
シニアに嬉しいウクレレの魅力 まとめ
- 脳トレに: 指・目・耳・声を同時に使うことで脳が活性化。
- 指先のリハビリに: 普段使わない指の筋肉を動かす良い運動に。
- 癒し効果: 「ポロン」という優しい音色に心が和みます。
- 新しい生きがいに: 1曲弾けた時の達成感は格別です。
- 仲間づくりに: 教室やサークルで新しい出会いがあるかも。
健康効果に関するご注意
※これらの効果には個人差があり、特定の病気の予防や治療など、医学的な効果を保証するものではありません。あくまで「趣味を通じた健康維持の助けになるかもしれない」という視点で、楽しむことを第一に考えてくださいね。ご自身の体調に関して不安がある場合は、専門の医師にご相談ください。
ギターと違い、ウクレレは指が痛い?
これ、本当に気になりますよね。とくに昔、フォークギターに挑戦して、指先にマメができて、あの「Fコード」で挫折した…なんて経験があると(笑)。あの痛みを知っていると、弦楽器と聞いただけで構えてしまうかもしれません。
でも、結論から言うと、ギターとは比べ物にならないくらい痛くありません。
弦の素材が全く違います

あの痛みの原因だったギターの弦は、硬い「金属製(スチール)」ですよね。だから、押さえるのにものすごい力が必要でした。指が切れるかと思うくらい痛かったです。
それに比べて、ウクレレの弦は基本的に「ナイロン製」(またはフロロカーボンという素材)が主流です。触ってみるとわかりますが、釣り糸みたいに柔らかいんですよ。
だから、ギターを押さえる力の半分以下、いやもっと少なくてもちゃんと音が出る感じがします。もちろん、始めたばかりの頃は、指先が「あれ?ちょっと押さえてるな」とジンジン感じることはあるかもしれません。でも、ギターの時のような鋭い痛みじゃないので、毎日15分も触っていれば、指先がすぐに慣れる方がほとんどだと思いますよ。
「弦高」の低いものを選ぶと、さらに楽
もう一つのポイントが「弦高(げんこう)」です。これは、弦と、指板(指で押さえるネックの表面の板)との「隙間」のことです。
この隙間が広ければ広いほど、弦を指板に届かせるために強く押さえ込む必要があり、指が痛くなります。逆に、弦高が低く調整されている楽器は、本当に軽い力で押さえられます。
楽器店で相談してみましょう
もし楽器店で買うなら、シニアであることを伝えて、「弦高が低くて、押さえやすいウクレレを探しています」と相談してみるのが一番です。良い店員さんなら、きちんと調整された弾きやすい一本を選んでくれるはずですよ。
楽譜が簡単!五線譜が読めなくても安心

「楽器=五線譜(おたまじゃくし)」というイメージ、ありますよね。音楽の授業で習ったけど、もうすっかり忘れてしまった…あれが苦手で音楽を諦めた、という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ウクレレは大丈夫です。全く問題ありません。ほとんど五線譜を使いませんから。
ウクレレで主に使うのは、五線譜とは全く違う、もっと直感的な楽譜なんです。
「TAB(タブ)譜」という専用楽譜
これは、ウクレレの4本の弦を「4本線」で表したものです。その線の上に、「何番目の弦の、何番目のマス目(フレット)を指で押さえるか」を数字で書いてあるだけなんです。
例えば「一番下の線(1弦)に 3 と書いてあったら、一番下の弦の3番目のマス目を押さえる」という、とっても直感的な仕組みです。これなら、見たまますぐに弾けますよね。
弾き語りは「コード譜」がメイン
歌の伴奏(弾き語り)をしたい場合は、さらに簡単かもしれません。歌詞が書いてあって、その上に「C」とか「G7」とか「F」といったアルファベットの記号が書いてあるもの、あれが「コード譜」です。
これは、「この歌詞のタイミングで、C(ドミソ)の和音を弾いてくださいね」という印です。なので、「C」の押さえ方、「G7」の押さえ方…という和音の形(フォーム)をいくつか覚えてしまえばいいわけです。どちらも、五線譜を読む知識は全く必要ありませんよ。
飽きっぽい性格でも続けられる?
わかります(笑)。「どうせ始めても、三日坊主になっちゃうんじゃないかな…」って、新しいことを始める時は誰でも思いますよね。
ウクレレのいいところは、他の楽器に比べて、比較的早く「1曲弾けた!」という達成感を味わえることかなと思います。この「小さな成功体験」が、続けるモチベーションになるんですよね。
例えば、「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」や「きらきら星」、童謡の「かえるの合唱」なんかは、実は3つくらいのコード(和音)を覚えるだけで、最初から最後まで弾き語りができちゃうんです。ギターだと、こうはいきませんからね。(例えば C、G7、F の3つとか)
まずは「完璧」を目指さなくていいと思います。音程がどうとか、リズムがどうとか、最初は気にしなくていいんです。「ポロン」と音を出すだけでも楽しいですし、「今日はCコードだけ、キレイに鳴るように練習しよう」くらいの気楽さで、毎日15分でもいいから触ってみるのが続けるコツかもしれませんね。
押入れにしまい込まず、いつも目につくところにスタンドで立てておくのも、手に取るきっかけになっていいですよ。
手が小さくても指が太くても弾ける?
これもよくある心配ですね。「私は手が小さいから、弦に指が届かないんじゃないか…」とか、逆に「指が太くて、隣の弦にも触っちゃいそうで、変な音になっちゃうんじゃ…」とか。
これも結論から言うと、大丈夫です。ちゃんと弾けます。そのために、ウクレレにはいくつか「サイズ」があるんです。
ウクレレの主なサイズ比較
ウクレレには色々なサイズがありますが、初心者がよく使うのは主に「ソプラノ」と「コンサート」の2つです。
| サイズ | 特徴 | シニアへの推奨度 |
|---|---|---|
| ソプラノ | 最も小さく、ウクレレらしい「ポロンポロン」という可愛い音色。フレット(指板のマス目)の間隔が狭い。 | 手が小さい、指が細い女性には◎。指が太い方や男性には少し狭く感じるかも。 |
| コンサート | ソプラノより一回り大きい。音程が安定しやすく、音量も豊か。フレットの間隔に余裕がある。 | シニアの方の入門用に最もおすすめ。指が太い方でも押さえやすく、指が動かしやすい。 |
| テナー | さらに大きい。ギターに近い感覚。ソロ弾きなどにも使われるが、入門用としては少し大きいかも。 | 経験者や、ゆったり弾きたい人向け。 |
手が小さい、指が細い方
手が小さい方や、指が細い女性には、一番小さな「ソプラノ」サイズでも良いと思います。ウクレレらしいコロコロとした音色も魅力です。
指が太い、または指が動きにくいと感じる方
シニアの方や、指が太い男性、「最近どうも指が動かしにくくて…」と感じる方には、断然「コンサートサイズ」をおすすめします。
コンサートサイズの方が、弦を押さえるマス目(フレット)の間隔がソプラノより少し広いんですね。だから、指を置くスペースに余裕があって押さえやすいですし、指が隣の弦に触れてしまうミスも減ります。まずはこの「コンサート」から始めてみるのが、失敗がないかなと思いますよ。
シニアのウクレレ入門、練習法と選び方
さて、不安が少し軽くなったら、次は具体的に「どうやって始めたらいいの?」というステップに進みましょう。ウクレレと一口に言っても、ピンからキリまであります。ここでは、シニア世代の方が「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないための楽器の選び方や、ご自身の生活スタイルに合った練習方法について、詳しくご紹介しますね。
シニア向けウクレレの選び方、3つのコツ
楽器選びは最初が肝心ですよね。でも、いきなり何十万円もする高価なものを買う必要は全くありません。シニアの私たちが「始めやすくて、続けやすい」ための、失敗しない選び方のコツを3つ、まとめてみました。
その1. サイズは「コンサート」がおすすめ
先ほども詳しくお話ししましたが、シニアの方の入門用としては「コンサートサイズ」が一番弾きやすいかなと思います。指を置く場所に余裕があって、音程も安定しやすいですよ。迷ったら、まずは「コンサート」を選んでおけば間違いないと思います。
その2. 大事なのは「ペグ(糸巻き)」
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これは本当に重要です。ペグというのは、ウクレレの頭(ヘッド)についている、弦を巻くネジみたいな部品のことですね。ここで音程を合わせます(チューニング)。
ペグには大きく分けて2種類ありますが、シニアの方には横向きにネジが出ている「ギアペグ」タイプを絶対に選んでください。
- ギアペグ(推奨): 歯車(ギア)が入っていて、少しずつゆっくり回せるため、正確に音を合わせやすいです。一度合わせると音が狂いにくいのも大きなメリットです。
- ストレートペグ(非推奨): 見た目は伝統的でスッキリしていますが、直接弦を巻き上げるタイプなので、音合わせが非常にシビア(ちょっと回しただけで音が変わりすぎる)で、狂いやすいです。これは初心者、特にシニアの方には難しいと思います…。
その3. 予算は1万円?3万円くらいを目安に
楽器の値段は本当にピンキリです。でも、安すぎるもの(5,000円以下など)は、おもちゃに近く、音程が合わなかったり、弦高(弦の高さ)が高すぎて押さえにくかったり…と、弾きにくいことが原因で挫折してしまうことがよくあります。
かといって、最初から高価な「単板(一枚板)」の楽器は、音が良い反面、湿度や温度の管理がデリケートで気を使います。
まずは1万円から3万円くらいの「入門モデル」で十分だと思います。この価格帯なら、湿度変化にも強い「合板」素材でも、楽器としての基本性能はしっかりしているものが多いですね。信頼できるメーカー(Famous, Kiwaya, Enya, Ariaなど)のものなら、なお安心かなと思います。
安すぎる楽器の注意点
おもちゃのような楽器は、チューニング(音合わせ)が本当にすぐに狂ってしまいます。弾くたびに音がズレていると、練習になりませんし、何より弾いていて楽しくないですよね。せっかくのやる気が削がれてしまいます。価格はあくまで目安ですが、最低限の品質は確保したいところです。
どこで買うのが良い?(楽器店 vs ネット)
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一番のおすすめは、やはり実際に楽器店に足を運ぶことです。シニアであることを伝えて、「弦高が低くて押さえやすいもの」「ギアペグのもの」と相談すれば、店員さんが選んでくれますし、実際に触らせてもらうこともできますからね。
ただ、近くに楽器店がない場合や、出かけるのが大変な場合は、ネット通販も便利です。その場合は、信頼できるメーカーの「入門セット」を選んでおけば、大きな失敗はないかなと思います。
失敗しない入門セットと必要な道具
「じゃあ、何を揃えたらいいの?」となりますが、あれこれ個別に選ぶのは大変ですよね。最初は「入門セット」になっているものを買うのが一番手軽で失敗がないかなと思います。ウクレレを始めるのに必要なものが、だいたい全部入っていますからね。
セットを選ぶ際、最低限、これだけは入っているか確認しておきましょう。
1. ウクレレ本体
選び方は上記の通りですね。「コンサートサイズ」で「ギアペグ」のものがセットになっているか、確認できるとベストです。
2. チューナー(これは必須です!)
音を合わせるための機械です。これは絶対に必要です。ウクレレはナイロン弦の特性上、弾く前に毎回(最初は弾いている途中でも)音が微妙にズレるので、その都度合わせるのが基本です。
ヘッドに挟む「クリップ式」のチューナーが、振動で音を感知してくれるので、周りがうるさくても使えて便利です。画面が大きくて、明るい場所でも見やすいものがシニア向きですね。
3. 教本(教則本)
練習の進め方がわからないと困りますよね。最近はYouTubeもありますが、やはり手元に1冊あると安心です。シニア向けには、「文字が大きく、写真や図解が多いもの」「簡単な童謡や昭和歌謡が載っているもの」が良いですね。
4. ケース
保管や、将来的にどこかへ持ち運ぶ時に必要です。最初はセット付属の布製のソフトケース(袋)で十分だと思います。
「ストラップ」があると、すごく楽ですよ!
セットには入っていないかもしれませんが、「ストラップ」(首や肩から下げるヒモ)があると、ウクレレ本体を抱える力が要らなくなるんです。特に座って弾く時も、本体が安定して、左手(弦を押さえる手)が自由になるので、シニアの方には特におすすめしたいアイテムですね。
マイペースに楽しむウクレレ独学の方法
「教室に通うのは時間的にも費用的にもちょっと…」という方は、もちろん独学でも始められます。ご自身のペースで、好きな時間に練習できるのが最大のメリットですよね。
独学のメリット・デメリット
- メリット: 費用が安い(月謝がかからない)、自分の好きな時間に練習できる、通う手間がない。
- デメリット: 間違ったクセがつきやすい、疑問点をすぐに解決できない、モチベーションの維持が難しい。
独学の方法(教本とYouTubeの併用が最強)
一番の近道は、まずシニア向けの簡単な教本を1冊買うこと。そして、それと併用して「YouTube」を徹底的に活用するのがおすすめです。
YouTubeには、本当にたくさんのウクレレの先生方が「シニア向け」「初心者向け」に、持ち方から簡単な曲の弾き方まで、無料のレッスン動画をたくさん公開してくれています。動画なら、先生の手の動きをいろんな角度から見て、一時停止しながらゆっくり真似できますから、これは本当に便利な時代になったなと思います。「シニア ウクレレ」「ウクレレ 簡単」などで検索すると、たくさん出てきますよ。
仲間と学ぶウクレレ教室のメリット
もし、お近くに「シニア向けクラス」や「初心者歓迎」と謳っているウクレレ教室があったら、通ってみるのもすごく良い選択だと思います。
教室のメリット・デメリット
- メリット: 基礎から正しく学べる(変なクセがつかない)、講師に直接質問できる、仲間ができて楽しい。
- デメリット: 費用がかかる(月謝制)、レッスン時間が決まっている、通う場所が限られる。
最大のメリットは「仲間」と「強制力」
もちろん、先生に基礎から正しく教えてもらえて、わからないことをすぐ質問できるのは大きいです。でも、最大のメリットは、やっぱり「仲間ができること」かなと、私は思います。
同じ趣味を持つ同世代の仲間たちと、ああでもないこうでもないと言いながら一緒に練習するのって、それ自体がすごく楽しい時間ですよね。「あの人も頑張ってるから私も」って、良い刺激にもなります。
それに、「来週までにここまで練習しよう」という、いい意味での「強制力」が働くので、独学より続きやすい、という面もあるかもしれませんね。グループレッスンは和気あいあいと楽しめますし、発表会などを目標にするのも張り合いが出ますよ。
最近は「オンラインレッスン」も
最近は、自宅にいながらZoomなどを使って、講師とマンツーマンで学べる「オンラインレッスン」も増えてきました。独学と教室の中間のような感じで、通う手間がないのが魅力ですね。
最初のステップ、音の出し方と持ち方
さあ、もし楽器が手元に来たら、まず何をしましょうか。難しく考えなくて大丈夫です。最初のステップはとっても簡単ですよ。順番にやってみましょう。
ステップ1:チューニング(音合わせ)
まずはクリップチューナーをウクレレのヘッド(先端)に挟んで、電源を入れます。4本の弦を上から順番に「G(ソ)、C(ド)、E(ミ)、A(ラ)」の音に合わせます。(4弦がG、3弦がC、2弦がE、1弦がAです)
1本ずつ弦を「ポロン」と鳴らして、チューナーの画面が緑色(または針が真ん中)になればOKです。これは弾く前の「準備体操」として、毎回必ずやるクセをつけましょう。
ステップ2:持ち方(構え方)
椅子に浅すぎず深すぎず座るのが楽だと思います。右利きの人の場合、右足の太ももの上にウクレレのくびれた部分を乗せます。そして、右手で軽く抱え込むようにして、右肘の内側あたりでボディ(胴体)を軽く固定します。
※左手(弦を押さえる手)は、ネック(棒の部分)を軽く支えるだけです。左手で本体の重さを支えようとしないでくださいね。(だからこそ、ストラップを使うと非常に楽になるんです)
ステップ3:最初のコード「C(シー)」を押さえてみる
いよいよ音を出してみましょう。一番簡単なコードです。
一番下の細い弦(これを1弦と呼びます)の、先端から数えて3番目のマス目(3フレット)を、「薬指」で押さえてみてください。
…はい、たったこれだけ! これだけで「C(ドミソ)」の綺麗な和音になるんです。簡単ですよね?
ステップ4:音を鳴らす(ストローク)
「C」を押さえたまま、右手の人差し指の「爪」を使って(爪が短くても大丈夫、指の腹の少し横あたりです)、4本の弦を上から下へ「ポロン」と弾き下ろしてみましょう(これをダウンストロークと言います)。
どうですか? 綺麗な音が出ませんか? まずは「C」を押さえたまま、4拍子で「ポロン、ポロン、ポロン、ポロン」と、ゆっくり鳴らしてみることから始めましょう。
ステップ5:簡単な曲に挑戦
実は、この「C」と、もう一つ「G7(ジーセブン)」というコード(これは3本の指で押さえます)の2つだけ覚えれば、「きらきら星」や「かえるの合唱」の伴奏ができてしまうんですよ。すごいですよね。
シニアのウクレレ入門で毎日を楽しく
ここまで、シニアのウクレレ入門について、皆さんが感じているであろう不安な点や、具体的な始め方、楽器の選び方などをお話ししてきました。
楽器というと、なんだか難しくて、自分には縁遠いもののように考えてしまいがちですが、ウクレレは本当に「シニアフレンドリー」な、私たち世代に優しい楽器だなと、私は思います。
軽くて、持ち運びが楽。
音が優しくて、自分も周りも癒される。
比較的簡単で、すぐに「弾ける喜び」を味わえる。
そして、奥が深く、一生の趣味にできる。
何より、弾いていると自然と笑顔になって、心がウキウキしてきます。
「私にもできるかな?」と、あと一歩が踏み出せずに迷っている時間が、もったいないかもしれませんよ。
シニアのウクレレ入門は、これからのセカンドライフを、想像以上に豊かで楽しいものにしてくれる、素晴らしい「きっかけ」になるはずです。ぜひ、この機会に「ポロン」と、その第一歩を踏み出してみませんか?
